コールドスカルの熱きネクスト 春の両国でSANADAがIWGP頂点王座初戴冠
8日、新日本プロレス『CSテレ朝チャンネル Presents テレビ朝日 新日本プロレス放送50周年記念 SAKURA GENESIS』両国国技館大会が開催された。メインでは、ロスインゴ離脱、ジャスト5ガイズにユニット移籍となったSANADAがIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカに挑戦した。
沸きっぱなしIWGP女子3WAY戦 メルセデス・モネ初防衛で岩谷麻優迎撃へ
<第5試合/IWGP女子選手権試合3WAYマッチ(1/60)>
〇[第2代王者]メルセデス・モネ
vs.
●[挑戦者]AZM
vs.
[挑戦者]葉月
※13分53秒 モネメーカー→片エビ固め
※モネが初防衛に成功
[大会ベストバウト投票は4月12日(水)24時まで受付]
何をやっても観客がドッカンとなった一戦。セコンドの向後桃、岩谷麻優含めて「スターダムが両国にやって来た」ことを感じる写真
スターダムの変幻自在グラウンドが3WAYでも繰り広げられた。これにアクロバティック攻防が加わる
モネメーカーでメルセデス・モネが初防衛。4・23横浜アリーナで岩谷麻優を迎撃へ
ここまで来たかという感をもって2階席から見届けた。沸きっぱなしだったIWGP女子3WAY戦、スターダムクオリティが新日本両国で煌めいた。寝てよし立ってよしの技巧派選手セレクトが歓声に輪をかけたのではないか。
岩谷麻優の来場はプロモーションでもあるが、もうひとつ思ったこと。新日本とスターダムという壁を越えて、より多くのファンが予定主要試合やストーリーを認識している世界が描けたとしたら素敵だなぁと。この両国での声援が追い風となって、スターダムはいよいよ“女子プロレス20年ぶり”となる横浜アリーナへと進む。
新テーマ曲、ショートタイツ…「以前より自然体になれた」SANADAが「新しい景色」有言実行
<第9試合/IWGP世界ヘビー級選手権試合>
●[第6代王者]オカダ・カズチカ
26分58秒 デッドフォール→体固め
〇[挑戦者/NJC覇者]SANADA
※オカダが3度目の防衛に失敗、SANADAが第7代王者になる
[大会ベストバウト投票は4月12日(水)24時まで受付]
【特別配信スタート!!】
ただいま新日本プロレスワールドで、4/8(土)両国国技館大会のメインイベントを大会後日配信に先駆けて、緊急配信!IWGP世界ヘビー級選手権試合
オカダ・カズチカ vs SANADA視聴はコチラ!
⇒https://t.co/p3juRUH9fL#njSG #NJPW #njpwword pic.twitter.com/gFT9nnHPbJ— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) April 8, 2023
オカダのガウンに描かれているのはレインメーカードル
なるほどオカダ目線ではこのように見えているのだ。レインメーカードルタオルがいくつも揺れる場内
オカダのレインメーカーポーズでSANADAにもスイッチが入った。逆レインメーカー炸裂
ショートタイツで登場したSANADAに、立ち向かっていく姿勢と、気迫を伴う技への対処あり
ショットガンドロップキックにも怯まず、エルボーで前に前に出ていく
ムーンサルト2発、シャイニングという武藤敬司殺法も繰り出す
変形エメフロからのレインメーカーにオカダが持ち込もうとしたが…
SANADAは流れを遮断しておいてからオカダをクラッチしておいて…
新技であるデッドフォール(変形DDT)に成功。勝負あった!!
しばらく立てなかった両者だが、SANADAが立ち上がって歓声にサムズアップ
マイク
SANADA「やっと、やっと、IWGP世界ヘビー級チャンピオンになりました。オカダさん、オカダさん、あなたが同世代でいたから、俺もここまで来れました。ありがとうございました。オカダさん、またやろうぜ」
高橋ヒロム「SANADAさん、『NEW JAPAN CUP』優勝、そして、IWGP世界ヘビー級王座奪取、ほんとにおめでとうございます。L.I.Jを抜けて、正解だったと証明しましたね。早速ですけど、そのIWGP世界ヘビー級王座、俺に挑戦させてくださいよ」
SANADA「ヒロムさん、いいですけど、その前にやるべき相手がいるんじゃないですか?」
金丸義信。「オイ、ヒロム、俺の前出してたな? SANADAに挑戦する前に、俺がそのジュニアのベルト、挑戦してやるよ。お前に決定権はない。次は俺がお前のそのベルトに挑戦する」
ヒロム「SANADAさんとやる前に、金丸さんがこのベルトに挑戦する? ハハハハハ、そんなのただのご褒美じゃねぇか! やってやるよ、金丸さん! ありがとうな。IWGPジュニアのベルトを巻いたまま、IWGP世界ヘビー級王座を獲る夢を、叶えに行こうか。SANADA、L.I.Jが俺色に染まる瞬間を見ていてください」
SANADA「ヒロムさん、ヒロムさん、今日勝ったのは俺なんで、帰ってもらっていいですか?」(マイクは公式サイトより)
バックステージ
SANADA「このリングに来て7年なんですけど、ちょうど7年前の4月の両国で、しかもIWGP戦の乱入で、その時リングにいたのがオカダと内藤で。なんか対戦相手が、その時いた人に勝ったっていうのが、なんかストーリーあるなと思ってて。ここまで獲れなかったのも全部意味があったのかなと、今日獲るために今まで獲れなかったのかなと。まぁ一番の理由は(※周囲のタイチ、金丸、TAKA、DOUKIを指しながら)このJust 5 Guysのメンバーと組んで取れたっていうことが凄く嬉しいです」
(中略)
SANADA「まず自分がチャンピオンになったことで景色が変わると思うんで。で、こうやってヒロムさんとかチャレンジャーで来るっていうこと自体がもう新しい景色で、こういうことが増えて、今までないものが今後実現していくんじゃないかと。それが新しい景色に繋がるなと思います」(バックステージは公式サイトより)
会見などで「新しい景色を見せる」としていたSANADAが有言実行の勝利だ。会見では「Just 5 GuysになったSANADAは、以前より自然体になれたっていうのが強みかなと思っております」とのコメントもあったが、この日は新しいテーマ曲で入場、トランクスもロングからショートに変えた。
それでいて最も変わったのは闘いぶりだろう。これまでも「うまい」SANADAではあったが、王者になるためには「強い」SANADAであらねばならない。この日は一挙手一投足のみならず表情に強さが宿っていた。ここにはコールドスカル(変身前の旧ニックネーム)の熱きネクストがあった。
SANADAの戴冠は「IWGPヘビー級」「IWGP世界ヘビー級」通して初めて。
武藤敬司引退大会2・21東京ドームで「オカダに食らわしてやれ」的な熱のある声援がノア清宮海斗に飛んだが、再現されたかのように「オカダをやっつけてくれ」というムードが両国にあった。それだけオカダが1強を築いているわけだが、SANADAの「オカダ王者はマンネリ」主張と「新しい景色」宣言はボディブローのように効いていたのではないか。「俺たち私たちのSANAやん、オカダに勝って!!」という待望感が両国に充満していた。
もちろんこれからが大変である。このボルテージを維持し、けっして「マンネリ」と言われないような防衛ロードを築けるのか。ヒロム挑戦宣言についてバックステージでSANADAは「こうやってヒロムさんとかチャレンジャーで来るっていうこと自体がもう新しい景色」(実際はEVILへの挑戦あり)としたが、ジャスト5ガイズとともにいくつもの新機軸を展開することが期待される。
(大会結果)新日本プロレス CSテレ朝チャンネル Presents テレビ朝日 新日本プロレス放送50周年記念 SAKURA GENESIS 2023 4月8日(土)両国国技館
■ 新日本プロレス CSテレ朝チャンネル Presents テレビ朝日 新日本プロレス放送50周年記念 SAKURA GENESIS 2023
日時:4月8日(土)17:00
会場:東京・両国国技館 観衆6,510人(主催者発表)
[大会ベストバウト投票は4月12日(水)24時まで受付]
両国国技館に猪木さん遺影ブース。4日前が猪木引退25周年でもあります。#アントニオ猪木に国民栄誉賞を授与させる会 の案内も。#njpw #njSG 両国 pic.twitter.com/mdJDNfjcN8
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開始前にアントニオ猪木の足跡VTR上映も。#njpw #njSG 両国 pic.twitter.com/YTIDpfDm5f
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アリーナぎっしり。2階も対角線後方以外は埋まってる!!#njpw #njSG 両国 pic.twitter.com/NNiFRy1r05
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<第1試合/新日ちゃんぴおん。グランプリ獲得記念特別試合>
YOH
エル・デスペラード
●棚橋弘至
13分10秒 横入り式エビ固め
グレート-O-カーン
〇矢野通
鈴木みのる
1 #新日ちゃんぴおん。GP記念 #njSG #njpw 両国
オープニングは三谷アナがリングアナを務める。
デスペラード&YOH&棚橋弘至
vs.
矢野通&オーカーン&鈴木みのる入場テーマで判明。
ラスト2人風になれ大合唱→ゴーエース!
デスペラードとみのる先発。
つづく。 pic.twitter.com/AEkvpLo9bL
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1 #新日ちゃんぴおん。GP記念 #njSG #njpw 両国
デスペラード&YOH&●棚橋弘至
vs.
○矢野通&オーカーン&鈴木みのるみのるとオーカーンが場外仲間割れで矢野孤立。しかしリング内ではYOHとデスペラードが仲間割れ。その間に棚橋が矢野から急所パンチ被弾を経て13分、丸め込まれた。 pic.twitter.com/DX85YkWQif
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<第2試合>
フランシスコ・アキラ
アーロン・ヘナーレ
〇ジェフ・コブ
8分01秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め
●SHO
高橋 裕二郎
EVIL
フランシスコ・アキラ
アーロン・ヘナーレ
○ジェフ・コブ
(1/20)
●SHO
高橋 裕二郎
EVILHOTが連係コブラツイスト。さらに悪の連係でエンパイアの攻撃を遮断するも08:01コブがまとめて2人叩きつけ勝利。 pic.twitter.com/Ae1F0rdOIu
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<第3試合>
●BUSHI
鷹木信悟
内藤哲也
9分20秒 足4の字固め
DOUKI
〇金丸義信
タイチ
赤の観客席ライト(スポットと手持ち)とナイトーコールで出来上がる両国国技館。#njpw #njSG 両国 pic.twitter.com/WmBEUdXyDg
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●BUSHI
鷹木信悟
内藤哲也
(1/20)
DOUKI
○金丸義信
タイチ鷹木とタイチが渡り合い歓声を集める。09:20金丸が劣勢から逆転に持ち込み足4の字タップ勝利。J5Gがメインに弾みをつけた。 pic.twitter.com/8FGmYItKJw
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<第4試合>
●マスター・ワト
ヒクレオ
タマ・トンガ
8分46秒 CR II→片エビ固め
〇エル・ファンタズモ
KENTA
デビッド・フィンレー
●マスター・ワト
ヒクレオ
タマ・トンガ
(1/20)
○エル・ファンタズモ
KENTA
デビッド・フィンレーヒクレオがバレクラを寄せつけない大暴れ。本隊はワトがつかまる。フィンレーはファンタズモと小競り合い。08:46ワトを仕留めたファンタズモがバレクラ勢から袋叩き、離脱濃厚。 pic.twitter.com/zFBsFhADYZ
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G1クライマックス🔥日程が発表に。#njpw #njSG #G1CLIMAX33 pic.twitter.com/BPP6fluKzg
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<第5試合/IWGP女子選手権試合3WAYマッチ(1/60)>
〇[第2代王者]メルセデス・モネ
vs.
●[挑戦者]AZM
vs.
[挑戦者]葉月
※13分53秒 モネメーカー→片エビ固め
※モネが初防衛に成功
○[第2代王者]メルセデス・モネ
vs.
●[挑戦者]AZM
vs.
[挑戦者]葉月新日本両国なのに、葉月顔面ウォッシュもAZMムーヴも全部ドッカ~ン。モネが13:53モネメーカーでAZMを葉月の上に叩きつけた。モネは初防衛に成功。改めて来場中の岩谷が横アリ挑戦表明も張られる。 pic.twitter.com/2zsxWINOmD
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<第6試合/NJPW WORLD認定TV選手権試合>
〇[初代王者]ザック・セイバーJr.
13分35秒 THEFT & SHRUBBERY
●[挑戦者]海野翔太
※ザックが4度目の防衛に成功
○[初代王者]ザック・セイバーJr.
(1/15)
●[挑戦者]海野翔太ノンストップテクニカル合戦の様相に。海野は3発目を叩きつけようと下が13:35ザックが押さえ込み4度目の防衛に成功。言葉をかわしてグータッチ。ザックV4。 pic.twitter.com/goe2cautLB
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<第7試合/IWGPタッグ選手権試合>
[第97代王者]YOSHI-HASHI&●後藤洋央紀
15分30秒 コリオリス→片エビ固め
[挑戦者]〇カイル・フレッチャー&マーク・デイビス
※毘沙門が3度目の防衛に失敗、オージーオープンが第98代目王者組になる
[第97代王者]YOSHI-HASHI&●後藤洋央紀
(1/60)
[挑戦者]○カイル・フレッチャー&マーク・デイビス挑戦者組のスパートに大オージーオープンコール。手負いのフレッチャーに後藤が攻め込み10分経過。フレッチャーが粘り15:30連係からオージーオープン奪取!! pic.twitter.com/JbYCrMVJhT
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) April 8, 2023
大きいコールだけでも3度以上。「オージーオープン」コール爆発の両国でオージーオープンの攻めが冴える
オージーオープンの絆でタッグベルト戴冠にジーン。エンパイアと喜びを分かち合った
<第8試合/IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
〇[第93代王者]高橋ヒロム
21分12秒 TIME BOMB II→片エビ固め
●[挑戦者]ロビー・イーグルス
※ヒロムが3度目の防衛に成功
[第93代王者]高橋ヒロム
(1/60)
[挑戦者]ロビー・イーグルスヒロムが痛めている左足を攻撃され苦しむ展開。ロビーは場外弾にも成功。ヒロムコール、ロビーコール両方が発生する。
10分経過。
つづく。 pic.twitter.com/DfH1U3Seft
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○[第93代王者]高橋ヒロム
(1/60)
●[挑戦者]ロビー・イーグルスお互いヒザ立ちのエルボー合戦、バックドロップ合戦。ヒロムがタイムボム15分経過。ロビーのロンミラーをあらゆる丸め込みで返したヒロムは改めてのタイムボム2発。21:12ヒロムが3度目の防衛に成功。 pic.twitter.com/3P6HiMRdd5
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<第9試合/IWGP世界ヘビー級選手権試合>
●[第6代王者]オカダ・カズチカ
26分58秒 デッドフォール→体固め
〇[挑戦者/NJC覇者]SANADA
※オカダが3度目の防衛に失敗、SANADAが第7代王者になる
SANADAショートタイツ。ロックアップ。
つづく。#njpw #njSG 両国 pic.twitter.com/5S1UNy3uOd
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オカダがコーナードロップキックでSANADAを蹴落とす。
SANADAもミサイルキック。
譲らない。15分経過。つづく。#njpw #njSG 両国 pic.twitter.com/UOHTu9UztF
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渾身。
20分経過。
つづく。#njpw #njSG 両国 pic.twitter.com/LgzSEWK5Iy
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●[第6代王者]オカダ・カズチカ
(1/60)
○[挑戦者/NJC覇者]SANADASANADAが26:58デッドフォール(変形DDT)で勝利。オカダが3度目の防衛に失敗、SANADAは第7代王者に。 pic.twitter.com/Dmca1WNoUM
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) April 8, 2023
戴冠したSANADAに名乗りは高橋ヒロム。しかし金丸義信がジュニア挑戦を逆要求。ヒロム「ご褒美でしかない」とジュニア王者のままヘビー級王座戴冠を宣言した。SANADAは「お帰りください」#njpw #njSG 両国 pic.twitter.com/hWZ3pQMgqF
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初戴冠、両国でギフト。SANADA「これはみなさんからのギフトです」#njpw #njSG 両国 pic.twitter.com/vUbMG93lBJ
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金のテープがキャノン砲で舞う中、SANADAが勝利を噛み締めた。#njpw #njSG 両国 pic.twitter.com/p0agAlcWnF
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