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彩芽蒼空「満足なんてしてません」 ひつま武士出身レスラーが誓った殿超え
24日、マーベラスプロレス『桃野美桜デビュー9周年記念 彩芽蒼空19歳Birthday!!』新木場1stRING大会が行われた。
19歳の誕生日に贈られたのは…ウナギ自主興行4・26両国第1試合・暁千華戦への道
<メインイベント>
●彩芽蒼空
11分12秒 城門突破→片エビ固め
〇ウナギ・サヤカ
[彩芽「高校の3年間はずっとウナギさんを追いかけていました」決意込めて傾奇者と決戦]
ひつま武士(ウナギ・サヤカのファン)出身者で昨年12月デビュー。彩芽が“19歳Birthday!!”で憧れのウナギとの対戦を迎える。
ファン時代に数えきれないほど見た技を食らう彩芽。顔がゆがむが、ウナギも容赦ない。
されど目の輝きを失わずに立ち向かっていく彩芽。
全体重をウナギに浴びせ、ダメージを負わせようとする。
ウナギが城門突破でフィニッシュ。閉じることがなかった彩芽の目に一生焼き付く技となったか。
ウナギ「よくここまで頑張りました…なんか言わねえぞ。プロレスラーは“デビューするまでが夢”であっても、ヤればヤるほど“ヤりたいこと”いっぱい出てくる。プロレスを流行らせるつもりで、ウナギ・サヤカを倒すつもりで来て」
彩芽「アナタと1回闘っただけで満足なんてしません」
本部席の長与千種も巻き込みつつ、ウナギはマイク。ウナギ自主興行4・26両国第1試合「暁千華 vs.X」をオファーし、彩芽に相手を勝ち取るよう指示した。
一連のやりとりを見ていた彩羽匠にウナギ「お前、泣いてんじゃねぇよ。だからマーベラス締まんねえんだよ!!」
引き揚げぎわに暁とも視線を交わしたウナギ。
バックステージ。彩芽「今までで一番楽しかったです」ウナギ「ホントかよ!?」なかなか大きな声が出せない彩芽をウナギはイジった。
ひつま武士出身レスラーが誓った殿超え。勝ったウナギが「プロレスを流行らせるつもりで、ウナギ・サヤカを倒すつもりで来て」とハッパをかけると、彩芽は「満足なんてしてません」と言葉に力を込めた。19歳の誕生日に贈られたのは、ウナギ自主興行4・26両国第1試合・暁千華戦への道。
両国第1試合へのウナギのこだわり、ひねりのきいた提案はウナギのプロデュース力そのもの。長与も観客も唸った新木場大会だったが、技も言葉も正面から被弾した彩芽こそが“ひつま武士”冥利に尽きた時間を過ごしたのではないか。
彩芽は「他のレスラーと違って、行動する強さ、口にする強さ…自分にないものが全部ある」とウナギに憧れた理由をバックステージで口にした。なお彩芽にマーベラス入りを勧めた理由についてウナギは「一番イヤ、一番きつそうじゃないですか。知らんけど。私には教えられないことを全部教えてくれる。仙女とかもなんかイヤな感じしますけど」と説明している。
桃野美桜「1人じゃない、みんながいる」 復帰を胸にデビュー9周年欠場挨拶
<ハーフタイム>
桃野美桜が挨拶。「2月9日の試合でケガをして、先週靭帯の再建手術を行って今週は抜糸。あとは復帰に向けていくだけ。5回目のケガで悔しいけれど、今までのケガでただで起き上がったことは1回もないので」と意欲を見せた。
復帰後の9周年大会の会場について長与が「どこでやりたい? プレゼントします」とマイク。すかさず観客が「ドーム?」。この要求に桃野も「ウナギ・サヤカより先にやっちゃいましょう」とノリツッコミ。困惑した長与は「大人の事情も考えてくれ」。
「私は過去7回手術を重ねました。まだ5回じゃ」と長与は桃野を激励する。話題は、このハーフタイム前の宝山愛 vs.山下りなにも及び、マーベラス愛に包まれる2人の会話はファンを巻き込みつつもアットホームさが漂った。
桃野は「欠場中の合言葉を決めまして。合言葉は『1人じゃない、みんながいる』。それをしっかり胸に秘めて乗り越えたい」とした。もちろん無理があってはならないが、復帰への道のりを応援したいし、復帰大会会場(?)にも期待だ。
大会エンディングでのショット。
(大会結果)マーベラスプロレス 桃野美桜デビュー9周年記念 彩芽蒼空19歳Birthday!! 2月24日(月祝)新木場1stRING
■マーベラスプロレス
桃野美桜デビュー9周年記念
彩芽蒼空19歳Birthday!!
日時:2月24日(月祝)12:00
会場:新木場1stRING
<第1試合>
彩羽匠&●暁千華&永島千佳世
18分55秒 エビ固め
Maria&川畑梨瑚&〇YUNA
暁がYUNAに臆せず技、押さえ込みを仕掛けていく。彩羽&永島千佳世との連携技も披露していた。
<第2試合>
●井坂レオ
9分17秒 ラリアット→片エビ固め
〇今成夢人
独特の世界観で立ち塞がる今成。ガムシャラさで立ち向かっていく井坂。視線を釘付けにする攻防があった。
<セミファイナル>
●宝山愛
0分48秒 ラリアット→体固め
〇山下りな
<再試合>
●宝山愛
12分41秒 ラリアット→片エビ固め
〇山下りな
試合も再試合もラリアット決着だったが、再試合で格段に闘志が増した宝山。
再試合に至るやりとりの中には山下「お前、自分のこと好きか」宝山「正直、自分のことは大嫌い。だけどプロレスは大好きです」というくだりも。再試合後にはアゴを押さえながらこの表情。長与はこの試合を「宝山のベストバウト」とした。
<ハーフタイム>
桃野美桜が挨拶
<メインイベント>
●彩芽蒼空
11分12秒 城門突破→片エビ固め
〇ウナギ・サヤカ