RIZIN.24 那須川天心vs.皇治 打撃数・ヒット数・的中率を完全解説
2020年9月27日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されたRIZIN.24のメインイベントの那須川天心vs皇治。終わってみれば那須川天心の圧勝でした。
試合後、自身の「那須川天心チャンネル」でこう語った。
「多分攻撃を一発ももらっていないと思うんですよ。ちょっと危ないのもあったんですけれど(右フックは)ちゃんといなして全然入ってないです。ダメージないですし、足を蹴って自爆したくらい」
今回、これが事実なのか。カクトウログでは那須川天心と皇治の手数とヒット数を各ラウンドごとに集計してみました。
手数 | ヒット数 | ヒット率 | ||
1R | 那須川天心 | 39 | 23 | 59% |
皇治 | 17 | 1 | 6% | |
2R | 那須川天心 | 47 | 26 | 55% |
皇治 | 22 | 1 | 5% | |
3R | 那須川天心 | 49 | 29 | 59% |
皇治 | 24 | 2 | 8% |
3Rの合計
那須川天心 手数135発 78ヒット(的中率58%)
皇治 手数63発 4ヒット(的中率6%)
<集計方法>
手数はキック、パンチ、膝蹴りなどすべて含みます。ヒット数はクリーンヒットまでいかなくても相手に顔面、ボディ、足へ当たっている数字です。
結果的には手数で2倍以上の差がつき、ヒット数では約10倍もの差がつきました。つまり試合は那須川が2発打ち、皇治が1発打つ展開。しかし、皇治が打たれた後に返すパンチ、キックはことごとく空振りに終わる。出入りの速い那須川にパンチ、キックはほとんど当たらなかった。終わってみればこの試合、実力差がありすぎた感が否めません。
試合中、プロレスリングNOAHの清宮海斗に教わったドロップキックをみせた那須川。
那須川天心のこれから
那須川は「キックボクシングはあと10試合もやらない」、「ボクシングの世界王者になりUFCの世界王者とキックボクシングルールで対決したい」こんな発言をしています。と言うことは、噂にあったボクシング界へ来てくれるのかも知れません。
那須川天心の今回の契約体重は58.5kg、まだ22歳と言うことを考えればボクシングの階級だとフェザー級、S・フェザー級です。S・フェザーには38戦37勝33KOのミゲール・ベルチェルト。もう一つあげたライト級にはロマチェンコやメイウェザーの秘蔵っ子 ガーボンタ・デービスなどの化物揃いです。天心、もう十分だろう!あと1人以外日本に敵はいない。