中野たむ「まだまだやらなきゃ」女巨人撃破V2 なるか女子プロレス大賞
13日、スターダムが『STARDOM × STARDOM 2023 ~大阪夏の陣~』エディオンアリーナ大阪大会を開催した。カクトウログ大阪班からの写真が到着。コメント言い回しは公式サイトに合わせてあります。
安納「ウチらは獲る運命やった」 なつぽいとレスラー人生の伏線回収
<第4試合/ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合>
《王者》白川未奈&●マライア・メイ(Club Venus《Rose Gold》)
13分24秒、フェアリー・ストレイン
《挑戦者》安納サオリ&〇なつぽい(COSMIC ANGELS)
※白川&マライアが2度目の防衛に失敗、なつぽい&安納が第29代王者に
※鈴季すずと星来芽依の21歳タッグがゴッデス王座挑戦表明
とにかく技の精度で観客のハートを鷲掴みにする2人。タッグでの相乗効果は絶大過ぎた。
なつぽい「やっぱり最高のタッグだった。だけどウチらは、それを超える最強のタッグ」安納「ウチらはベルト取る運命やった」
鈴季すずと星来芽依の“21歳タッグ”がリングイン。
鈴季「放送席から失礼しまーす。いまはオマエらの試合をそこでじっくり見せてもらった。新チャンピオンおめでとう。ガントレットタッグマッチで勝利したウチらが、そのベルトに挑戦する資格は十分にあります。ウチら21歳でしょ。21歳の若さで、オマエらオバ…、オバ…おばさんの、そのベルトで巻いてやるよ」
なつぽい「21、ホントに? 貫禄ありすぎだろ。いいよ。防衛戦やりましょう。それじゃ、バイポーイ」
鈴季「バイポイってなんだよコノヤロー。マイク入ってねえじゃねえかよ!」
なつぽい&安納のコメント
なつぽい「スターダムのベルト2人で巻いちゃったよ。ホントに、最強なんじゃない、ウチら」
安納「うれしい、素直にうれしい」
なつぽい「ツイッターで未奈ちゃんに言ってたことがあるんだけど、それの意味、そのままのことなんだけどね、未奈ちゃんは人のまねっこをする。なつぽい革命を掲げたとき、白川維新、最強の夏に最高の夏? 執念とかジャッジメントとか。未奈ちゃんはさあ、もう自分自身で、もうっていうか、未奈ちゃんはすごい自分自身の個性、メッチャクチャ強いもの持ってるのに、もう人のものなんか要らないじゃん。そういう意味だよ、私が言ってたのは。現に私はいま未奈ちゃんに勝ってない、未奈ちゃんには勝ってない。あのときの白いベルトはまだ私は足りなかった、ふさわしくなかった白いベルトに。だからいま私はもっともっと強くなって白いベルトにふさわしい人間になろうと思って闘ってる。未奈ちゃんとの物語はまだ終わってないから。これからもずっとずっと続くから。そういう意味だよ。ちょっと熱くなった」
安納「でもさ今日はさ、ウチらがベルト取ったやん。なつみが取ったよな、今日は」
なつぽい「私が取ったよ」
安納「今度私が取るから。私が守るから、このベルト」
なつぽい「望むところだよ」
安納「なつみは最強、私はこのベルトを巻いてさらに輝くから」
なつぽい「私もさらに輝くから」
安納「じゃあ私は最強やから」
なつぽい「もう最強の最上級の究極だから。バイポーイ」
カクトウログへのコメント(岡山大会)で決意を口にしていなつぽい。
【いよいよ大阪決戦。大会は15時ゴング】
あらためてこのタイミングで安納サオリ選手と組んで闘うことをどう感じられていますか?https://t.co/qU3Q8SStcr#なつぽい #安納サオリ #stardom #大阪夏の陣
その他質問いろいろ…なつぽいの決意を“復習”して大会へGO!!
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) August 13, 2023
カクトウログ あらためてこのタイミングで安納サオリ選手と組んで闘うことをどう感じられていますか?
なつぽい うーん、本当に、私のプロレス人生はまだまだ続きますが、本当に今までやって来たこと、今まで通ってきた伏線回収をしているような気持ちで。サオリとのタッグを組んでアクトレスの時代もやって来たんですけど、ベルトを2人で巻くということも1度もしたことないし、2人で何か結果を残すっていうことは、何も果たせてないんですよね。それがこのスターダムというリングでやって来るのかと。そういう気持ちです。本当に獲るしかないですよね。
同じ起源を共有しつつも別々のタイミングでスターダムにたどり着く。なつぽいは「伏線回収」と表現したが、有言実行となった。それでいて、コメントブースでは白川未奈に対してのメッセージを長く出したことが興味深い。お互いに「白いベルトにふさわしい人間」になろうと呼びかけているようでもあった。
岡山大会ではこのようなコメントもあったが・・・。
カク IWGP女子挑戦と5★STAR優勝決定戦、どう前後するかはわかりませんが、5★STAR制覇の暁に挑戦したいベルトがIWGP女子なのか他にあるのかは?
なつぽい それはどうでしょうね。妖精の隠し事です(笑)。
なつぽいの気持ちにあるのは白ベルトなのかもしれない。
一方で、敗れこそすれ、2度目防衛戦とは思えない闘いぶりで大阪ファンを魅了した白川&マライア。まだまだクラブヴィーナスを高みに持っていくに違いない。
史上2人目の赤白2冠達成だけでは終わらない!! なつぽい&安納も戴冠で新生コズエン再び2冠
<第7試合/ワールド・オブ・スターダム選手権試合>
〇《王者》中野たむ(COSMIC ANGELS)
16分23秒、タイガー・スープレックス・ホールド
●《挑戦者》メーガン・ベーン(ー)
※中野が2度目の防衛に成功
中野「本当にいままでで最大のピンチでした。マジでバケモンでしょ」
それでも中野は負けられない。全体重を浴びせる宇宙旅行、そして相手体重さえも利用したタイガー・スープレックス・ホールド。
この日にゴッデス戴冠となったコズエンの安納&なつぽいと試合後に合流。
「思ったこと一つある。世界ってめっちゃ広い。だからたむは、でも、私はスターダムを世界で一番だと思ってる。だからたむはまだまだこれからやらなきゃいけないことがある。みなさん、たむを信じてついてきてください。(倒れる)マジ、もう…。ブスですか、ブスですよね。ありがとう。みなさん、きょうも長い時間私たちと一緒に闘ってくれてありがとうございました。準備はいいですか!?宇宙にきらめくたむロードについてこい!ビリーブイン、たむ! ありがとう」
中野「ワールド・オブ・スターダム2度目の防衛に成功しました!ありがとう…。ブスですよね、さすがに今日は。なんか言ってくださいよ。巨人メーガン、バケモノすぎる。どっちが勝ったんだか、これじゃ分かんないじゃん。マジでマジで今回は本当にダメかもって何回も思った(涙)。怖かった…。でも防衛しました!メーガンさん、オマエはもう死んでいるってすごい良い日本語知ってると思う。でももう一つ教えてあげる。人はね、深い悲しみを背負った奴ほど強いんだよ。何回も何回ももうダメかもって思って、もう無理かもって思って、悲しいこといっぱいあって、でもそれを乗り越えて私は今この赤いベルトを取ったから。まだまだあんたに渡すわけにはいかなかった。もっともっといっぱい守っていきたい。あと今日分かったこと。世界はめちゃくちゃ広いってこと。たむにもまだまだやらなきゃいけないことがあるみたいです。たむを信じてついてきてください。ありがとうございました。あ、なっちゃん、サオリちゃん、チャンピオンおめでとう。どこ行ったの?」
謎の女巨人撃破でワールドV2。それでも「まだまだやらなきゃいけないことがあるみたいです」と中野は前を向いた。開幕中の『5★STAR GP』では現在2勝0敗0分け。もちろん王者のまま制覇を狙っているわけで、その先には女子プロレス大賞も見据えていることだろう。
今年に入って史上2人目の赤白2冠達成を果たした(その後に白は陥落)。この大会では、なつぽい&安納も戴冠で新生コズエンは再び2冠となる。ユニットリーダーとして力強くコズエンを牽引。男女を越えて女子初でのプロレス大賞MVPも胸に秘めているのではないか。
マット界はコロナ明けムードだが、多くの団体が観客動員で後退する中でスターダムは躍進した。ファンからの支持率上昇は明らか。そんな中でバケモノ級のメーガンを投げ切った中野に、プロレス界の力関係をもひっくり返す大役を期待せずにはいられない。
(大会結果)STARDOM × STARDOM 2023 ~大阪夏の陣~ 8月13日(日)エディオンアリーナ大阪
■スターダム STARDOM × STARDOM 2023 ~大阪夏の陣~
日時:8月13日(日)15:00
会場:エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第1競技場 観衆1796人(主催者発表)
[STARDOM×STARDOM 2023 ~大阪夏の陣~ | PIA LIVE STREAM(ぴあライブストリーム)]
販売終了:2023/8/16(水)19:00
配信終了:2023/8/16(水)23:59
<第1試合/大阪ガントレットタッグマッチ10チーム参加>
《出場チーム》
・鈴季すず&星来芽依(ー)
・葉月&飯田沙耶(STARS)
・渡辺桃&琉悪夏(大江戸隊)
・AZM&天咲光由(Queen’s Quest)
・水森由菜&花園桃花(ー)
・月山和香(Club Venus)&ビリケンです★★(ー)
・羽南(STARS)&妃南(Queen’s Quest)
・舞華&テクラ(Donna del Mondo)
・朱里(God’s Eye)&HANAKO(ー)
・MIRAI&壮麗亜美(God’s Eye)
○渡辺桃&吏南(3分38秒、ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め)羽南&妃南●
○AZM&天咲光由(3分36秒、あずみ寿司)渡辺桃&吏南●
○MIRAI&壮麗亜美(3分3秒、サソリ固め)AZM&天咲光由●
MIRAI&▲壮麗亜美(3分34秒、ダブル・オーバー・ザ・トップロープ)葉月&飯田沙耶▲
○水森由菜&花園桃花(2分55秒、ダイビング・スーパーガール)朱里&HANAKO●
月山和香&○ビリケンです(2分6秒、後方回転エビ固め)水森由菜●&花園桃花
鈴季すず&○星来芽依(1分35秒、流れ星)月山和香●&ビリケンです☆
○鈴季すず&星来芽依(3分3秒、テキーラ・ショット)舞華&テクラ●
※鈴季すず&星来芽依が勝利
<第2試合/STAR☆VERSE Presents 5★STAR GP 2023 Supported by SoftBank/RED STARS公式戦>
●刀羅ナツコ(大江戸隊)=3勝1敗・6点
7分31秒、モモ☆ラッチ
〇スターライト・キッド(大江戸隊)=1勝2敗・2点
<第3試合/ハイスピード王座選手権試合>
〇《王者》鹿島沙希(God’s Eye)
4分53秒、起死回生
●《挑戦者》コグマ(STARS)
※鹿島が2度目の防衛に成功
※星来芽依が来るが「またぐなよ!」と言い放ち次期挑戦者に向後桃を指名
<第4試合/ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合>
《王者》白川未奈&●マライア・メイ(Club Venus《Rose Gold》)
13分24秒、フェアリー・ストレイン
《挑戦者》安納サオリ&〇なつぽい(COSMIC ANGELS)
※白川&マライアが2度目の防衛に失敗、なつぽい&安納が第29代王者に
※鈴季すずと星来芽依の21歳タッグがゴッデス王座挑戦表明
<第5試合/STRONG女子選手権試合>
〇《王者》ジュリア(Donna del Mondo)
19分1秒、ビアンカ
●《挑戦者》優宇(7Upp)
※ジュリアが初防衛に成功
※映像が流れディオナ・プラゾらが挑戦を表明しアメリカでの対戦となる模様
<第6試合/IWGP女子選手権試合>
〇《王者》岩谷麻優(STARS)
21分32秒、ドラゴンズ・レイ
●《挑戦者》林下詩美(Queen’s Quest)
※岩谷が初防衛に成功
岩谷が林下にエプロンでのドラゴン。技量があるからこそ会場全体にダイナミックさが伝わる。
岩谷のここ一番の秘技が炸裂して林下を仕留めた。
<第7試合/ワールド・オブ・スターダム選手権試合>
〇《王者》中野たむ(COSMIC ANGELS)
16分23秒、タイガー・スープレックス・ホールド
●《挑戦者》メーガン・ベーン(ー)
※中野が2度目の防衛に成功