2024年1月に没四半世紀 ジャイアント馬場の自伝復刊&伝記絵本刊行
逝去から来年1月で25年。没後四半世紀にあたり、ジャイアント馬場の自伝復刊&伝記絵本刊行が発表された。
自伝復刊『ジャイアント馬場 16文キックの伝説』2023年10月25日発売
ジャイアント馬場さんの逝去から来年1月で25年。没後四半世紀を前に、ジャイアント馬場さんの1994年刊の自伝を、『ジャイアント馬場 16文キックの伝説』として東京新聞(中日新聞東京本社)が復刊します。復刊に当たり、馬場さんの元付き人で、故人をよく知るレフェリー和田京平さん(68)のインタビューやプロレス写真家・山内猛さんの写真を新たに収録。時代状況と、その中での馬場さんやプロレスへの人々の熱狂ぶりがよくわかる序章も加えました。
人々を熱狂させたプロレスラーで、テレビCMやバラエティー番組で人気のタレントとしても親しまれたジャイアント馬場さんが惜しまれつつ亡くなったのは、1999年1月31日。逝去5年前に刊行された『16文の熱闘人生』で馬場さんは、自身の半生について率直に語っていました。野球に熱中した新潟での少年時代、巨人軍に入団したいきさつ、プロレスへの転向、力道山との関係、海外武者修行、日本プロレスのエース時代、全日本プロレス設立、そして円熟した五十代半ば……。10月25日に発売する『ジャイアント馬場 16文キックの伝説』は、その自伝『16文の熱闘人生』を丸ごと復刊。スーパースターでありながら早世した馬場さんに関する伝記ものは少なく、貴重な肉声を伝える1冊となっています。
『ジャイアント馬場 16文キックの伝説』『ジャイアント馬場 16文キックの伝説』
力道山がいた、猪木もいた、鶴田が、三沢が……人気プロレスラーの熱闘がテレビで放映され、多くの人が夢中になったあの頃。復刊に当たってそうした時代状況がわかる序章や人柄が浮き立つインタビュー、名勝負を思い起させる写真の数々を加え、本書はプロレスファンならずとも、熱きプロレスとその時代を楽しめる一冊となっています。ぜひご一読ください。
【書籍情報】
・タイトル:『ジャイアント馬場 16文キックの伝説』
・著者:ジャイアント馬場
・定価:1,650円(税込)
・発売日:2023年10月25日
・判型:四六判
・ページ数 240ページ
・出版社:東京新聞(中日新聞東京本社)
伝記絵本『うえをむいてあるこう~ジャイアント馬場、世界をわかせた最初のショーヘイ』2024年2月19日発売
日本を代表する偉大なプロレスラー・ジャイアント馬場さん没25年にあたり、公認の絵本『うえをむいてあるこう〜ジャイアント馬場、世界をわかせた最初のショーヘイ』の刊行が決定。「プロレスの日」である2024年2月19日(月)に発売します。
児童文学作家・くすのきしげのりさん書き下ろしのストーリーに、『神田ごくら町職人ばなし』が注目されている若手漫画家・坂上暁仁さんが絵を執筆。ジャイアント馬場さんの権利を管理する株式会社H.J.T.Productionの協力により、秘蔵の写真が入った「ジャイアント馬場写真館」も掲載します。
現在アメリカの野球界を熱狂させるスーパースター大谷翔平。坂本九の「上を向いて歩こう」がビルボード・チャートの頂点を極めた今から約60年前。元プロ野球選手だった馬場正平がアメリカのプロレス界を震撼させるスーパースターとなった。今の子どもたちはもちろん、もしかしたらその親世代も知らないかもしれない、もうひとりの「ショーヘイ」の物語。その激動の人生を振り返る。戦後の日本に希望を与えたジャイアント馬場。最後まで伝え続けたメッセージとは? その生涯が絵本となってよみがえる!
※イラストは執筆中のラフです
<児童文学のトップランナーと注目の若手漫画家が初タッグ!>
●児童文学作家 くすのきしげのり
1台のテレビを家族みんなで見ていた時代。ゴールデンタイムに放送されていたプロレス。学校ではプロレスごっこ。昭和の小学生だった私にとって、「ジャイアント馬場」は絶対的なヒーローだった。今回ご縁をいただき馬場さんの絵本を書くこととなり、あらためてその人生をたどる時、私がいちばんに書きたいと思ったのはその笑顔であった。明るい日差しには当然ながら濃い影がある。チャレンジ、挫折、絶望、葛藤、そうしたものの果てにあった馬場さんの笑顔を書きたいと思ったのだ。馬場さんの年齢を超えた今、作家である私にとっても、この作品は新たなチャレンジであった。町へ出れば、多くの人が手元に目を落としている。私たちも、立ち止まり、上を向くことがあってもよいのではないだろうか。その果ての笑顔のために。
プロフィール
児童文学作家。1961年生まれ、徳島県鳴門市在住。鳴門教育大学大学院修了。絵本『おこだでませんように』、『メガネをかけたら』(ともに小学館)が青少年読書感想文全国コンクール課題図書となる。『おこだでませんように』は第 2回JBBY賞受賞。また、『ふくびき』(小学館)、『ともだちやもんな、ぼくら』(えほんの杜)は、第3回ようちえん絵本大賞を受賞。教科書掲載作品『ええところ』(Gakken)『ダメ!』(佼成出版社)『ええことするのは ええもんや!』(えほんの杜)『しょうじき50円ぶん』(あかつき教育図書)などをはじめ、『Life』(瑞雲舎)『いちねんせいの1年間シリーズ』(講談社)など200作品を超える著作は海外でも広く読まれている。
●画家 坂上暁仁(さかうえあきひと)
自分は、くすのき先生の文章を読んで初めて、ジャイアント馬場さんの人生がいかに波乱万丈であったかを知りました。本や映像で調べていくうちに、彼の表情からにじみ出る優しさと、リング上での猛々しさ、見えないところでの苦悩を感じ、自らの弱さを克服しようとし続けた彼の強さを絵で表現できたらと思い、この仕事を受けさせていただきました。ジャイアント馬場さんの人生に思いを馳せる時、自分の中ではアラン・シルヴェストリ作曲の映画音楽”Suite from Forrest Gump ”のメロディが浮かんできます。奇跡の復興を遂げていく灼熱の昭和後期の日本を駆け抜けていった優しい巨人の陰と陽、しっかりと描きたいです。
プロフィール
漫画家・イラストレーター。1994年福岡県出身。2017年に武蔵野美術大学卒業後、第71回ちばてつや賞一般部門入選。2020年からリイド社のコミック乱、トーチWebで不定期連載していた『神田ごくら町職人ばなし』が話題に。本作は2023年自身にとって初めての単行本として刊行され、即日重版となる。他にも石川県金沢市が運営している金沢職人大学校のPR漫画『金沢職人ばなし』を執筆。
(公式より)没25年という節目の年にあたり、特別企画などを考えております
ジャイアント馬場の権利を管理する株式会社H.J.T.Productionより。
いつもジャイアント馬場を応援またご支援して頂きありがとう御座います。
来年2024年は没25年となります。
没25年という節目の年にあたり、特別企画などを考えております。
詳細が決まり次第、お伝えさせて頂きます。
今後とも何卒よろしくお願い致します。#ジャイアント馬場 pic.twitter.com/JdUHG52M6B— 【公式】ジャイアント馬場記念館 (@gb_memorial) October 24, 2023