天下無双と極彩色の間にウナギ・サヤカ　本人に聞くコズエンとギャン期

　2022年10月1日、スターダム武蔵野の森総合スポーツプラザ大会にて「決心しました。大暴れします」とコメントを出したウナギ・サヤカ。同月7日からまさかの他団体出撃期に突入。スターダムはほぼ出場なしで、異例の他団体ハシゴ参戦。通称「ギャン期」が展開されている。29日のディアナ名古屋大会の様子と直撃インタビューをお届けする。
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（大会結果）ディアナ名古屋大会 1月29日（日）名古屋ダイアモンドホール

　売店行列の8割を占めた“ひつま武士”と呼ばれるウナギファン。観客動員にも多大なる貢献を果たしたウナギには、特に大量の紙テープが舞う。名古屋への登場はギャン期になって初だ。

■ ディアナ名古屋大会
日時：1月29日（日）12:30
会場：名古屋ダイアモンドホール 観衆342人（主催者発表）

＜第4試合/タッグマッチ20分1本勝負＞
○ウナギ・サヤカ＆ななみ
　16：48　これより我は修羅に入る→片エビ固め
井上京子＆●デボラK

4⃣井上京子＆●デボラK
(1/20)
ななみ＆〇ウナギ・サヤカ

京子の安定感ある攻撃を重ねるも、16:48ダイビングボディプレスでウナギ勝利。勢いでウナギが京子にシングル要求。京子は4/29後楽園で受諾だ。ウナギ「査定してやるぞ」に実に嬉しそうに京子は呼応した。#ディアナ #DIVA_pwbar 名古屋 pic.twitter.com/B0xkol3QiO

— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) January 29, 2023

スターダムでは朱里率いるユニットGod’s Eye入りしているが、ディアナではウナギと共闘関係（プロレス界での同期）。ななみの選手コールに、この日にOKとされた紙テープが舞った。

天下無双の文字があしらわれたガウンが、いつも以上に極彩色に包まれた。

入場ポーズ後、相手チームの入場でライトが落ちる。その間にウナギは、紙テープの量を味わいながらかたづけに加わる。

対するはデボラK、井上京子。

獲物を逃してなるものかとばかりに、ななみとウナギで京子をサンドイッチ。

京子がリバースインディアンデスロックから得意のムーヴ。グイグイとウナギを攻める。

先輩に立ち向かおうとななみとウナギが躍動。ピンチにもウナギがカットに入る。

ウナギ自身も京子に絡みつき、得意技を叩きこんでいく。

左足レガースに「ギャン期」。

ななみジャーマンからのウナギ「これより我は修羅に入る！」連係でフィニッシュ。

苦しい闘いが続くギャン期で、ななみと、ひつま武士と、歓喜の勝ち名乗り。

（試合後&バックステージ）ディアナ4・29後楽園で京子35周年記念「井上京子vs.ウナギ」シングル戦が決定

ウナギ「勝ったから言いたいこと言わしてもらうけど井上京子!!　歴史は知らないが、見てきて、お前はやっぱすごいなって思う。いつでもやさしくて太陽みたいで、いっぱいカレーつくって酒に酔って風呂、意味わかんないくらい飯食っちゃう（観客笑い）お前が…私は好きだ。でもさ、そろそろみんな井上京子のちょっと本気が見たいんじゃないかな。私とシングルをしてください。お願いします!!（拍手）」

（ウナギが手を差し出すと京子が受諾で握り返す）

京子「ウナギさん。歴史は知らないって言うけど歴史好きじゃん傾いてるじゃん。いろいろ見てくれて…私のこと好きじゃん。どうもありがとう。35周年に今年なります。こうやって若手のレスラーからシングルやろうって言われることはすごいことだと思います。シングルやらせてください。ウナさん、言ったけど逃げられたら困るから日にち決めていい?　すぐね4月29日に後楽園ホールあるんだ。わたし35周年の記念試合やろうと思ったんだけど（ウナギが驚くようにガッツポーズ）、ディアナの“周年”の大事な大会なんだけど、そこでシングルやりまょう。よろしくお願いします」

（2度目握手）

ウナギ「4月29日、後楽園ホール。そこで井上京子、お前を査定してやるよ!!」

京子「ギャーハッハ」

（3度目握手）

ウナギ「ななみいいか、大事な試合っていうのはこうやって決めていくんだ（観客笑い）」

（バックステージ）

ななみ「入場からワクワク。楽しかったです」

ウナギ「同年デビューですからね。ウナはななみをちょっとだけ信じてる。身長も一緒だし、デビュー年も一緒だし、2人で狙うものがあってもいい。ディアナにいるななみが決めてくれれば」

ななみ「おもっ。でもウナギさんとタッグを組みたい。よろしくお願いします」

ウナギ「そしてやっと井上京子とシングル。しかも知らなかったんですけど35周年というスーパー記念すべき大会でシングル。これは本当にすごいこと。やりたいことは自分の口で言わないといけないと思ってるし、自分で叶えないといけないと思う。自分のプロレスラー人生は全て自分の責任で。適ってもその先に行けるかはすべて自分次第だと思っているので。私は生きますよ、4月29日。井上京子、査定してやるよ。みなさん絶対、後楽園に来てください。ななみもね」

ななみ「なんか全部もっていかれましたけど」

ウナギ「2人で勝ちましょう。ギャン!!」

ななみ「ギ、ギャン!?」

（直撃インタビュー）深夜ツイートの行間までディープに告白

　ディアナ1・29名古屋大会終了後にウナギ選手にインタビューをさせていただきました。つづく。