「UDONプロレス」のコシの強さと一体感 ネバーギブアップで大阪初進出
コロナ禍で二度延びた大阪進出がやっと叶った。香川県高松市を本拠地とする「UDONプロレス」は、ネバーギブアップ精神をもってファンと一緒に走り続ける。
大会結果 UDONプロレス 探偵！UDONスクープ 10月10日（日） 座・朋（大阪）
■ UDONプロレス 探偵！UDONスクープ
日時：10月10日（日） 開場13:00 開始14:00
会場：座・朋（大阪） 観衆48人（札止め＝主催者発表）配信購入13人
＜第1試合＞
△PMショーゴ
5分00秒 時間切れ引き分け
△すまいるくぅ～ん
ご当地ネタをモジったキャラクターが多い中にあって、丸亀競艇のキャラクター「スマイルくん」と実際の協賛によるすまいるくぅ～んが第1試合に登場した。愛嬌のあるアクションとは正反対のグラップリング技術を披露してツクダ監督を驚かせていた。
＜第2試合＞
〇菊間瓦権三
ヤマゴェかわしてのスクールボーイ
●UDON次郎
ラーメン二郎でもなくソーメン二郎でもないUDON次郎がめん棒を手に入場。
生地を丹念に延ばして得られたコシの強さを一定以上の太さに切って味わうまでが讃岐うどんです。
菊間瓦権三はふだん出場のキャラとは別のようだが、脱げてしまうカツラ、ピコピコハンマーで盛り上げた。
＜第3試合＞
〇さがんぼう
テングバスター
●マリンライダーJR
瀬戸大橋を走るあの列車名を彷彿させるマリンライダーJRは「説明しよう」といって盛り上がりポイントをレクチャー。
ということで“技をためる”マリンライダーだったが、対戦相手のさがんぼうもノリノリ。
＜第4試合＞
今治タオルフェイス
〇凡人パルプ
シュバイン
●マミーラミレス
宇宙魔人カロリーMX
試合のレベルもどんどん上がっていく。今治タオルフェイス&凡人パルプ。
宇宙魔人カロリーMX&マミーラミレス。
＜第5試合/KOSタッグタイトルマッチ＞
●シャドウバスターズ
（O-遍LOW、O-遍LOWウノ セコンド:O-遍LOWドス）
マハラジャ
マンバのケン
〇タイガーJト・キ新
タイトル戦。シャドウバスターズは三度笠や羽織を脱ぐと“見えない”設定で、みんな戸惑う。途中から対戦相手も面倒くさくなった（笑）。
拝み渡り風の見せ場。
＜第6試合/KOS無差別タイトルマッチ＞
●フェニックスはるぅ
カサ・デル・マール
〇マ・ルヨシ
ツヨカワ女子の波!? はるぅがメイン登場、ヨシノマネージャーも活躍
ツヨカワ女子の波はマットプロレスにまで!! マネージャーからの転身のフェニックスはるぅ。
トップヒールのマ・ルヨシが寝ても立ってもえげつない攻めを見せる。お客さんに手を伸ばすはるぅ。お客さんとの握手でロープブレイクになるというのがUDONプロレスルール。
叶わないくらいの夢に立ち向かうから人生は面白い。各方向とも3列の会場が一体となってはるぅと一緒に闘う。
壇上から…投げる!!
椅子から…飛ぶ!!（ダブルニードロップは自爆）
吊るされ…もがく!!
マ・ルヨシがカサ・デル・マールを繰り出すと、はるぅは力尽きた。
勝ったヒール側ワイルドコブラ会が締める。このあたりはシビアといったところか。
ワイルドコブラ会の女子マネージャー、ヨシノ・リヴァー（徳島県の吉野川と言うことなのでしょう）がツンデレで魅力的。闘う姿も見てみたいなァ!!
ツクダ監督「めざせ年2回の大阪大会」 高松での12・30昼夜決戦も正式決定
東京ドーム大会にもレフェリーとして上がったことがあり真壁刀義との親交もあるツクダ監督が“プロデュース”。プロレス界での経験がある“コーチ”もいて、UDONプロレスの“コシの強い”プロレスが成り立っている。
ご来場&ご観戦ありがとうございました。
初の大阪大会でしたがいかがだったでしょうか？
まだまだな部分は多いですが、選手のみんなはしっかりと楽しんで、楽しませてくれてました。
来年も必ず大阪に帰ってきます‼️カクトウログさんも取材ありがとうございました#UDONプロレス#UDONスクープ https://t.co/fiowbT4X4R
— 元 石坂鉄平 (@Teppeichanko) October 10, 2021
いきなり満員となった大阪大会は大成功。ファイナルではツクダ監督が“年2回の大阪大会”を宣言した。
社会人プロレスはマイペースでできるんじゃないかという先入観を持つ方もいるかもだが、特にこのコロナ禍、プロレスの練習段階で会社がNO意向だったケースもあるという。二度流れた大阪大会も含めて、プロレスはどこまでも“あきらめない”覚悟を伴い続けるものなのかもしれない。
もちろんUDONプロレスは前を向き続ける。高松MONSTERにおける12・30昼夜大会も発表となった。地元ファンはチェックを～。
