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5年ぶりプロレス総選挙で何が起きた!? ファン7割は「実態通り」と冷静

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 13日から14日にかけてテレビ朝日などで放映された「ファン1万人がガチ投票!プロレス総選挙」。その反響は、15日に日付が変わった時点でのTwitterでのスポーツトレンドにも「#プロレス総選挙」が残っていたほどだった。なぜ喧々諤々はやまなかったのか。

新日本&スターダム上位は近年他社投票通りだったが・・・「テレ朝だから偏向」解釈相次ぐ

 テレ朝による「プロレス総選挙」は5年ぶりだったが、前回は引退選手も含んでいたことで「現役のみ」では今回が初回となった。「現役のみのプロレス総選挙」は2017~1019年にNumber誌が実施している。

 今回のトップ50はこちらでおさらいを。

 新日本プロレスによる各種受賞レース独占はここ10年以上の話になるが、ここ2年はスターダムの躍進が目覚ましい。おのずと近年他社投票からも新日本&スターダム上位が予想された。当サイトでも放映前記事で「結果的にはこれに近くなる!? 好きなプロレスラー2021週プロ版」などとした通り。

 改めて色分けしながら、今回含めた類似投票推移を確認。

 好みに合う・合わないこそ真っ二つだがファン7割は「実態通り」と冷静。

 なのに、ネット上では「テレ朝だから偏向」解釈が相次いだ。

伝えられなかった投票方法。「テレ朝だから偏向」解釈はどこから来たのか

 「テレ朝だから偏向」(テレ朝は新日本プロレス放映局であり、新日本と同じブシロードグループであるスターダム含めて配慮した)解釈はどこからやって来たのか。

◆番組内でウェブ投票結果であることに触れず

 新日本プロレス・スターダム・ノアではTwitterで定期的に投票参加が呼びかけられ、全日本も1度は告知あり。主要団体にはテレビ朝日から定型告知文章が提供されたのだろう。

 その前提で投票をしたうえで番組を見ていたファンは違和感がなかった。ただ知らなかったファンには「ん?」という思いがあったことだろう。そう番組内でウェブ投票による結果であることには触れられなかったのだ。

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◆会場取材は「結果判明後のコメント収集のみ」だったが映像でミスリード

 番組内では「ファン1万人がガチ投票」などのテロップ・ナレーションに、新日本・スターダムファンへの対面取材の映像がかぶせられた。これは明らかに「対面で投票を行っている」とミスリードする(テレビとしての見栄えはいいのだろうけれど)。

 カクトウログでは7月23日時点で、タワーレコード新宿店に足を運んだファン経由によりプロレス総選挙の取材があったことを聞いていた。順位決定後に「スターダムの選手が上位にいるので」とのくだりでコメント収集がなされたという。今回の結果では、コメント取材は新日本とスターダムにしか行かないというのもしかたがない。

◆得票数・ポイント数の表示なし

 得票数・ポイント数の表示がなかったことも話題となった。ウェブ投票では投票者ごとに1~5位が収集されたが、傾斜配点の有無さえわからなかった。

 ただこれは「表示すればいい」という単純な判断に至らなかったことも考えられる。上下選手の差が目立つことを避けるよう配慮で表示なしにした可能性もある。

◆近年他社投票で新日本&スターダム上位という傾向を知らない

 近年他社投票で新日本&スターダム上位という傾向を知らないファンも意外と多いのだろう。あるいは、「人は何かにかこつけて偏っていると言いたいものなんですよ」ともまわりからは言われもしました。

 ともかく「テレ朝が意図する団体だけに投票を行おうと足を運んだ」と思っているファンがいるとしたら、それは間違い。

 それでも「テレ朝が集計を操作したに違いない」と思い込んでいる人に対しては何を言っても会話にならないでしょう。これだけコンプライアンスが問われる時代に操作が行われていたとしたらどういう操作をしたのかに興味がわく。番組としては拳王や宮原健斗といった主要他団体トップどころは上位に持ってきた方が映えるのではとさえ思う。

 ともかく地上波放送は絶大効果で、プロレスを大きくアピールできたでしょう。新日本・スターダムにしか恩恵がなかったわけではもちろんないはず。プロレスが流行っている感じが業界全体に波及するんである。それはもう昔からずっと言われていること。大きい団体がテレビや交通広告で露出することはとても大事だ。

 地上波かつ夜でも浅めの時間帯で素晴らしいこと。内容もまたレスラーの個性を拾おうという意欲作だったし、あの10・9ドームでの武藤敬司vs.高田延彦を出してきたこともタマらなかった。第二部では柴田勝頼の「生きてます、以上」も押さえられていたではないか。この番組のために動いたみなさんを称えたい。

「スゴいと思う現役レスラー」という問いは、「プロレス総選挙」企画に大きくは影響しない

 どんな問いであるのかが投票に与える影響に注目していたファンもいただろう。ただ「総選挙」というメインタイトルはどうしても人気投票を想起させる。仮に問いに注目したとしても、Number誌でプロレス総選挙が行われた際の「現役最高のレスラーは誰ですか」と、今回の「スゴいと思う現役レスラー」は大きくは変わらない。

 とはいえ、ちょっとしたニュアンスの違いはもちろんある。それがオカダの棚橋・内藤超を後押しし、パフォーマンス力評価でキッド女子1位を生んだのではないか。新日本・スターダム所属外でランク入りした武藤、鈴木みのる、中邑真輔、葛西純も人気に「スゴさ」が加算されたと思われる。

 “ファン団結”が順位変動として実を結ぶことも過去にはあった。Numberプロレス総選挙2019での黒潮イケメン二郎には“レッスルワン”ファンの投票をイケメンに集中させて上位に押し上げようという動きあり。週プロ・プロレスグランプリ2021では荒井優希ファンが団結。ほか中野たむが「女子プログランプリを獲りたい」と発言することでスターダムファンの投票参加が活性化した。

 こういった動きで目立ったものは、今回は見当たらなかった。サイバーファイト勢も“サイバーファイト”を仕掛けず!?

拳王「偏っているという声もあるけど、順当というところはある」 発信ピックアップ

 レスラー・関係者からの発信をいくつかピックアップしておきたい。「偏り」指摘でヒートしているファンとは対照的に、レスラーは感謝もしくは悔しさといったところか。

拳王(YouTube)「あの企画はよかったけど、俺の画像がなかったからマイナス。ブシロードグループに偏っているという声もあるけど、今のプロレス界を見ていたら順当というところはあるかなぁと。俺の42位? うーん、そこだけは順当じゃないね。冷静に分析して20位以内にいないといけない、すごい悔しかったよ。現状に腹立たしい」

遠藤哲哉(8・14後楽園)「プロレス総選挙、悔しいですよ。俺たちが『DDTは面白い』って言っても、TOP50にも入っていない……。それだけ外に届けられていない。絶対観てくれれたら面白いと思ってもらえる自信はある。8.20は俺とDDT、全員にとってもチャンス」

エル・デスペラード(番組内)「ランキングを見る感じだとテレビ朝日で作ってる番組だから、どうせ新日本なんでしょ?って意見も正直Twitterでも見てたんですけど、そうじゃなくて。
作っているのはテレビ朝日でも、投票出来るのは全部の団体のファンなんだから、そこはやっぱり自分が推してる選手がランキングに入るように純粋に推してくれたら、こっちとしても面白い結果なってくると思うの。個人的にはここにフェロモンズが入ってたらめちゃめちゃあがったんすけどね(真顔で)。ある種『スゴイ』じゃないですか。ある種」(@mowblo さん書き起こし



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