ジュリア「今年のプロレスが始まったな」 首都圏4日間3大会を年始完走
6日、スターダムが『NEW YEAR STARS 2024 in KORAKUEN』後楽園ホール大会を開催した。コメント言い回しは公式サイトに合わせてあります。
■スターダム NEW YEAR STARS 2024 in KORAKUEN
日時:1月6日(土)11:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆800人(主催者発表)
大会結果はこちら。
【 #stardom 後楽園まとめ】年始後楽園ランブル経て…2・4大阪決戦は「舞華vs.上谷沙弥」赤ベルト戦、「安納サオリvs.スターライト・キッド」白ベルト戦が決定/新春豪華4王者対決はフルタイム、岩谷麻優とジュリアがチグハグ連系炸裂
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舞華「遠ければ遠いほど燃えるタイプなんだよね。必ず夢叶えてやるよ」
<第2試合/ニューイヤー・チャンピオン・タッグバトル>
岩谷麻優(STARS)&△ジュリア(ー)
20分時間切れ引き分け
△舞華(ー)&安納サオリ(COSMIC ANGELS)
チグハグなようで連係攻撃の息はピタリの“新日本王者”タッグ。強さを前提としつつのスキルの高さ、そして緩急。ひたすら唸らされる。
王者レベルの表現力は制御不能か。岩谷が安納の「手」にIWGP女子ベルトを触れさせたリング上。安納はその「手」でカメラをなぞってみせるバックステージ。
舞華「スペシャルタッグマッチ? 私の夢。IWGPと名のつくベルトとこの赤いベルトとの2冠チャンピオンになって、男子のトップレスラーの方とシングルマッチをする(という)もう一つの夢。今日勝てば近づいたはず。だけど最後決めきれなかった。う~~~ん、遠いねぇ。ただね、遠ければ遠いほど燃えるタイプなんだよね。でもジュリア、岩谷麻優、ほかにもいっぱいいるよね。あの世代闘争をやったとき上のやつらがいたよね。着実に私の足音、聞こえてきたんじゃない? 女帝はこんなもんじゃないよ。必ず夢叶えてやるよ。楽しみにしとけよ」
安納「全員強いわ。そりゃそうやろ。全員それぞれこのベルト簡単に巻いてないから。次、次期挑戦者ランブル。あのメンバーで人一倍優れた頭脳と実力を持ってる選手は誰か。私の初防衛戦にふさわしい選手が誰が勝ち上がってくるか、楽しみに待ってるわ」
ジュリア「あらためまして、あけましておめでとうございます。新年一発目の後楽園ホールの試合はやっぱりこれで今年のプロレスが始まったなと後楽園で試合すると実感する。私はおとといドンナ・デル・モンドの解散を発表して、いまはまあシングル? 独り身? 独身? なんて言えばいいの? まあ、そんな気分なんだけど。だから、目に入ってくるものが全部何も余計なことを考えなくていいから、手をつけたくなっちゃうよね。今日もこのチャンピオン4人が揃った、タイトルマッチをたくさん乗り越えてきたスターダムの強者代表といっていいのかしら、この代表する4人の選手たちのタッグマッチ。まあ岩谷麻優とのタッグは初めて? 初めてではないか。2人は初めてか。まあ手が合うわけもなく。でも、私はやっぱり岩谷とはまだまだ闘いたいし、そして、安納が白いベルトを取るとは。そしてそして、舞華。赤いベルトを巻いた舞華は、私はこれからも舞華を狙っていくからな。私が狙う立場にオマエはなった。覚悟しとけよ。オマエはもうライバルだ」
それぞれが別のモノサシとして存在しているベルトなのだ。まじわると危険。それは記録上にも記憶上にも言えることとなる。勝ちにいく試合姿勢を王者のプライドと両立させる、いくつもの十字架を背負うような試合だ。
それでもって試合後のアクション、コメント、謎かけをもって伏線を強気に張っていく。欠場者続出や運営問題が目立っていたところもあったが、プロレスラーとしてのクオリティの高さこそがスターダムと再認識させられる第2試合だった。
4王者タッグ対決とワールド&ワンダーランブルはなかなかのお年玉だった。3日・横浜武道館、4日・TDCホールに続く後楽園大会をもって“三様の首都圏4日間3大会”をスターダムが完走している。
2023年のタイトル戦線がフラッシュバック。スターダム総力が結集したランブル
<第3試合/ニューイヤー・ワンダーランブル>
※優勝者に白いベルトの挑戦権が与えられる。
《STARS》葉月、●羽南、飯田沙耶
《Queens Quest》AZM、レディ・C
《God’s Eye》鹿島沙希
《大江戸隊》〇スターライト・キッド、琉悪夏、吏南、フキゲンです★
《COSMIC ANGELS》水森由菜
《ー》星来芽依
※36分47秒、スタースープレックス・ホールド
〈退場順〉
1. 水森由菜
2. 琉悪夏
3. レディ・C
4. AZM
5. 吏南
6. 飯田沙耶
7. 鹿島沙希
8. フキゲン です★
9. 星来芽依
10. 葉月
2023年のタイトル戦線がフラッシュバックする。顔合わせ、ベルトへの熱意、ゲーム性…まさにスターダム総力の結集を思わせたランブルだった。
上谷沙弥が宿敵・白川未奈をフェニックス・ストライクで突き刺す。ワールド王座挑戦権を獲得
<第4試合/ニューイヤー・ワールドランブル>
※優勝者に赤いベルトの挑戦権が与えられる
《Queens Quest》林下詩美、〇上谷沙弥
《God’s Eye》朱里、MIRAI、壮麗亜美
《大江戸隊》刀羅ナツコ
《Club Venus》●白川未奈
《7Upp》高橋奈七永
《ー》鈴季すず、メーガン・ベーン
※渡辺桃が当日欠場発表
※32分21秒、フェニックス・ストライク→片エビ固め
〈退場順〉
1. 壮麗亜美
2. 鈴季すず
3. 刀羅ナツコ
4. メーガン・ベーン
5. MIRAI
6. 高橋奈七永
7. 朱里
8. 林下詩美
後楽園大会MVPはメーガン・ベーンだ。出ずっぱりでバッタバッタとまわりを倒し、ときには身をゆだねて連係プレーにも参加する。なんどメーガンコールが発生したことか。スターダムでブレイク中だ。
運命と言うべきか…ランブルで上谷沙弥に最後に立ち塞がったのは白川未奈だった。再びベルトをたぐり寄せるために掴んだチャンスに、この気迫。正しすぎる4の字の締め方。プロレス熱は白川とともにあり。
上谷沙弥が復帰後に使用しているフェニックス・ストライクが火を吹く。宿敵・白川未奈を突き刺して、ワールド王座挑戦権を獲得となった。