順番を待ってたんじゃつらい 「全員に復讐していく」勇敢なコズエンの歌
当サイトで恒例となっているコズエン(COSMIC ANGELS 中野たむ 白川未奈 ウナギ・サヤカ 桜井まい)寄りの大会レポート。「コズエン通信」いってみましょう!! 9月16日・後楽園ホールと9月18日・エディオンアリーナ大阪第2の2大会。コメント言い回しは公式サイトに合わせています。
(画像は加工せずご利用いただくぶんには、選手ご本人はもちろん、ファンSNSについてもご自由にどうぞ)
大会結果 5★STAR GP 2021 9・16後楽園 & 9・18大阪
■ スターダム 5★STAR GP 2021
日時:9月16日(木)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆363人(コロナ対策限定人数=主催者発表)
<第1試合>
●レディ・C
6分27秒 ブロック・バスター・ホールド
〇羽南
<第2試合/月山和香スターダム・チャレンジ>
〇スターライト・キッド
9分44秒 テキサス・クローバー・ホールド
●月山和香
<第3試合/桜井まいスターダム・チャレンジ(7)>
〇ひめか
8分11秒 ラリアット→体固め
●桜井まい
<第4試合/「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式リーグ戦>
●鹿島沙希
5分24秒 回転式ラ・マヒストラル
〇なつぽい
<第5試合/「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式リーグ戦>
●白川未奈
8分26秒 ピーチサンダー→片エビ固め
〇渡辺桃
<第6試合/「5★STAR GP 2021」ブルースターズ公式リーグ戦>
●AZM
8分34秒 回転エビ固め
〇上谷沙弥
<第7試合/「5★STAR GP 2021」ブルースターズ公式リーグ戦>
●ウナギ・サヤカ
10分34秒 ライガーボム→エビ固め
〇彩羽匠
<第8試合/「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式リーグ戦>
△コグマ
10分1秒 両者リングアウト
△岩谷麻優
<第9試合/「5★STAR GP 2021」ブルースターズ公式リーグ戦>
〇小波
11分26秒 スモール・パッケージ・ホールド
●林下詩美
<第10試合/「5★STAR GP 2021」ブルースターズ公式リーグ戦>
●中野たむ
12分11秒 流炎→片エビ固め
〇朱里
■ スターダム 5★STAR GP 2021
日時:9月18日(土)12:30
会場:エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場 観衆403人(満員/コロナ対策限定人数=主催者発表)
<第1試合>
〇フキゲンです★
4分15秒 レディがフォールしたところを切り返し→首固め
●レディ・C
<第2試合/月山和香スターダム・チャレンジ④>
〇朱里
6分7秒 胴締めスリーパー・ホールド
●月山和香
<第3試合/桜井まいスターダム・チャレンジ⑧>
〇小波
7分16秒 バズソーキック→片エビ固め
●桜井まい
<第4試合/「5★STAR GP 2021」ブルースターズ公式リーグ戦>
●琉悪夏
7分40秒 反則
〇ウナギ・サヤカ
<第5試合/「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式リーグ戦>
●鹿島沙希
7分1秒 横入り式エビ固め
〇コグマ
<第6試合/「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式リーグ戦>
●白川未奈
9分0秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド
〇岩谷麻優
<第7試合/「5★STAR GP 2021」ブルースターズ公式リーグ戦>
●彩羽匠
8分55秒 あずみ寿司
〇AZM
<第8試合/「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式リーグ戦>
〇スターライト・キッド
9分50秒 モモ☆ラッチ
●ひめか
9・16後楽園 ●白川未奈(8分26秒 ピーチサンダー→片エビ固め)渡辺桃〇
パッセンジャーのみんな、9・16後楽園大会のコズエン通信が始まるよッ。公式戦だけになるけど、振り返り!!
リーグ戦は開幕2連勝からの3連敗中の白川。キッカケをつかむべく、グラビアポーズで気合いを入れる。
このリーグ戦。試合が組まれない日は残念だが、組まれた日はシングルなので白川ムーヴが堪能できて嬉しい。おなじみ「チャンス~」からの吊り天井で会場に火をつけておいて、、、
足4の字固めへ。ロッシー小川さんに「昭和テイストのプロレス」と評されたが、パフォーマンスはもちろん「わかりやすい」「痛みが伝わる」試合を全うする白川のプロレスは胸を打つ。
昭和テイストのプロレスを実践する白川未奈。ロメロ・スペシャル、ルー・テーズ・プレス、パワースラム、フライング・クロス・チョップetc…昭和のプロレスは技の難度ではなく、魂が込められていた。だから技の数にこだわることなく、改良したオリジナルを見せてもらいたい。 pic.twitter.com/R9YvZeIfxw
— ロッシー小川 Rossy Stardom (@rossystardom) September 14, 2021
桃のチキンウイングフェースロックに苦しみながら、気合いの舌ペロッで脱しようとする白川。
ピーチサンライズの体勢から前方に叩きつける桃の新技『ピーチサンダー』。これを食らい、さすがの白川も沈んだ。
、、、だけれども、目に宿った闘魂は死んでいない。
今日も負けたけど
しつこく追いかけ回してやるんだ。
何回でもやらせろ
これで終わらせないから!!!!!!!!
私諦め悪い女だから!!!!!!!!!#STARDOM pic.twitter.com/LrsikrpWoF
— 白川未奈 Mina Shirakawa (@MinaShirakawa) September 16, 2021
9・16後楽園 ●ウナギ・サヤカ(10分34秒 ライガーボム→エビ固め)彩羽匠〇
彩羽匠を相手に“握手からの顔面蹴り”を仕掛けたウナギ。見ているこっちがヒヤヒヤだが、これでも動じない彩羽の恐怖感たるや!!
彩羽の重爆ぶりの餌食になるウナギ。背中が痛いッ。
どっしりとお尻を落とされたサソリ固めにウナギ悶絶。
それでも「拙者、蒲焼き者で候。」で反撃。この高さと美しさを見よ!!
彩羽は難攻不落だった。ウナギはライガーボムに沈む。
彩羽「粘ったね、ウナギ。意外に。変なヤツっていうのはツイッターで聞いてた部分があったので、覚悟はしてたんですけど。まだキャリア2~3年? 3年弱? 最初は見た目だけかなと思ってたんですよ。でも、まだ技が少ないなか。でも攻めどころをわかってるなと思いましたね。でも、自分も落ち着いてはいられないので。2点をしっかり取らなきゃいけない立場だったし、前の試合で上谷選手が11点と聞いて、ちょっとやばいなと思ったので。早く畳みかけようと思ったら、まさか10分試合してました。でも、ファンの人が言うほど変なヤツじゃなかったです。ちゃんとプロレスラーでした。ありがとうございました」
この試合前、ウナギはバックステージで「匠さん(が相手で)、緊張する~」と漏らし、まわりから「なに、これまでの相手はそうでもなくて区別してるの!?」とイジられていた。ウナギ「そうじゃないですッ!!」。そこにロッシーさんが登場して「ん、どうした、どうした!?」。余計にワワッとなったウナギ、思わずヨガポーズで構えたのがこちらのツイート。
彩羽匠を相手に健闘したウナギ・サヤカはリーグ戦を通じて、さらなる進化をしているようだ。自己主張の塊は、出過ぎた杭は打たれない例となるかも… pic.twitter.com/VcfOCvx8TI
— ロッシー小川 Rossy Stardom (@rossystardom) September 16, 2021
9・16後楽園 ●中野たむ(12分11秒 流炎→片エビ固め)朱里〇
大会はメイン。中野たむのセコンドとしてTシャツで白川が桜井まいとともに再登場。
中野のリングインはウナギと桜井がロープを開ける。
“週プロ表紙”以降の中野、新コスチューム。イメージカラーの紫が鮮やかになり、カンフーガール風のオリエンタルさにも磨きがかかった。朱里は握手に応じず。
両者はシングル初対決。コーナーからの中野ダイブは、バックステップでかわした朱里が下から蹴り上げでゲホッ。
ハイリスクハイリターンな場外戦は中野がジャーマン。エプロンのマットは固く、このあと中野は頭を押さえていた。
攻防を経て中野も朱里も場外でグロッキー。桜井、白川、ウナギが総出で中野の奮起を促した。
絶対に倒してやる。中野の執念が、腰を落とした状態からの蹴りとなってあらわれる。
朱里よ、食らえーーーッ!!
中野面白いじゃない、これを、、、
食らえーーーッ!!
朱里がバズソーキックからの流炎で中野にトドメを刺した。
コズエンに支えられながら中野たむは引き揚げた。
朱里「5★STAR GP、中野たむ、勝利しました。中野たむとはシングルマッチ初でホントに交わることはなかった。でも、今日やって、自分はジュリアとタッグを組んでて、ジュリアはあんなおもしれえヤツとずっと闘ってたんだなってさらに思いました。これからもっともっとやり合いたいなと思った相手です」
中野「朱里、朱里、こえーっ!! 負けたぁ!! 5★STAR GP優勝…ない…? ないけど、たむは5★STAR GPで負けたやつ全員に復讐していくから!!」
中野「中野たむは体は死んでも心は死なないんで!!」
こんな感情をさらけだす中野と一緒に闘うことで、ボクらも「生きている」という実感を持てる。優勝戦線はなくなったが、メンタル的にきていたリーグ戦序盤の中野はもういない。気持ちはもう「全員に復讐していく」に向かっている。
試合後のコメントを出してからしばらくして、中野が控室から出てきた。
大御所カメラマン「体は死んでも・・・って、そもそも体が死んだらダメじゃない!?」
中野「確かに・・・」(まあそれくらいの気持ちってことで)
カクトウログ「今日はコズエンは全敗でしたが・・・」
中野「(目をパチクリして)コズエン全敗!? ガーン!!」
口ではそう言ったが、リーグ戦出場を果たした白川、ウナギとともに、それぞれの個人闘争で存在感を出せていることには満足感を感じているに違いない。負けたからって順番待ちなんてコズエンには似合わないのだ。