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新日本プロレス

渦巻く期待と不満 「乱入、反則横行で迷走の新日」とスポーツ報知

新日本プロレス

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 14日、新日本プロレスの新シリーズ『Road to CASTLE ATTACK』が後楽園ホールにて開幕した。

オカダ「そんなのプロレスでもなんでもねえんだ」・・・見せられているボクらはどうすれば!?

 日曜であり開幕戦への期待か、昨今では健闘の観衆692人。イベント時間制限に則り、第4試合でメインとなる。

■ 新日本プロレス Road to CASTLE ATTACK
日時:2月14日(日)18:00
会場:東京・後楽園ホール

<第4試合/イリミネーションマッチ>
○EVIL&ジェイ・ホワイト&チェーズ・オーエンズ&タマ・トンガ&タンガ・ロア
(22分58秒 オーバーザトップロープ)
石井智宏&後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&矢野通&●オカダ・カズチカ

【退場順】
(1)×矢野(2分39秒 OTTR)チェーズ○
(2)○オカダ(2分45秒 OTTR)チェーズ×
(3)○石井(16分25秒 OTTR)ジェイ×
(4)×石井(16分38秒 OTTR)タンガ○
(5)×YOSHI-HASHI(18分40秒 OTTR)タンガ○
(6)○後藤(19分38秒 OTTR)タンガ×
(7)×後藤(19分53秒 OTTR)タマ○
(8)○オカダ(20分44秒 OTTR)タマ×
(9)×オカダ(22分58秒 OTTR)EVIL○

(バックステージ)

オカダ「オイ、BULLET CLUB! てめえら、本当にクソだな、この野郎! 俺だけじゃねえよ。ここまで新日本プロレスがしっかり築き上げてきたものをな、壊すんじゃねえよ、この野郎! そんなのプロレスでもなんでもねえんだ、この野郎! いいか、俺がしっかりプロレスっていうのはどういうものか、教えてやるよ。乱入、セコンドばっかりだな、お前の勝ち方。それでいいならそれでいいよ。ただ、乱入して言い訳とか言うんじゃねえぞ、この野郎! 凄えダセえ負け方味わせてやる、この野郎!」

 メインだけ追っかけ視聴しました。ポジティブに見れば、バリエーションをちりばめつつのオーバーザトップロープ貫徹でバレットクラブがイライラを蓄積させるお家芸。とはいえ勝敗を決するポイントでの退場済み選手やセコンドの介入は不透明決着そのもの。

 細かすぎる見方をすればバレットクラブがケイオスの乱入を逆に誘発するなど展開はあるのだが、トータルの印象でのワンパターン感は否めない。最終戦でスッキリするための布石であるとファンは信じているが、4試合限定なのに8500円(当日購入なら9000円)のチケットを買って足を運んだり、18:00という早い時間から時間を割いてリアルタイム視聴したりすることへの揺らぎも目立つ。

 最終戦につないでいく「点」のひとつかもしれないが、ビッグマッチだけではない新日本を追いかけようとしているファンがいる。なのにオカダの言葉を借りれば「そんなのプロレスでもなんでもねえんだ」というものを見せられてるのだ。

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 イリミネーションマッチで最後にオカダとEVILは一騎打ち状態となる。その瞬間にオーバーザトップロープ狙いでEVILを落とそうとしたオカダにも驚いた。「ここまで新日本プロレスがしっかり築き上げてきたもの」云々を言うなら、真っ向勝負でこの日の“オールOTTR”をチャラにしてほしかったと思うのだ。

スポーツ報知 「正直に言おう。ファンのカタルシスの瞬間を奪う乱入劇にはうんざりしている」

 前シリーズ最終戦時点のものだが、スポーツ報知による記者コラムが踏み込んだ書き方となっていた。

 試合をぶち壊す凶器を手にしてのセコンド役の乱入劇に背後からの急所攻撃。さらには神聖なはずのレフェリーのジャッジミス―。日本最大のプロレス団体・新日本プロレスの試合内容に今、ファンからの批判が集まっている。

 新たな火だねとなったのが、11日、広島・広島サンプラザホールに2007人の観客を集めて行われた「THE NEW BEGINNING in HIROSHIMA」大会でのオカダ・カズチカ(33)とEVIL(33)の“泥仕合”だった。

 試合はオカダが矢野通(42)、EVILがディック東郷(51)と組んでのタッグマッチとしてスタートも序盤から場外乱闘に。EVILがオカダを鉄柵にたたきつけ、パイプいすで攻撃したところで場外カウント20が数えられ、わずか1分27秒、両者リングアウトで試合は終了。しかし、その場で激しくののしり合ったオカダとEVIL両者の承諾のもと、突然のカード変更。そのまま、スペシャルシングルマッチの実施が決定し、矢野と東郷は退場。完全に1対1で両雄が対峙した。

 しかし、オカダの必殺・マネークリップが決まり、観客の完全決着への期待が高まったところで東郷がスポイラーズチョーカーを持って乱入。オカダの首を後ろから絞め上げたところでレフェリーが試合を止め、わすか5分41秒、EVILの反則負けとなった。

 その瞬間、場内に渦巻いたのは、コロナ禍のため、声援が禁じられた観客からの床を踏み鳴らしての猛抗議。この試合を速報した「スポーツ報知」のネット記事にも「乱入、乱闘の連発や不透明決着はいい加減にして!」、「金的に凶器攻撃。昭和のプロレスか?」、「新日はこういう試合内容に抗議し続けるファンの声を聞かないのか?」―。コメント欄は、ほぼプロレスファンからの怨嗟(えんさ)の声であふれた。

 長引くコロナ禍の中、観客数を制限。各会場で消毒を徹底し、これまで一人の感染者も出していない業界最大手の新日だが、このところの試合内容は確かにおかしい。昨年8月の神宮球場大会で内藤哲也(38)に敗れるまでIWGPヘビーとインターコンチネンタルの2冠王だったEVILの試合には毎回、東郷が凶器を持って介入。EVIL自身もレフェリーの目を盗んでの金的攻撃を繰り返した。

(中略)

 正直に言おう。新日を取材し続けている私も、こんなご時世だからこそ、すっきりして家路につきたいファンのカタルシスの瞬間を奪う乱入劇にはうんざりしている。試合と関係ないセコンド役やマネジャー役の介入には、もはや見飽きた感も強い。決して安くはないチケットを購入し、固唾を飲んで試合を見守る観客を失望させるのだけはやめて欲しいとさえ思う。

 ただし、さすがは日本一の人気と観客動員を誇る新日だけに光明もたっぷりある。中でも今後、歩むべき道筋が見えたのが、11日のメインイベントで行われた王者・飯伏幸太(38)とSANADA(33)のIWGPヘビーとインターコンチネンタルの2冠戦だった。

(中略)

 そう、こんな戦いこそがプロレスというスポーツであり、エンターテインメントでもある唯一無二の存在が持つカタルシスであり、魅力。日々、用意されるマッチメイクの中にただ一つでもこんな宝石のような試合があればいい。飯伏やSANADAのような介入や凶器攻撃など頭の片隅にもなく、ただ命がけでクリーンに戦い続ける文字通りかっこいいレスラーさえいれば、新日は、プロレスは大丈夫だ。

 広島の夜、声援を我慢して、懸命に手を振る観客に手を振りながら花道を退場していく「ゴールデン☆スター」飯伏の輝くばかりの笑顔を見た瞬間、私は、すべての答えはここにあると確信した。

(2021年2月13日 コロナ禍の観客を満足させた飯伏幸太とSANADAの至高の戦い…乱入、反則横行で迷走の新日の未来がそこに : スポーツ報知)

 結びこそ今後への期待となっているが、異例の切り口であることは間違いない。“一線”を確実に越えようとしているものが確かにある。

 取材する側にも思い入れや感情というものが当然あるわけであって。

後楽園ホール大会は4連戦 17日(水)まで続くが希望は見えるか

 KENTAがAEWマットに上がり、飯伏幸太が対抗戦を示唆した。AEWとの抗争予兆がビッグ過ぎる期待なだけに、不満との大きなギャップにビギナーファンは特に苦しんでいるに違いない。こうした展開には「半歩引いて、新日本や選手は何を意図してるんだろう!?」と構えることが肝要なのだが、それも長続きはしない。

 オカダの凱旋帰国時の唐突な宣戦布告も、内藤のメキシコ帰りのトランキーロな入場も、KENTAの昨年ドームでの一世一代の乱入も、どこかで新日本は「回収」してきた。だけれどもコロナ元年に始まった反則・介入劇は何かに収まる気配がない。

 渦巻く期待と不満の間で、どうなる新日本プロレス。後楽園ホール大会は4連戦。17日(水)まで続くが、希望は見えるだろうか。



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