外国人選手ヘビー級王座独占でメイドインジャパンに危機!? メイ社長「外国人選手は同志です。新日本プロレスの良さは変えません」
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アフター6・9大阪城ホール大会が騒がしい。終了時点での新日本プロレスの王座保持者一覧。
▼IWGPヘビー級
ケニー・オメガ
▼IWGPヘビー級タッグ
マット・ジャクソン & ニック・ジャクソン
▼IWGPジュニアヘビー級
高橋ヒロム
▼IWGPジュニアタッグ
金丸 義信 & エル・デスペラード
▼IWGPインターコンチネンタル王座
クリス・ジェリコ
▼NEVER 無差別級王座
マイケル・エルガン
▼NEVER無差別級6人タッグ王座
マット・ジャクソン & ニック・ジャクソン & マーティー・スカル
▼USヘビー級王座
ジェイ・ホワイト
8冠中6冠を外国人選手が保持。ヘビー級王座を外国人が独占する事態となっている。
11日の二夜明け会見ではケニー・オメガが「日本人選手というのは、やはり『楽な試合をしてるんじゃないか』と思う」とコメント。
・ 「サンフランシスコでは、この俺が“新日本プロレス代表”として闘う!」IWGPヘビー級“新王者”ケニーがCodyと初防戦へ!!【二夜明け会見】
ケニー「日本人選手というのは、やはり『楽な試合をしてるんじゃないか』と思う。というのも、我々外国人選手のように長い移動もなければ、一回ベルトを獲られたところでまたすぐにチャンスが巡ってくる。そういう闘い方をしている選手と(今回NEVER王座を戴冠した)マイケル・エルガンを比べてれば、それはまったく頭の中でマインドが違うと思う。(中略)そして、クリス・ジェリコもそうだ。彼も年に一回か二回、いくらギャラをもらっているかわからないが、そんなお金のためだけに来ている男ではない。日本に来て試合をするのは、必ず自分自身の存在をアピールするためにやってきてるんだ。
(中略)3人のカナダ人がいまタイトルを持っていて、トップ2のベルトをウィニペグ出身のカナダ人が持っているというのは大変喜ばしいことではあるが、国内の日本人選手には一つこれを警告だと受け止めてもらいたい。別に悪い意味で言うつもりはないが、皆さんしっかりと自分自身をアピールして、より強くなるべきです。なぜならば、アナタたちは外国人選手にはまだ力が及びません。みんなで頑張ってほしい。そういった叱咤の意味をこめて、ここで一つメッセージを送りたいと思う」
解説席に入っていた蝶野正洋は、メイドインジャパンを守れとメッセージ。
・ ARISTRIST NEWS – 【蝶野正洋インタビュー 6-12】「メイド イン ジャパン」発言の真意-大阪城ホール大会で見た新日本プロレスの”変化”- – Powered by LINE
会社としてもっと大きくしていきたいところに外資系の社長が就任した、と。大阪城でもセミ、メインでチャンピオンが外国人レスラーに変わった。マッチメイクも含めて外国人のプッシュが少なからずあると思う。今までは新日本プロレスは国内のテレビ、あくまでメインは国内に向けての発信だったよね。ブシロードさんが入ってネット配信も含めて目線を海外まで伸ばし始めた。そこに目が入ってきているよ。
(中略)海外を目標にした時は日本人であることは絶対じゃないから。だから解説のときにコメントでも言ったんだよね。「新日本プロレスはメイドインジャパンでいてもらいたい」と。(中略)新日本のステータスってのは「道場」「メイドインジャパン」。けど新体制はそのステータスの推し進めじゃないと思う。今までも会社として頑張ってたけど、外資系の新たな戦略になる。もしかしたら拠点も日本じゃなくなるかもしれない。それぐらい大きな時代の変化がきているから危機感をもってやらないといけないよね。
ケニー発言に棚橋が反論、後藤が現状に危機感。
・ 共闘ことばRPG コトダマン Presents KIZUNA ROAD 2018 6月15日(金)19:00 埼玉・所沢市民体育館・メインアリーナ
棚橋「過去にこんなにも極端に外国人選手がベルトを巻いている状況っていうのはあまりないので、どうこうするっていうHow toが僕らにはないけど、この巡業で俺が見せないといけないのは、日本人レスラーはぬるい戦いをしてるって言ったヤツへの答えだから。なめんなっつうの」
後藤「危機感は感じてるよ。今日、あいつ(エルガン)に負けたことにじゃなくてね。新日本プロレスのシングルのヘビー級のベルトが外国人に奪われたっていう、そういう危機感。NEVERは俺の責任なので、早急に取り返させてもらう」
内藤も反論。
・ 【新日本】IC王座陥落 内藤お好み焼き屋で沈黙破る(東スポWeb) – Yahoo!ニュース
新日本は、外国人選手にヘビー級王座を独占される異常事態となっている。これに警鐘を鳴らすケニーからは、名指しで「内藤はワールドワイドなスーパースターではない」と指摘された。だが内藤は「ケニーに言われたくないな。『日本人選手は楽な戦いをしている』って、本当にそう思うなら、俺たちと同じスケジュールで戦ってみたら? 確かに俺たちに長時間の移動はないけど、現に明日(15日、所沢)から始まるシリーズに、彼は出ないんでしょ? とやかく言うんだったら、お前がマシン軍団の相手をしてみろ…いや、むしろ喜んで譲るから代わりにお願いします」と猛反論し、早期巻き返しを誓った。
ハロルド・ジョージ・メイ新社長がコラム更新。
・ 第1回 メイドインジャパン 社長コラム『ハロルドの部屋』
社長に就任した私が外国人であり、各タイトルのチャンピオンも現在たまたま外国人選手が多く、新日本プロレスはこれからどうなってしまうのか?と一部の方が懸念されていることはわかります。私がお客様のひとりでもきっとそう思っていたことでしょう。私は幼少期と大人になってからの時間を合わせ日本に住んで計35年ほどになります。人生の大半を日本で過ごし日本人と結婚していてこれからも死ぬまで日本に住みたいと思っています。できることなら日本人に生まれ変わりたいと思うほど日本に馴染み日本が大好きです。「外国人社長になったから新日本はどんどん変わり海外志向が強くなって、メイドインジャパンの良さを失うのではないか」「日本のファンは置いてきぼりになるのではなかろうか」と不安にお感じになるのは当然だと思います。信頼や理解は時間をかけて、しっかりと仕事をして少しずつ得られるものだと覚悟していますが、長年新日本プロレスを支えてくださっている日本のファンの皆様と全く同じ気持ち・視線を持って新日本プロレスを見ていることをこの場をかりてお伝えしたいです。また新日本プロレスのリングで活躍する外国人選手も同じです。彼らも新日本プロレスに憧れて海を渡り、新日本スピリッツを尊重して心に刻み、新日本プロレスに貢献したいと懸命に頑張る同志です。
「新日本プロレス」の良さは変えません。お客様がよりプロレスを楽しんでいただけるための改良はどんどん施していきますが、日本で生まれ皆様と共に歩んできたメイドインジャパンの「新日本プロレス」はそのままに、日本から世界の人たちに誇りたいと思っています。
メイ社長就任、ケニー初戴冠濃厚のタイミングで、こういった外国人天下の可能性をマッチメイク側が想定のひとつとしていたとしたら。選手・関係者・ファンそれぞれに、新日本をどうしていくか、どう見ていくかを考えさせる面白い投げかけをするなぁと感心する。
ケニー発言については、非WWE路線の新日本丸に乗っかっている外国人の努力を称えつつ、日本人選手にも切磋琢磨を呼びかける、ケニーの立場ならではのバランスの取れた発信ではなかったかと思う。表裏一体であるかのようにメイ社長が「外国人選手も同志です。新日本プロレスの良さは変えません」と発信しているのも、さすがなのではないかと。
非WWEとWWE。どちらのプロレスもそんなに変わらないと言う者もいるし、元新日本勢力が席巻している現WWEをみるとメイドインジャパンの魅力は世界を凌駕しかねないものとも思える。V字回復してきたと言われる新日本であるが、ここまで復興してきた新日本の基軸は試合内容至上主義に他ならない。
総合格闘技に押され、プロレス存亡の危機感に陥った2000年代。ここから新日本は、自団体と国内他団体の“バリバリ動ける”選手同士をこれでもかとぶつけまくった。ネームバリューや短期的集客だけならレジェンド投入など他のやり方もあったが、あくまでもリング上の質にこだわり続けた。それが昨今では、ケニーやヤングバックス、Codyといった世界の非WWEスターズを“ぶつける相手”に選び、スケールアップさせた。
もちろん6・9大阪城でのケニーvs.オカダ・カズチカは、新日本の最先端に他ならない。「これでも決まらないのか」「まだこんなに動けるのか」という驚感の連続、なのに65分間に時間稼ぎ技がほとんどないという“ツッコミどころのなさ”まで担保している。加えて、フィニッシュ技の威力は損なわれず、これまでの歴戦の攻防の先を描いた物語性もあった。全方位型で新日本の地位を際立たせる担い手がケニーとオカダとなっている。
外国人選手のヘビー級王座独占とされつつも、大阪城のファイナルの構図に飯伏幸太が入っているのが、これはこれでメイドインジャパンぶりが感じられてよいではないか。
それでいて、クリス・ジェリコとレイ・ミステリオJr.をゲスト参戦させて、WWE陣営選手とのWIN-WINも追加で成立させているのだから面白い。
日本から世界に誇る新日本プロレスはまだまだ途上。メイ流メイドインジャパンから目が離せないのだ。
>> 新日本プロレス公式サイト
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