背負う日が見えるほどに 天咲光由デビュー第1戦・第2戦ともメイン登場
12日、スターダムがベルサール高田馬場大会を開催した。
大会結果 スターダム 3月12日(土) ベルサール高田馬場
■ スターダム 東京・ベルサール高田馬場
日時:3月12日(土)13:30
会場:東京・ベルサール高田馬場 観衆337人(主催者発表)
<大会前>
綱引きにより“相手”を決める。クイーンズクエスト側。
大江戸隊側。
<第1試合/シングルマッチ>
〇飯田沙耶
6分42秒 ノーザンライト・スープレックス・ホールド
●向後桃
<第2試合/8人タッグマッチ>
●月山和香
白川未奈
ウナギ・サヤカ
中野たむ
14分46秒 フロント・フェースバスター→エビ固め
〇桜井まい
テクラ
MIRAI
ジュリア
<第3試合/8人タッグマッチ>
●羽南
コグマ
葉月
岩谷麻優
13分21秒 変形逆回転固め
〇なつぽい
ひめか
舞華
朱里
<第5試合/Queen’s Quest vs 大江戸隊>
△林下詩美
15分00秒 時間切れ引き分け
△渡辺桃
ブシロードグループで“トーチャーツール”は共通!? 渡辺桃がレンチでトドメを刺そうとしたが、林下は回避。
<第6試合/Queen’s Quest vs 大江戸隊>
レディ・C
7分4秒 マイ・エンブレム→片エビ固め
鹿島沙希
試合終了直後に記者は「リングサイドで突き飛ばしてすみませんでした」とレディ・Cに言われる。「いえいえ、やさしく押していただいてすみません」と逆に詫びた。全然突き飛ばしてもらってよいのです。場外から味方をアシストする際にエプロン中央寄りからアプローチしたかったようで、カメラ位置が少し都合悪かった。
<第7試合/Queen’s Quest vs 大江戸隊>
〇AZM
8分41秒 あずみ寿司
●吏南
AZMがこの表情!! スターライト・キッドとのハイスピード戦が世界で話題となったが、この日もレベルの高い技を繰り出す。
<第8試合/Queen’s Quest vs 大江戸隊>
〇上谷沙弥
5分52秒 フランケンシュタイナー
●琉悪夏
躍動感のある動きで上谷沙弥が琉悪夏を退けた。ここまででクイーンズクエストが2勝1敗1分け。
<第9試合/Queen’s Quest vs 大江戸隊>
●天咲光由
11分10秒 テキサス・クローバー・ホールド
〇スターライト・キッド
天咲はどこから来た!? 東京に来ておよそ1年。AZM&ミラノコレクションA.T.と特訓
綱引きマッチを終えた大江戸隊選手はリングサイドでクイーンズクエストに揺さぶりをかける。やっかいな存在。
トリとなる天咲光由がクイーンズクエストの旗を背負って入場。
前日のデビュー戦から2日連続でメイン登場。
武藤敬司ばりの側転エルボー。
足関節技でキッドを揺さぶる。
キッドはアクロバティックな動きも入れて対処。
デビュー戦で話題となった天咲の“反動をつけてのペディグリー”は、前日とはまた違った要領で決まる。
再びの足関節からオリジナリティある押さえ込み。
新人殺しと言えば、プロレスでは逆エビが定石。キッドは変形のテキサスクローバーで天咲を下してみせた。
天咲光由はどこから来たのか。まだまだベールに包まれている。
19歳、本名・松田光由。京都市出身。2月19日にプロテスト合格。「この名前はスターダムのリングで、テッペンで咲くという意味」だという。
「プロレスラーになるために東京にきておよそ1年」と3月4日にツイート。11日のデビュー戦後には「ずっとAZMさんのファンだったんですけど、練習生の頃にAZMさん、あこがれのAZM先輩と秘密特訓をして(変型パイルドライバーは)身につけた技です。丸め込みはミラノさんです」とコメント。AZMとミラノコレクションA.T.から手ほどきを受けたことになる。
相手は頑丈。
当然ながらプロのトップと練習生の力の差は天と地。
でも諦めたらそこで終わっちゃう。
夢への道は片思いの一方通行。進むか辞めるか。
進むなら、ダッシュしてもいいし、着実に1歩1歩でもいい。途中休む事になるかもしれないけど、でも辞めなければ進行方向には夢がある。みらを pic.twitter.com/Hcm1vODhv4
— 🇮🇹ミラノコレクションA.T.🇯🇵 (@milano_c_at) November 25, 2021
ドライバー系、グラウンド系、押さえ込み。それぞれにスターダム他選手が用いないエッセンスを盛り込んでいる天咲。
ユニット対抗戦の肝は“天咲の2日間連続メイン”にあった。ドライバー系でダメージを与え、足関と押さえ込みで仕留めにいく。闘いの“軸”を持っているレスラーは強い。キッドが受けて立ったところも多分にあったと思うが、正統派としての逸材ムードがプンプンだ。#天咲光由 #SLK #stardom pic.twitter.com/imeBYL5sxV
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) March 12, 2022
新日本プロレスでのオカダ・カズチカが、凱旋時に技のオリジナリティでホンモノ感を醸し出していた。それを思い出したと言ったら言い過ぎだろうか。しっかりオーバーラップするのだ。
どのように成長するか楽しみであるし、旗以上のものを早々に背負ってくれる気配だ。
キッド「大江戸隊が最後勝ったぞ」詩美「2勝2敗1分けで、オマエら別に勝ってもねえのに」
キッド「大江戸隊が最後勝ったぞ! まあ、これは当たり前の結果といったところかな。おい、クイーンズクエスト、オマエらさあ、ホント早く解散した方がいいよ」
林下「おい、この五番勝負、2勝2敗1分けで、オマエら別に勝ってもねえのに、なに偉そうなこと言ってんだよ。そもそも解散など、そんな話はしてねえんだよ」
綱引きマッチ形式にまで発展したユニット抗争は結着つかず。
特にクイーンズクエストのリーダー格・林下と元クイーンズクエストリーダー・渡辺が引き分けとなったことで“結着つかず”感に輪をかけた。「解散」という物騒なワーディングも飛び出しているが、どのような駆け引きと新たなる結着方法につないでいくのか。この点はトゥビーコンティニューとなっている。
13日は後楽園ホール大会。
【明日は後楽園ホール大会‼️】
🎫当日券は午前10時より発売開始!
🉐お得な女性限定席、U25席も有り!◆タッグマッチ
中野たむ&月山和香🆚AZM&天咲光由📆3月13日(日)
🛎️11:30 試合開始
🏟️後楽園ホール🔻大会情報https://t.co/H8OZZTcbGd#STARDOM pic.twitter.com/Ix08Ht6qpM
— スターダム✪STARDOM (@wwr_stardom) March 12, 2022
■ スターダム 東京・後楽園ホール
日時:3月13日(日)11:30
会場:東京・後楽園ホール
<両国前哨戦/タッグマッチ>
テクラ
ジュリア
vs.
MIRAI
朱里
<両国前哨戦:10人タッグマッチ>
岩谷麻優
葉月
コグマ
羽南
飯田沙耶
vs.
渡辺桃
スターライト・キッド
鹿島沙希
琉悪夏
吏南
<アーティスト・オブ・スターダム選手権試合>
[王者組] 舞華
ひめか
なつぽい
vs.
林下詩美
上谷沙弥
レディ・C
[挑戦者組]
<シングルマッチ>
桜井まい
vs.
ウナギ・サヤカ
<3WAYバトル>
フキゲンです★
vs.
向後桃
vs.
白川未奈
<タッグマッチ>
天咲光由
AZM
vs.
月山和香
中野たむ