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「すべてを食ってしまったのは、拳王と秀樹のマッチアップ」 金沢克彦氏がノア12・3後楽園での杉浦軍vs.金剛を衝撃レポート

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 当サイトでもレポートしたノア12・3後楽園ホール大会でのセミファイナル。杉浦軍vs.金剛「杉浦貴&藤田和之&鈴木秀樹vs.拳王&マサ北宮&稲村愛輝」というタッグ戦。
・ 鈴木秀樹が急所蹴りなら、拳王は効かないフリして詰め寄る!  大興奮の杉浦軍vs.金剛にウラ攻防 ノア12・3後楽園 プロレス・格闘技・ボクシングの情報配信|カクトウログ

 ニュースサイト系が追いきれていないこの試合の衝撃を、元ゴング編集長である金沢克彦氏が伝えた。
・ 凄いものを見た 金沢克彦オフィシャルブログ「プロレス留年生 ときめいたら不整脈! 」Powered by Ameba

すべてを食ってしまったのは、
意外にも拳王と秀樹のマッチアップ。

序盤、コーナーに秀樹を押し込んだ拳王が
秀樹の頭を撫でまわし髪をグシャグシャにする。

(中略)

怖いもの知らずの拳王から素早くテイクダウンを奪い、
マウントポジションをとって至近距離のエルボーを乱打していく秀樹。
西永レフェリーが制止に入りブレークさせたのは、
そのとき秀樹が拳王の眼に指を入れようとしたからだという目撃談もある。

これで拳王にもさらに火が点いて、試合中盤
タッチ権を無視して秀樹に襲い掛かる。
ニュートラルコーナーにもたれた秀樹は「下がれ」と、
敵軍コーナーを指さすも拳王は止まらない。

次の瞬間、秀樹の金的蹴りが飛んだ。
無論、本気の一撃ではなく警告のような1発。
秀樹にすれば、イエローカードのつもりだったのだろう。

一瞬、股間を押さえた拳王だったが、
すぐに両手を広げて「効いちゃいないぜ」というポーズ。

このあと、一体どうなってしまうのか?
観客もマスコミも固唾を飲んで見守る。

ただし、拳王が一旦コーナーへと戻ったことにより、
秀樹も本来のレスリングテクニックで勝負していく。

(中略)

切り返し切り返しの攻防がピタッとはまる息もつかせぬ
現代プロレスもプロレスなら、
殺伐として息をのむようなプロレスもプロレス。

まさか2019年終盤になって、
元号が変わり令和の時代に入って、
こんなヤバイものを見せらつけられるとは思わなかった。

 金的のみならず「秀樹が拳王の眼に指を入れようとした」!? このシーンをボクの写真フォルダからも発掘してみたい。

 確かに目に指を入れようとしているようにも見える。西永レフェリーのブレーク指示を無視するかのように、秀樹が仕掛けている!

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 金沢氏のレポートはぜひ全文をご参照いただきたい。バックステージでの選手反応まで、しっかり拾っている。

・(鈴木秀樹がグッズ売り場にいた)
目が合うと満面の笑み。
おそらく、自分らしい闘いができたことに満足がいったのだろう。

・(藤田和之)
大会終了後にメールを入れてみると、
「ノアの若い選手は真っ直ぐで根性あります」との返答。

・(拳王)
「ギスギスしていたのがよかったですかね」と表情を崩すことなく一言。

 いやはや最高に想像を掻き立てられるではないか。

 ここまで無料で読ませてくれるなんて、金沢さんありがとう! レポートの深さ、表現の切れ味、選手との信頼構築・・・いやはや“ひとりゴング”“ひとりプロレス専門誌”状態。

 この試合は全編が興奮できるものだったが、もちろん全編“ギスギス”というものではない。お互いのチームがプロレスラーとしての技量を引き出しあってもいた。どちらのチームも連係攻撃を織り交ぜてもいたし。藤田&秀樹側に杉浦が付いているというのも大きいだろう。

 藤田の「ノアの若い選手は真っ直ぐで根性あります」という言葉には、受け止めてくれるノア勢という存在が感じられる。そう、この緊張感は杉浦&藤田&秀樹がいるからというだけではない。今秋の試合では、谷口周平や潮崎豪だって藤田には遠慮なくぶつかっていた。表情を崩さなかったとされる拳王にも言葉の“続き”をぜひ聞いてみたい。

 昨今のプロレス界における新規ファン開拓という点では、華やかさやイケメン度やコメント内容が語られがち。さりとて女性ファンも、そんな文脈だけで「プ女子」呼ばわりされるのは本意ではないだろう。プロレスの「強さ」「怖さ」「緊張感」をぶっこんでくるノア。そこからみえる迫力や覚悟こそが、ベテランファン・ビギナーファンをボーダレスに揺さぶり、共鳴を得るのだから。

 今回のような路線がノアの中でどこまで存在し続けていくかはわからない。だけれども、この日の大会の動員は、土曜開催の前回後楽園を、平日後楽園にもかかわらず300人上回ってみせた。何かが起きそうな雰囲気を察知して生観戦した観客はある意味勝者。GHCヘビー級王座(今後はGHCナショナル王座含む)戦以外では、藤田&秀樹のマッチメイクが集客を上下する気配もある。ノア戦士勢は彼らに噛みつかなければウソだろう。

 ノアの後楽園ホール大会は、年内あと一つ。
・ 2019年12月27日 金 杉浦軍興行「犬ども全員集合!後楽園で吠えろ!」 プロレスリング・ノア公式サイト PRO-WRESTLING NOAH OFFICIAL SITE

■ プロレスリング・ノア 杉浦軍興行 犬ども全員集合! 後楽園で吠えろ!
日時:12月27日(金)18:30
会場:東京・後楽園ホール

▼タッグマッチ
宮脇純太
清宮海斗
vs
中嶋勝彦
潮崎豪

▼RATEL’Sスペシャル4WAYサバイバーマッチ
YO-HEY
vs
タダスケ
vs
原田大輔
vs
HAYATA
※通常のルールのほか、最後の1人になるまで試合が終わらないサバイバールールを採用

▼大原はじめデビュー15周年記念試合
FUJITA
MAZADA
NOSAWA論外
vs
越中詩郎
ウルティモ・ドラゴン
大原はじめ

▼シングルマッチ
イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.
vs
丸藤正道

▼タッグマッチ
鈴木秀樹
藤田和之
vs
桜庭和志
杉浦貴

 これまた、とんでもないカード。

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