
佐藤光留「次は瓦町で全員逮捕だ」 UDONプロレスで四国の変態たちと再会誓う
1日、UDONプロレス『旗揚げ記念日』高松モンスター大会が開催された。佐藤光留がUDONプロレスに初参戦となった。
(大会概要&ルール)UDONプロレス『旗揚げ記念日』3月1日(土)高松モンスター
■UDONプロレス『旗揚げ記念日』
日時:3月1日(土)18:30
会場:香川県・高松モンスター 観衆53人(配信4含む/主催者発表)
ゲームチェンジャー・ラダーマッチ
タッグ8チーム参加【ルール】
●3本のベルト(『KOS無差別級』&『KOSタッグ』)が吊るされ、ラダーが用意される。
●『KOS無差別級』ベルトが取られた時点で「取った選手vs.最も近くにいる選手」で同タイトル戦を行う。勝者が新王者。
●『KOSタッグ』ベルトが2本とも取られた時点で「1本目選手所属チームvs.2本目選手所属チーム」でタイトル戦を行う。勝者が新王者組。
※1・2本目を同チームで取ればそのまま王者組となる。
●タイトル戦は3カウント&ノーDQにて行う。ラダーマッチ参加者によるランバージャック実施。
●各チーム及び選手は5分毎にモニターにて発表されるタスクを遂行する。
【参加チーム】
・マ・ルヨシ&さがんぼう(サイドワインダー)
・UDON次郎&ポンデ”ストリート”ライオン(フラワーサーカス)
・マリンライダーJR&番の州院長(ジャパンアナボリッククラブ)
・フェニックスはるぅ&O-遍LOW(シャドウ)
・リングナースYMT & PMショーゴ(メディカルナイスガイ)
・凡人パルプ&ヨシノ・リヴァー
・X=マミー・ラミネス(単独参戦、当初予定の今治タオルフェイスは欠場)
・魔雲テン&佐藤光留(パンクラスMISSION)セコンドにシバター
KOS無差別級選手権試合 UDON次郎vs.PMショーゴ
高松モンスターに着くなり「パートナーの魔雲テンはこれ」と説明された光留は絶句していた。UDONプロレスの仕掛け、恐るべし。
3本のベルト(『KOS無差別級』&『KOSタッグ』)が吊るされ、ラダーが用意される。ベルトが天井から取られたタイミングで王座戦が開始となる。大会前のショット。
選手名の幕が会場を彩る。
積極的に半ケツになる光留にまわりは大混乱。
タッグの1本目ベルトを天井から取った光留は魔雲テンとともにタッグ王座戦を待機。
シングルのベルトはUDON次郎が天井から取り、近くにいたPMショーゴと王座戦へ。ショーゴがアカウントBAN(変形デスバレーボム)で次郎を仕留めた。
<KOS無差別級選手権試合>
[天井獲得]●UDON次郎
アカウントBAN(変形デスバレーボム)→ブリッジ押さえ込み
[最も近くにいた選手]〇PMショーゴ
※ショーゴが新王者となる
KOSタッグ選手権試合 佐藤光留&X vs.マ・ルヨシ&さがんぼう
タスクのお題には『全員が長渕剛』なるものも。
光留に股間でキャッチされ、はるぅとヨシノが生贄になる。
名物ファン『団子山』さんへの告白タイムはツクダ監督が制す。
サイドワインダーがタッグ2本目ベルトを天井から取る。どう見ても三角コーンにしか見えない魔雲テンのかわりに、タイトル戦のタッグパートナーとして光留が指名したのはXとして参戦していたマミー・ラミレス。マスクを取ると、なんとパンクラスの先輩・冨宅飛駈だった。まさかのパンクラスタッグ実現に、マニア歓喜。光留が明かしたところによると、セコンドのシバター(香川県在住)は「呼んだら来た」とのこと。
光留&冨宅によるダブルアキレス腱固め。
冨宅による脇固めなどが冴え渡る。
さがんぼうから反撃だ。光留への蹴りが容赦ない。
レフェリーのツクダ監督を巻き込み試合を混乱させたサイドワインダーが勝ちをもぎ取った。
<KOSタッグ選手権試合>
[天井1本目獲得]佐藤光留&●X(冨宅飛駈)
ローブロー→スクールボーイ
[天井2本目獲得]〇マ・ルヨシ&さがんぼう(サイドワインダー)
※サイドワインダーが新王者となる
新タッグ王者のサイドワインダー、新シングル王者のPMショーゴが並ぶ。
マ・ルヨシ「もうUDON次郎に興味はない。獲物は佐藤光留!!」
UDON次郎「(団子山さんに続き)2回も振られた、今日」
光留「おい、俺のUDON次郎になんてこと言うんだ(観客笑い)。馬鹿野郎、あんなに“うどん”を表現するプロレスラー、UDON次郎と田村潔司以外にいないんだよ(観客笑い)」
UDON次郎「ありがとうございます!!」
光留「また会おう(と握手)。なんか今日はお呼びじゃない空気だから、ちょっと下がっといて。お前ら2人、タッグ、そんなに佐藤光留とやりたいんだったら、俺にじゃなくて見に来た人間(観客を指さす)、あと責任者(ツクダ監督を指さす)、あと上の警察にも言っとけ(観客笑い)。次は、連れてきちゃいけない人間連れてきて(観客「おー!!」)瓦町で全員逮捕だ!!(観客笑い)楽しみにしとけ。猥褻物陳列罪でお前らも前科モンだ!!」
マリンの掛け声でエンディング締め。
いつもよりも多い人数でアフターパーティーまでにぎわった。
光留が半ケツで練り歩き、全選手によるラダー昇降が繰り返され、タスクが5分ごとに課せられる。その間のパフォーマンスが出場選手たちに問われ、どこを見ていいかわからないワチャワチャ感が会場を支配した。
それだけに、最後の最後に来ての光留からのパートナー冨宅指名が大どんでん返しとなる。「えっ、UDONプロレスですけど!!」「このタッグがここで見られるのか!!」というサプライズ。
沸いたことで気をよくしたのか、冨宅も光留も打撃に力が入る。光留が冨宅に「いやいやマットプロレスでそのハードさはないでしょ」と突っ込めば、冨宅も光留の攻撃に「それマットプロレスでありなの?」と乗る。2人はダブルアキレス腱固めも敢行。
とはいえマ・ルヨシ&さがんぼうは、UDONプロレスが誇るハードヒッター。反撃ぶりにUDONプロレスの存在感を見た観客も多かったに違いない。全選手が2時間以上出ずっぱり、UDONプロレスで例を見ない興行は壮絶なオチで閉幕した。
UDONプロレス終了。
なんだかんだありましてケツ出してたら冨宅さんとアレしてアレ。
やはり「ええやんけ」と思う選手はいた。これだから地方インディーはやめられない。
ちなみに本日のタッグパートナーは彼でした。#というね pic.twitter.com/a8eSxCnbJM— 佐藤光留 (@hikaru310paipan) March 1, 2025
四国の変態たちが光留にどんどん絡んでいくラダーマッチ。光留も貪欲に絡み返し、ラストの冨宅とのタッグを感慨深く闘う。「次は瓦町で全員逮捕だ」と自身の終始ケツ出しを責任転嫁して、UDONプロレスとの再会を誓っていた。
この日は“偽シバター”ことPMショーゴとシバターが夢の顔合わせ(写真の右側)。「ものまねやらしてもらってます」「知ってます」という会話もなされたとか。