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金剛はファンと一緒に走る! 反体制魂揺るがず拳王「あの場所に申請してくれるんだろうな?」結成7か月で5人に勢力拡大

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 拳王のセリフ「会社・・・いや、親会社」でお馴染みのリデットエンターテインメントによる新体制となった2019年のノア。不満を抱いたレスラーたちが5月に結成した反体制ユニット「金剛」が、結成7か月で自主興行に臨む。超満員にならなければ「(リーダーである)拳王は退団」「金剛は解散」との条件をリデットが突き付けていたが・・・。

 蓋を開けるまでもなく、開催を前にチケット完売がアナウンスされていた。ボクも当日の熱気を味わったぞ!

・ 2019年12月14日 土 金剛興行 DIAMOND プロレスリング・ノア公式サイト PRO-WRESTLING NOAH OFFICIAL SITE
・ 新木場大会 札止め金剛興行で5人に拡大 拳王が“あの場所へ超特急宣言 試合後コメント プロレスリング・ノア公式サイト PRO-WRESTLING NOAH OFFICIAL SITE

■ プロレスリング・ノア 金剛興行「DIAMOND」
日時:12月14日(土)18:00
会場:新木場1stRING 観衆350人(超満員札止め=主催者発表)

<第1試合>
〇関本大介
(13分16秒 ジャーマンスープレックスホールド)
●稲村愛輝

<第2試合>
●井上雅央
齋藤彰俊
(11分49秒 P.F.S→片エビ固め)
マサ北宮
〇拳王

<第3試合>
●諸橋晴也
宮脇純太
(10分42秒 ファイヤーバードスプラッシュ→片エビ固め)
〇覇王(※さとうゆうき)
仁王(※Hi69)

<メインイベント>
潮崎豪
〇杉浦貴
清宮海斗
(20分48秒 オリンピック予選スラム→体固め)
●稲村愛輝
マサ北宮
拳王

【試合後マイク】

残った拳王は「金剛興行なのに最後負けて、本当に悔しいな」と唇を噛んだが、「チケット200、300が売れるだと? あいつ(杉浦)は他力本願なのか!? 俺たちは俺たちの力で、そしてここにいるクソヤローどもの力で、新木場1stRINGを超満員にしたぞ!? 杉浦軍は他の力を借りねえと何もできねーんだよ!」と叫んで大歓声。この日から新加入したジュニア部隊の仁王(Hi69)、覇王(さとうゆうき)を傍らに置きつつ、「これで分かっただろ!? これからのプロレスリング・ノアをダイヤモンドのように輝かせていくのは、5人になった金剛だろ?」と問いかけ、札止めの場内も金剛コールで染まった。

「そして『超満員になった暁には…』の約束、忘れてねえからな。会社……いや、親会社のリデットエンターテインメントが『超満員になった暁には、あの場所に使用申請いたします』って言ったよな? 俺たちが行きたい、テメーらがいきたい“あの場所”へ、申請してくれてるんだろうな?」とリデット社にクギを刺し、「申請が通った暁には、あの場所で俺たち金剛が最後勝って締めたいと思うぞ」と誓って締めくくった。

【バックステージ】

▼拳王「金剛興行なのに、負けちまったな…。2試合してたから負けた? そんなこと関係ねえんだよ。2試合しても勝つのが、本当の強さだろ? 今年金剛を結成して、ほぼ何一つ結果出てないよな。この悔しさは心の中に入れとくぞ。そして2020年、俺たちは5人になったんだ。勢力も拡大したんだ。俺たちはこれから本当にプロレスリング・ノアのリングに刺激を与えていく! そして! 来年は結果も残していくぞ! 今日見ただろ? 対戦相手。ノアの中枢にいるヤツらなのかもしれない。でもな、なんも面白くねーだろ! あんなヤツらがノアのトップにいても、何も刺激ねえだろ! 俺たちが刺激を生み出していく。あんなヤツら、会社の敷いたレールの上でしか進めないヤツらを見てても、どこに刺激があるんだ? あんなヤツら、普通列車…良くて急行止まりだよ。俺たちは超特急で進んでいってやるからな! 2020年は俺たちの超特急列車が進んでいく。そして! “あの場所”で俺たちが結果を残す!」

――仁王と覇王が入った経緯は?

▼拳王「そんなもん一つに決まってんだろ! 強い信念を持ってる。それだけだよ」

――過去のつながりどうこうではなく、未来を見据えての決断?

▼拳王「もちろん。俺はな、プロレスリング・ノアのリングをダイヤモンドのように輝かせていくことだけを考えてるんだ。あんな今日のメインに立ったような3人じゃ、何も輝かねえんだよ。俺たちが本当の刺激を生み出していく」

――あらゆるベルトを狙っていく?

▼拳王「おう。今のタッグチャンピオン、AXIZに存在感ってあるのか? あると思うか? あんなヤツらの存在感なんてな『居たのか』。そんなレベルなんだよ! あんなヤツらがベルトを持ってて、何が面白いんだ!? 俺たちが刺激あるリングにしていくんだよ。そしてノアのリングでも存在感ってモンを示していってやるよ」

 話題いろいろだが、なんと言ってもヨシキコールを背にした稲村の奮闘に震えた。2年目のルーキーにして、これでもかとノア内外のトップレスラーにぶつかっていく。当たり負けすることなく、沈んだかと覚悟した局面をことごとくキックアウト。1日2試合で関本と杉浦にフォール負け。こんなレスラーいるか!?

 バックステージで拳王がコメントを出す際も、稲村はうずくまったまま。5人に勢力拡大した金剛の集合ショットを求めるマスコミには呼応したものの、力尽きて試合後のファンとの撮影&サイン会には出席ならず。ファンサービスならずも、精魂果てるまで闘った稲村こそ金剛を象徴している。ルーキーだったとしても出る杭になっていい!

 元々の金剛3人は揃って自らに1日2試合を課したが、2試合目トリオ登場となったメインは敗北。試合での負けはスルーせず素直に悔しがる。さりとて、反体制魂は揺るがず、改めて武道館進出宣言。「刺激を与え続ける」という使命感も引き続き背負ってみせた。

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 清宮も「新しい景色」なる言葉を繰り返しているが、ノアで描きたい未来像を誰よりも口にしているのが拳王だろう。そのうえで親会社のやり方に疑問を呈す。ここには皮肉にも現「親会社リデットエンターテイメント会長」となる長州力の姿勢が被る。当時・藤波辰巳に喧嘩を売った反体制ぶりがサラリーマンを惹きつけ、観客と一緒に走るプロレスを展開。拳王は赤いパンツの長州力か!?

 いい試合をしましょうではメッセージも刺激もない。そこを拳王は知っている。生きていれば勝つときも負けるときもある。いろいろ大変なことがある。カチンとくることがある。筋を通したいと思うときがある(逆に、会社の犬になるしかないと思うこともあるかもだが)。より多くのファンと一緒に金剛が走るようになったとき、結果としてノアはもっと大きくなるに違いない。

 この日は、ボクは知り合いと一緒にチケットを買って、珍しくそこそこの前方で観戦していた。すると新鮮な光景に直面した。若い女性ファンがかわるがわる紙テープ投げのお願いにやって来る(団体や会場・座席エリアで制限ありなので注意)。スグ投げられるように加工したものに選手名などを貼り付け、ミニビニール袋にラッピング。自分だけが楽しむのではなく、果敢に共感者を募って盛り上げに一役買う。

 アナウンスで投げ入れNGエリアがアナウンスされると「ごめん、こっちNGでした」と配布者に戻しているファンもいた。なんだこの、文句なくいいファンに支えられている感!!(もちろん他団体にもいろんなカタチであるんだとは思うが)。もう「ファンと一緒に走る」をファン側からもアプローチしているわけだ。上から目線ではなく言いたいのは、ホント、新しいファンを歓迎したいし、プロレスに接してくれてありがとうなんである。

 この発言が出ると確信したファンからは「いくぜ! 金剛 武道館」シートの大会前配布も(メイン後に観客席から拳王に呼応する用)。

 「怒りの金剛くじ」、ボクが引いたのは3等のボックスティシュでした。使わせていただきます。

 結成7か月「金剛」がたどりついた自主興行。発展途上なところもある。覇王&仁王のジュニアタッグはまだまだ手探り。マサ北宮にももっと主張して欲しかった。だが全体として、イイモノを見た。

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