藤田和之と船木誠勝が2大王者に君臨　ノアにいったい何が起きている!?

　GHCヘビー戦・ナショナル戦を含む日程を駆け抜けた流れをおさらい。ノアにいったい何が起きている!?　コメント言い回しは公式サイト（プロレス&格闘技DX）に合わせてあります。

3・21福岡で藤田和之がGHCヘビーV1成功。大会ベストバウトも獲得

　ベストバウトならびに大会評価アンケートに多くのご参加をいただきありがとうございました!!
［ノア3・21福岡国際大会　ベストバウトは? – 投票／アンケート］
［ノア3・21福岡国際大会　満足度は? – 投票／アンケート］

　当サイトにおける2022年のベストバウト&大会満足度投票は新日本・ノア・スターダムの「頂点ベルト王座戦」開催ありの「ビッグマッチ（後楽園ホール規模以下は除く）」で実施します。
※新日ノア対抗戦1・8横浜アリーナは例外的に実施

▼ノア3・21福岡まで投票終了!!　2022年のベストバウト&大会満足度投票結果一覧

大会ダイジェスト。試合での野獣ぶりと試合後の紳士ぶりのギャップよ･･･。

 

3.23後楽園メイン後、潮崎豪が藤田に挑戦表明。

 

　2月23日にGHCヘビーを中嶋勝彦から奪取。翌24日にノア入団会見。もう藤田和之がノアに上がることを悪く言うファンはいない。これにはケンドー・カシンも「危機ですよ、危機。今の彼は過去最高の好意的な目を向けられてる。あれだけしょっぱいとか、ウエートトレーニングをしないとか、腹が出ているとか言われたのに…。あの誹謗中傷のコメントが楽しみだったのに、なくなってしまった」（東スポ3月26日付）も戸惑う。

　入団会見時の藤田は「これからは野獣ではなく、人間・藤田和之として生きていきたい」と変貌!?　野獣と紳士のギャップで楽しませつつある。礼儀正しいマイクとコメント、仲間からの乾杯を拒否。いやはや、ノアマットをエンジョイしている藤田を見れる楽しさ。

　なお、ベストバウト投票ではトップと大差ながら「丸藤正道vs.矢野安崇」が2位を獲得。丸藤の愛のある叩き潰しが観る者を揺さぶった。

3・24後楽園で船木誠勝がナショナルV2。金剛グループLINE入りなるか

　3・24後楽園で船木誠勝がGHCナショナル王座の2度目防衛に成功した。

メインの“2分半”見せ。緊張感が走る。

 

　首相撲が多くの時間帯を占め、タイトルマッチとしては短め。“わかる人だけわかればいい”くらいに極端に技術寄りに振った。鈴木秀樹もまた、船木ロードに強制参加させられたような試合となった。

試合でのシリアスさと試合後の会話のギャップよ･･･。

 

　試合後の金剛グループLINEをめぐるかけあいが話題に。

【試合後の船木】
※金剛のメンバーとともにコメントスペースに現れると

▼船木「無事2度目の防衛ってことで。前回は凄い緊張して。今回はだいぶいい感じで。3回、4回とつなげていけたらなと。皆さん、凄い良くしてくれるんで、自分は金剛にいやすいですね」

※金剛のメンバーが改めてタイトル防衛を祝福すると

▼船木「とりあえずこのまんま2人(拳王&中嶋)でタッグのベルトを獲って。じゃあ、GHCいきますか、征矢選手。GHCはどうですか?」

▼征矢「チャンスをもらえたら」

▼船木「俺がナショナルじゃないですか。で、(拳王と中嶋は)タッグ。で、(征矢は)ヘビー。で、ジュニア」

▼征矢「船木さんが言うなら」

▼船木「いや、自分で言ってください」

▼征矢「わかりました」

▼船木「もしかしたら、チャンスが来るかもしれないです。来ないかもしれない。その気持ちで、総取りにいきます。上半期は総取りにいきます。あんまり喋ってると怒られるんで、じゃあ…」

※船木が先に去っていくと

▼拳王「先ほどタダスケが船木さんに電話番号を聞いたって言ってたけどな、電話番号じゃねえぞ。LINEだよ。俺たち金剛のグループLINEに招待しようと、タダスケが聞いたんだ。ただ、船木さんに『LINEをやってません』と、そうキッパリ答えられたぞ。いいか。俺と中嶋勝彦がタッグのベルトを獲って、タダスケと大原はじめがジュニアタッグのベルトを獲ったらな、聞いてるだろ、船木誠勝。LINEを始めて、金剛グループに招待するからな。LINEの金剛グループに入会しろ。以上だ。俺たちがタッグベルトを獲って、船木さんを入会させてやるからな」

　口達者な拳王がしっかりフォローするという関係性もタマらない。金剛の船木がドハマリ。

　大会“二夜明け”で船木の心境が記事になる。

【ノア】ナショナル王者・船木誠勝　清宮海斗に熱視線「今のうちにやっておきたい」理由とは #noah_ghc https://t.co/YaJS9GZTTp

— 東スポ　プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) March 25, 2022

　「たまにタッグで当たるけど、清宮（海斗）選手は今一番力をつけている。去年より今年のほうがいいし、そういう意味でも伸びている真っ最中。１０年たっても３０代半ばだと考えると、いつか超えられるかもしれない。今のうちにやっておきたい」

　同王座の最多連続防衛記録は拳王のＶ６。船木は全日本プロレス時代に３冠ヘビー級王座でＶ４を達成したが「長い人だと１０回とかやっているから、そこまで行きたいなと。せっかくつかんだチャンスなんで」と、大台を目標に長期政権を狙う。ベルトを持ち続ければ、清宮との一騎打ちも現実味を帯びてきそうだ。

　また、１月に無頼派集団「金剛」に加入してからは、心境にも変化が生じている。「新しい面というか、今まで出していない面が出せるようになった」。客席に伝わる緊張感もハイブリッドレスラーの魅力だが「もっと笑って試合がしたい。余裕を持って、自分はシリアスだけじゃないと。もう一度、１０代のころに持っていた明るさを取り戻したい」と力説する。

　自身の持ち味を殺すことなく最大限に発揮しつつ、試合周辺のやりとりをもエンジョイする。これ、藤田と全く一緒なのですよ。

　しんどい時期を踏ん張り続けたノア選手勢は、気がつくと、とんでもないフィジカルや技術を持つ選手にも呼応できるようになっていた。鈴木軍との抗争期間も含めて無駄じゃない。レスラーたちのポテンシャルとプロデュースが噛み合って、現在のノアがある。この環境に「しょっぱい」と言われ続けた藤田が生かされて、スポット参戦型にとどまっていた船木が王者に君臨する。

　ノアにおけるストーリーの膨らませ方も実に幅が出てきた。「新日本のようなエンタメに徹したキャラ確立はできない」という土台は不変なままだが、あくまで“その人らしさ”が尊重されているノアの運びには好感しかない。

　もちろん、こうした藤田・船木といった壁を美味しくした上でノア現世代・次世代が超えていかないと、ノアの未来はない。LINEグループに船木を招待したうえで、船木のマッドネスな書き込みに呼応していかないとノアの未来はない!?

　4・29&30両国2連戦では、藤田の持つGHCヘビーに潮崎が挑戦。船木の相手は現在未発表となっている。

4・29&30両国2連戦先行カード。藤田vs.潮崎、Eita vs.HAYATAなど決定

　25日までの発表分。

■ 参戦決定選手

“The King of the Air” Dragon Bane　
“キング オブ エア”　ドラゴン・ベイン（@bane_dragon）

“The Machine” Alpha Wolf
“ザ・マシン”　アルファ・ウルフ（@alphawolf_CNS）

“Kamimaze”　Ninja Mack
“カミカゼ”　ニンジャ・マック（@NinjaMack1）

“Napoleon from Hell” Rene Dupree　
“地獄のナポレオン”　レネ・デュプリ（@RealReneDupree）

“Doctor Murder Ⅲ”　Hijo de Dr. Wagner Jr.　
”殺人医師Ⅲ世”　イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.（@hijodewagner）

さらに、約2年前にNOAHジュニアでその実力を見せつけた、
あのクリス・リッジウェイ（@chrisridgeway__）も帰ってくる！

■ ノア ABEMA presents MAJESTIC 2022
日時：4月29日（金祝）17:00
会場：東京・両国国技館

＜6人タッグマッチ・NOAH vs.Z-Brats(DORAGONGATE)＞
SB KENTo
H・Y・O
シュン・スカイウォーカー
vs.
宮脇純太
アレハンドロ
原田大輔

＜3WAY マッチ＞
ドラゴン・ベイン
vs.
アルファ・ウルフ
vs.
ニンジャ・マック

＜GHCジュニアヘビー級選手権＞
[挑戦者] HAYATA
vs.
Eita
[第48代王者] ※Eitaが初防衛戦

■ ノア WRESTLE UNIVERSE presents MAJESTIC 2022
日時：4月30日（土）15:00
会場：東京・両国国技館

／
📢4.30両国【GHCヘビー級選手権】開催決定✨✨
＼

「WRESTLE UNIVERSE presents MAJESTIC 2022」
📅4月30日(土) 15:00開始/13:30開場
🏢両国国技館

👑GHCヘビー級選手権試合
藤田和之（第37代王者）
vs
潮崎豪（挑戦者）

※第37代王者の2度目の防衛戦#noah_ghc #wrestleUNIVERSE pic.twitter.com/NNO1as83wL

— プロレスリング・ノア ｜PROWRESTLING NOAH (@noah_ghc) March 25, 2022

＜タッグマッチ＞
ドン・フジイ
望月成晃
vs.
ケンドー・カシン
桜庭和志

＜GHCタッグ選手権試合＞
[挑戦者] 中嶋勝彦
拳王
vs.
鈴木秀樹
杉浦貴
[第58代王者] ※杉浦&鈴木組が初防衛戦

＜GHCヘビー級選手権試合＞
[挑戦者] 潮崎豪
vs.
藤田和之
[第37代王者] ※藤田が2度目の防衛戦