Sareeeを破った岩谷麻優の目前に 藤本つかさ「禁断の扉、開きませんか」
27日、スターダムが『ALL STAR GRAND QUEENDOM 2024』横浜BUNTAI大会を開催した。コメント言い回しは公式Twitterに合わせてあります。
中野たむ「明日から一緒に闘おう」 大江戸隊に追放されたキッドを救出
<第5試合/スペシャルタッグマッチ>
○アジャコング&伊藤薫(16分59秒、ダイビングエルボードロップ→体固め)●中野たむ&なつぽい
meltearが陽動作戦、合体攻撃。
カワイイ合戦要求。meltearならではのアプローチとなるがアジャは応じない。
臆せず向かっていく中野だったが、揺るがないアジャにやり返される。
サンドイッチラリアットからなつぽいも中野も投げを食らってしまい…
アジャのダイビングエルボーが火を吹いた。
(バックステージ)
アジャ「正直言って思っていたよりやるなと思いました。体格差もあるし、いかがなものかと(という思いはあったが)当たりの強さとかいうものはかなりの。スターダムのトップを張っている人じゃないですか。潰しにいかせてもらいました。(ダイビングエルボーは2段目からが基本だが)久々のBUNTAIで3段目(トップ)から降ろうかなと。だから余計に痛い目もしたと思いますけど我々からのプレゼント」
中野たむ「自分のことをちゃんとできてないヤツが大切なもの守れるはずなんてないなってすごく今すごく悔しい。私はもう一回自分のために闘いたい」
なつぽい「meltearはここから這い上がります。伊藤さん、今のなつぽいどうでしたか?でもまだまだ今日はぶつけ足りなかった気がする!もっともっとできるもん!またぜひチャンスください」
<第6試合/ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 4Wayバトル>
鈴季すず&○星来芽依(11分17秒、チェックメイト)スターライト・キッド&●琉悪夏
※クレイジースターが2度目の防衛に成功
※もう二組は「葉月&コグマ(STARS)」「AZM&天咲光由(Queen’s Quest)」
大江戸隊がキッドに攻撃し、追放となる。アイシングしながら登場した中野が救出。
(バックステージ)
スターライト・キッド「たむ、出てきて守ってくれた。それはありがとう。でもさ、感情がなんかいろいろぐちゃぐちゃで何にも話せない。追いつかない」
中野たむ「明日から一緒に闘おう!!!!!」
体格的な差はなかなか埋められないものだが、meltearがあらゆる合体攻撃、そして気迫と受け身をもってアジャコング&伊藤薫に立ち向かった。2人がかりながらアジャ、伊藤を投げる場面もあり。でき得る手段を迷うことなく総動員しようという姿勢。さらに、それを潰しにいったアジャ組。けっして顔見せ試合にならず、会場を盛り上げた。沈んだ中野は「もう1回自分のために闘いたい」とも。
波乱は次の試合で起きる。ここのところしばらく続いた中野とキッドの“ささやき問答”だったが、大江戸隊がキッドを追放したタイミングで一気に動いた。救出した中野の握手にキッドは応じなかったが、バックステージで中野が「明日から一緒に闘おう」とした。この動きは当然、他のコズエンメンバーは認知しておらず、展開が待たれる。
1年前“20年ぶり横浜アリーナ”5539人から半減するも2735人が熱狂
<第7試合/IWGP女子選手権試合>
○岩谷麻優(20分26秒、二段式ドラゴンスープレックスホールド)●Sareee
※岩谷麻優が5度目の防衛に成功
リング内外でダイナミックな攻防となり、さらに打撃合戦へと移行する。
観客から声が漏れるほど、双方の攻撃がエグい。Sareeeはジャーマン。そして裏投げ連投。
それでもフィニッシュさせなかった岩谷が得意技を重ねてからのムーンサルトプレス。
岩谷が二段式ドラゴンでトドメを刺した。
岩谷「Sareee、4年越しのタイトルマッチ実現させてくれてありがとう!あの日後楽園ホール赤いベルト、おまえがいなくなってめちゃくちゃ、ぶっ※したくなったけど、今日こうやってIWGPこのスターダムのリングに上がってくれて私は超ハッピー!2011年生まれ同期!新しいライバルが出来た気がする!」
Sareee「私さそのIWGPのベルト本気で欲しいのよ!だから今日は巻けなかったけど私必ずそのベルト獲りにくるから、また闘おうよ!」
藤本つかさ「アイスリボンの藤本つかさです!スターダムさんとは”色々”ありまして。引き抜き問題とか、ベストフレンズ対サンダーロック消滅問題とか!私のパートナー中島安里紗引退しちゃうんです。固い鎖でかかった禁断の扉、そろそろ開きませんか?ベストフレンズ対岩谷麻優、やりたいな!スターダムのアイコン楽しみにしてる。アイスリボンの象徴より!」
岩谷「いいよ!麻優いっぱい仲間いるし、誰でもパートナー呼べるから。これまた消滅した試合、初めての試合やってあげますよ!」
(バックステージ)
岩谷「これから自分はこのベルトの最多防衛記録を取って、女子プロレス最大のあのナントカナントカを取って、自分がスターダムのじゃない、女子プロレスのアイコンにきちんとなる。このベルトと一緒に成長していく」
Sareee「岩谷も言ってたけど、今日からがまた始まりなのかなと思うので、これから巻き返していきたいと思います。このままじゃ、負けたままじゃ終われないですよ」
間もなく自身の半生が描かれた『家出レスラー』が公開となる岩谷。最多防衛、今年の女子プロレス大賞の獲得宣言だ。そしてスターダムからはジュリア、ロッシー小川EPが去ったばかりだが、ジュリア移籍時(アイスリボン→スターダム)にひと悶着あった相手・アイスリボンから、このタイミングで藤本つかさが現れる。
女子プロレスファンは揺れた。マイクでやりとりした“中島安里紗引退”に絡む単発なのか。それとも両団体の交わりに発展していくのか。こうした展開にもっていける節目ではあるが、戦火を同時多発させたいスターダムの意地が炸裂したサプライズとなっている。
1年前には、“20年ぶり横浜アリーナ”開催が話題となった。
(2023年)
■ スターダム ALLSTAR GRAND QUEENDOM 2023 Powered by Softbank NFT LAB
日時:4月23日(日)16:00
会場:神奈川・横浜アリーナ 観衆5539人(主催者発表)
(2024年)
■スターダム 家出レスラー presents ALL STAR GRAND QUEENDOM 2024
日時:4月27日(土)
会場:神奈川・横浜BUNTAI 観衆2735人(主催者発表)
横浜アリーナ毎年開催との構想もあったが、今年は横浜BUNTAIこけら落としで代替された。5539人から半減するも2735人が熱狂となる。演出も上々だったが、何より好試合が続く。年度更新により退団選手が5選手出たが、万全の仕切り直しとなった。
1993年4月2日、横浜アリーナにおける女子プロレス夢のオールスター戦「ALL STAR DREAMSLAM~全女イズム夢★爆発」が伝説となっている(24時を回ってしまう6時間興行)。タイトルとしても「ALL STAR」が掲げられたが、スターダムのこの2年間の横浜5時間ビッグマッチには女子プロレス界を継承していく意欲に満ちている。とはいえ、スターダム創始者の小川氏が新たにマリーゴールド5月旗揚げ。女子プロレスにおける他方面での闘いが繰り広げられそうだ。
(ベストバウト投票)あなたがよかったと思った試合を投票してください
ベストバウト投票アンケートの実施となります。27日、スターダム『ALL STAR GRAND QUEENDOM 2024』横浜BUNTAI大会が開催されました。
(2024年5月1日(水)24時まで受付)
【今回は1試合選択】仕様変更された慣れないフォーマットを利用した際に3試合設定が漏れました。申し訳ありません。
※1端末から1回有効。やり直しは可。複数回投票の場合は最新回分の選択肢・コメントに上書きされます。
(大会結果)スターダム 家出レスラー presents ALL STAR GRAND QUEENDOM 2024 4月27日(土)横浜BUNTAI
■スターダム 家出レスラー presents ALL STAR GRAND QUEENDOM 2024
日時:4月27日(土)
会場:神奈川・横浜BUNTAI 観衆2735人(主催者発表)
<第0試合-① シングルマッチ>
○向後桃(6分11秒、ネクター・ピーチ)●八神蘭奈
<第0試合-② タッグマッチ>
○水森由菜&さくらあや(8分57秒、TPサンシャイン→片エビ固め)レディ・C&●梨杏
<第1試合/フューチャー・オブ・スターダム選手権試合>
《王者》○吏南(8分57秒、ダイビングダブルニードロップ→片エビ固め)《挑戦者》●玖麗さやか
<第2試合/小波STARDOM復帰戦 6人タッグマッチ>
朱里&○小波&壮麗亜美(11分49秒、トライアングル・ランサー)ジーナ&●月山和香&HANAKO
<第3試合/ハイスピード選手権試合 4Wayバトル>
○上谷沙弥(6分58秒、フランケンシュタイナー→エビ固め)●フキゲンです★
※上谷沙弥が第26代チャンピオンとなる。
※もう二人は鹿島沙希、飯田沙耶
上谷ツイート「赤の理由は‥分かるよね?想いが溢れるくらい山ほどある」
<第4試合/スペシャルシングルマッチ>
白川未奈(9分32秒、ノーコンテスト)刀羅ナツコ
※テクラが試合に介入し、白川に鉄パイプ攻撃、ノーコンテスト。試合後テクラが大江戸隊入りを宣言
バクステ
テクラ「私はパイプで人の顔を叩くのが本当に好きなの。最初にケージマッチに触発されてから、大江戸隊に参加したいとずっと思っていた。これから一緒に素晴らしいビジネスをすることになると思う。スターダムに返り咲くか迷ったけど、アイドル文化を完全に根絶するのが私の計画だから、ここにいる。これから言っておくけど、私は好きな場所で好きなことをしていくわ。なつぽいも、中野たむも、そしてまずは白川未奈」
<第5試合/スペシャルタッグマッチ>
○アジャコング&伊藤薫(16分59秒、ダイビングエルボードロップ→体固め)●中野たむ&なつぽい
<第6試合/ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 4Wayバトル>
鈴季すず&○星来芽依(11分17秒、チェックメイト)スターライト・キッド&●琉悪夏
※クレイジースターが2度目の防衛に成功
※もう二組は「葉月&コグマ(STARS)」「AZM&天咲光由(Queen’s Quest)」
<第7試合/IWGP女子選手権試合>
○岩谷麻優(20分26秒、二段式ドラゴンスープレックスホールド)●Sareee
※岩谷麻優が5度目の防衛に成功
<第8試合/ワンダー・オブ・スターダム選手権試合>
○安納サオリ(21分24秒、ポテリング)●羽南
※安納サオリが2度目の防衛に成功
マイク
安納「羽南あのさ、なんなん?凄過ぎるやろ?こんな魅力的な19歳羨ましいわ。未来しかない。でもさ、こんな33歳も結構魅力的ちゃう?」
羽南「悔しいけど魅力的な33歳!白いベルトの階段は全然高かったけどまた挑戦させて下さい!」
壮麗亜美「次のベルトの挑戦者は壮麗亜美だ!」
なつぽい「ダメダメダメ!だめなオハナシ!」
安納「なつみ、壮麗、そこ試合決定で!意味わかる?」
バクステ
羽南「次は絶対私が安納サオリから私が取りに行くから。絶対それまで、絶対絶対絶対!!持ってて。私が安納サオリから取るから!」
安納「これから注目してとは、言わん。でも見逃したら後悔させてやる」
壮麗「なつぽい、お前には5★STARにも勝っているし、私はハイスピードキラーだから絶対にぶっ倒してやる」
<第9試合/ワールド・オブ・スターダム選手権試合>
3本勝負(1本目通常マッチ・2本目ハードコアマッチ・3本目ラストウーマン・スタンディング・マッチ)
〇《王者》舞華(2-1)●《挑戦者》渡辺桃
1本目:通常マッチ→渡辺桃(14分14秒、ピーチサンダー→片エビ固め)
2本目:ハードコアマッチ→舞華(12分37秒、みちのくドライバーⅡ→片エビ固め)
3本目:ラストウーマン・スタンディング・マッチ→舞華(8分14秒、旋回式みちのくドライバーⅡ→10カウントノックアウト)
※舞華が4度目の防衛に成功
マイク
舞華「渡辺桃!楽勝で私が2勝して勝てると思ったのにマジで焦ったよ。おまえはやっぱり凄げぇレスラーだよ!今日はおまえとやれて良かったと心の底から思ってる。ありがとう!」
桃「舞華、ありがとう!とでも言うと思ったのかクソボケ!私がこのやり方で絶対獲ってやるから待っとけクソチャンピオン!」
舞華「防衛に成功しました!今色々な事があって色んな話題があるけど、私は今までの歴史だったり受け継がれてくるものだったり、その歴史達と向き合って新しい何かを生み出さなきゃいけない!それが私達プロレスラー、そしてこれが女帝時代だ!もっともっとこのベルトをかけて色んな試合をして世界一すげぇ試合バンバンして、女帝時代を築き上げていくんで皆さんよく見とけよ!」
バクステ
舞華「私がスターダム面白くしてやるよ。この赤いベルト戦も面白くしてあげるよ。スターダムから目を離せなくしてあげる。何でも来いだわ。スターダムには私が、”女帝”がいるから大丈夫だよ」
桃「クソが!泣いてねーよ。泣いてねーよ!!舞華、ぜってーにこういうやり方で私はその赤いベルトを巻くんだよ!待っとけよ!」