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新日本プロレス

新日本プロレスの最新年商は54億円 過去最高だった2018年から5億売り伸ばし/ブシロード株価は大幅高で上場来高値更新

新日本プロレス

 7月期決算のブシロード(新日本プロレス親会社)の発表数字が整い、9月にホームページにて決算内容が公開となった。

 最新年商(売上2019年7月期)は?
・ IRニュース|株式会社ブシロード

<新日本プロレス>
・売上
38億5900万円(2017年7月期)
49億円(2018年7月期)
54億1600万円(2019年7月期)※対前年10.7%増

【新日本プロレス単独の利益数字は見当たらないが、以下のスポーツ事業で傾向を確認できる】

<スポーツ事業全体 2019年7月期>
・売上5500百万円 対前年 9.6%増
・利益 608百万円 対前年21.1%減

 いわゆる増収減益となり、利益減については映像や海外強化への投資と説明されている。

 売上に直結しているのは年間観客動員数となる。43.6万人を動員(6年連続増)して対前年11.5%増。

 着実な観客増は良質コンテンツあってこそのものであり、素晴らしいこと。一方で、観客増に準じた売上増にとどまっていることは“知財(IP)多面展開によるIPの価値最大化”に課題があるとも言えよう。当然、ハロルド・ジョージ・メイ社長らの認識も、その通りであることが資料から読み取れた。

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 公表されているIR資料と決算説明会書き起こしから。

メイ社長 先ほどのプレゼンのなかで、「新日本プロレスは非常に好調である」と報告させていただいたのですが、実は日本にはプロレス団体が100団体以上あります。世界に目を向けると、その何倍もあるのです。正確な数字はどこにも記載がないのですが、数百団体から、もしかすると1,000団体を超えるぐらいのプロレス団体があります。

間違いないと言えるのは、そのなかで世界一のプロレス団体はアメリカのWWEであるということで、新日本プロレスは2位になります。我々は、この日本独特のプロレスを世界に輸出できると信じてビジネスを展開しています。

先ほど申し上げたように、現状は年間で156試合ぐらいを実施しており、満員率は約95パーセントです。

他の団体と我々が大きく違うのが、我々のプロレスを見てくれるお客さま層です。「プロレスを見るのは9割以上が男性だ」というイメージを持たれるかもしれませんが、新日本プロレスに関しては4割ぐらいが女性で、しかも非常に若く、20代・30代(が中心です)。そして男性は5割くらいですが、30代・40代(が中心)で、残りの1割ぐらいが12歳以下のお子さまになります。

我々の戦略として、まずは(現状で行っている)156試合の会場を少しずつ、できるだけ大きくしていくことです。例えば、1年で一番大きな試合が1月4日の東京ドーム大会になり、ここで約4万人を動員しているのですが、2020年は東京ドームで2日連続で試合を行います。つまり、「4万人を8万人にする」という計画で、他の地方大会も含めて、どんどん(規模を)上げていくのですが、やはりこれには限度があります。

どれだけ試合を行うとしても、選手の休みや移動等々を考えると、やはり150試合から160試合(が限界)で、極端な話、これを2倍にするのは数字的にほぼ不可能です。これだけ人気があるのであれば、チケットが買えない、会場に行けないとしても、動画配信サービスやテレビ放映を通じて収入を得ようというのが基本的な考え方です。

やはり、WWEもこの戦略です。スライドの右側のパイグラフを見ていただくとわかりますが、中央がWWEの売上構成になっており、それを囲むかのように色で表示しているのが、我々の売上構成です。ご覧のように、新日本プロレスは外側の丸い赤枠なのですが、売上の半分くらいが興行、要はチケットです。そして、2割がコンテンツ、つまり動画配信サービスやテレビ放映などで、3割がマーチャンダイジング、つまり帽子やTシャツなどのグッズです。

チケットが買えないほど人気があるのであれば、「お金を出してでも、配信サービスやテレビで見たいであろう」という方針の下、我々は動画配信サービスも展開しています。

現在は、世界で約10万人の会員に月額999円で加入いただいており、約半分が海外にいるファンの方々です。同様に、WWEもそこに力を入れていますので、もっと海外にも通用するような英語コンテンツを増やしたり、もっと外国人に受け入れられるようなコンテンツとして、試合以外のインタビューコンテンツや、(プロレスの)背景を説明するようなビデオを増やしています。これも戦略の1つです。

テレビ放映に関してですが、今は世界10ヶ国でレギュラー放送をしています。アメリカ、カナダ、フランスも含まれていますが、まだ10ヶ国であり、放映していない国がたくさんありますので、そこも増やしていきたいと思っています。

そして忘れてはいけないこととして、人気が高まるとグッズも売れるということで、これからも越境ECには非常に力を入れていきたいと考えています。以上です、ありがとうございました。

 新日本をもっとビッグにしていくために、戦略のアウトラインには大賛成。

 記載をそのまま受け取ると、新日本プロレスワールドの国内会員数は5万人。2019年の1・4東京ドーム大会観衆が38,162人だったことを考えると、「新日本が好きな全国ファンの数に比べたらワールド会員数って少なくない!?」って気になる。ファンから「海外ばかりに力を入れないで」という声も聞かれるが、新日本側からしたら“国内ファンは財布が固いんで・・・”ってなるんじゃないかな。

 ワールドってめちゃめちゃいいんだけどな、スマホでも見れるし。リアルタイムじゃなくて、追っかけでもOKなんだし。

 というわけでファンの意見を出していくのがいいんだと思う。こんな企画があったら「今まで正直スマン、登録します」ってものを考えていこうではないですか。いつもの柴田ネタの例で恐縮だが、2017年4月の「オカダ・カズチカvs.柴田勝頼」直前のリアルタイム柴田インタビュー番組(生配信)なんてめちゃめちゃ震えたけどなぁ! 隔週など定期的に生配信番組とか需要ないのかな。あるいは機能上、何かのシステムを併用しなきゃダメかもだけど、『メイ社長と一緒にマッチメイク会議!』とかをリアルタイム投票つきで流すとか。どうでしょう!?

* * *

 親会社ブシロードは7月にマザーズ新規上場したばかり。株価推移は?
・ ユニクロのファーストリテイリングが大幅安! 日経平均株価は大幅続落(LIMO) – Yahoo!ニュース

新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ <4385> が大幅安となり、そーせいグループ <4565> やアンジェス <4563> も大きく値を下げました。一方、ブシロード <7803> が大幅高で連日の上場来高値更新となっています。

 「大幅高で連日の上場来高値更新」って具体的には?

 さらなる事業成長を目指すための「手段」のはずのIPOが「ゴール」になっているケースが、よく「上場ゴール」と表現される。「上場直後は上がってもその後は下がる」というのが通例でもある中で、上がり続けるブシロード。期待値を上げ続けられているからこそ。

 知り合いも「下がったタイミングを見て買う」というのを狙っていたが、まったく下がらない。なんだかすごいぞ!!



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