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アクトレスからの選手移籍経緯 風香「小川さんはダブル所属も提案してくれて」

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 30日、マリーゴールドが記者会見を開き、元アクトレスガールズ6選手の新入団を発表した。会見後の囲み会見にロッシー小川代表、風香アシスタントプロデューサーが応じた。

風香「小川さんの方からは本当にアクトレスにとっていいような提案もしてくださった」

アクトレスガールズからの選手移籍となった経緯について。

風香「ざっくりになっちゃうんですけども、アクトレスで限界を感じていたりとか、プロレスラーになりたいって悩んでいた選手の方から相談があって。まあその本当、ざっくりになっちゃうんですけど、そのタイミングで小川さんの新団体もスターダムからは 5 人しかいないっていうのを聞いて、なんかちょっとビビビときたところがあって、ちょっと相談させていただいて。小川さんの方からはもう簡単に『来たら』みたいな話ではなくて、本当にアクトレスにとっていいような提案もしてくださったので、それを持ってアクトレスガールズに行こうと思ったところを、ちょっと話し合いが決裂してしまって。それでもう完全にこっちの所属っていう感じになったので」

先方の代表とは話はしたっていうことですよね。

風香「もちろん、はいしました」

それで結果、こういうカタチになった。

風香「そうです」

小川氏「私も実はね、この前の会見の後に、会って話をしてるんですよ。とりあえず穏便に話は進みまして、またその結果とかも報告していければと思ってまして」

いわゆる引き抜きとかそういう感じではなかった。

風香「全然なんかそういう感じではなくて、すごく本当に。これどこまで言っていいのかなんですけど、小川さんは、例えばアクトレスにいてダブル所属みたいな感じで、プロレスをこっちで預かってもいいんじゃない? みたいな。本当にもうみんなが良くなる提案をしてくださったので、本当にその相談をしに行きたかったんですけど。その段階で、やっぱり今の体制のままではやっていけないんですって言ったところで“もうじゃあ解散や”ってなって、話ができなくなってしまって。その後、私も冷静に話す機会があったので、今はそこまでもうワダカマリないんですけど。あの時点では、もう本当にお互いどうすることもできなかったのかなと思うので。いろんな憶測もあるけど、多分真実はそれとは全然違うところにあるし、私も悩んだけど、選手はもっともっと苦しんでたと思うので、いつかもしかしたらいろんなことが表に出るかもしれないけど、それまでは本当憶測でいろんな誹謗中傷をしないで待ってて欲しいなと思います」

小川氏「新しいスターが誕生するのかどうかっていうのは一つの楽しみ。予備知識が少ないんで」

合同練習での練習ぶりはいかがですか。

風香「私がアクトレスガールズのプロデューサーをしてたんですけど、そんなに指導はしていなくて。なので、基本の部分、基本というかレスリングとかの部分ができてないっていうのはずっとわかってたんですけど。でも試合が多かったので、なかなかそこを重点的にする機会もなくて。だけど、こっちに来て試合形式だったり、レスリングとか基礎の部分からすごく固めてくれたので、アクトレスの子にとっては本当に、苦手分野が今全てになっているので、すごく苦しいとは思うんですけど。その苦手分野を埋めてくれてるので、これからがすごく楽しみですし。あとは試合になったら華やかな部分とか技の部分とかは、本当に(観客に)衝撃を与えるぐらいはできると思うので、楽しみにしてて欲しいですけども」

天麗皇希選手、後藤智香選手はプロレスデビュー戦となる。

風香「全然、どんなイメージをされてるんだろうっていうのもあまりよくわかってないけど、本当に 1 新人のデビュー戦だと思って見たらびっくりするんじゃないかなと思います。アクトレスでは、ちょっと難しい表現でプロレスを用いた演劇みたいに言ってるけど、本当に 6 人は本気でプロレスと向き合ってた子たちなので、そういう意味では旗揚げ戦なのか早い段階でなのかわからないけど、本当にその女子プロレスにとって必要な選手になれると思います」

カードの構想もできている。

小川氏「カードはね。5月5日に発表します(ファンが参加する5⽉5⽇(⽇)渋谷『マリーゴールド第⼀回イベント 旗揚げ戦カード発表&ランチパーティー』)。もう全部できてますね。で、多分我々も含めてプロレスファンの人たちはアクトレスガールズはあんまり見たことないと思うんですよね。だから、まあ新しいスターがそこでね誕生するのかどうかっていうのは一つの楽しみじゃないですかね。予備知識が少ないんで」

【左からCHIAKI 天麗皇希 青野未来 翔月なつみ 松井珠紗 後藤智香】

アクトレスガールズのここ数年間は、エンタメみたいな感じで、試合展開を決めてリハーサルをして見せていたということで、普通のプロレスに必要な技術はまた違う練習が多かったみたいな。

風香「そうですね。プロレス、女子プロレスってアドリブの部分がもちろん闘いなのであると思うんですけど、この部分をなくして本当にもう全部、もう台本で決めて、で、プロレスみたいなことをやっていて。だから全然違うかって言ったらやっぱ技とかは同じだし、ロープワークも同じ受け身も同じなので全然違うわけではないんですけど。その相手が何するかわからないとかいう緊張感っていうのは今まで味わったことがないと思うので、そこはなかなか、これから順応するのは難しいのかなと思うけど、全然別物ではなかったと思うので」

慣れてきたら。

風香「はい楽しみです」

小川氏「(選手層に)かなりボリュームが出たというか。従来描いたものからはいい方向に変化」

旗揚げ戦は最初のメンバーとアクトレスガールズから今回入った人たちでいく感じですけども。さらなる隠し玉は。

小川氏「いや、それでいきますよ。一応、今は何人だ? そうですね、今後またこれも参戦の名乗りを上げる選手が出るかもしれないんで」

ちょっとそれもまた話題を呼びそうな。

小川氏「いやそんなことないです。もう話題十分に。もういつもお騒がせなんで。もう 1 回騒がせるのも 2 回も 3 回も一緒なんで。気にしてもしょうがないです」

『天麗皇希』の名前に込められた思い。

小川氏「本人がこの機に名前を変えたいって言ってきたんで。いくつか提案したんですよ。天城とか天麗とか。三つか四つか出して、そこから本人が選んだのはその名前だったんで。まあ麗しいというか、天にも昇る麗しさ。私も試合を実際に見たことないんですよ。期待をしてますよ。パッと見てそう感じるオーラとかビジュアルってあるじゃないですか。そこはすごく惹きつけるものがあるんで。あとは試合をやっていけばそこにね加味されていくんで、面白い存在になればと思います」

背番号っていうシステムはどのような意味合いというか?

1:ビクトリア弓月
3:林下詩美
7:高橋奈七永
8:桜井麻衣
9:天麗皇希
10:ジュリア
11:風香
13:ゼイダ・スティール
17:MIRAI
23:大平ひかる(リングアナ)
24:マイラ・グレース
28:翔月なつみ
31:ボジラ
33:松井珠紗
39:青野未来
51:後藤智香
64:ロッシー小川
70:石川奈青
86:鈴木八郎
89:CHIAKI

小川氏「背番号はね。背番号で覚えるとか覚えてもらうという。だからもう今サインにも背番号書くように言ってるんですよ。だから何番は誰だっていうふうにおぼえてもらって、その背番号のTシャツが欲しいとかグッズが欲しいとか。野球はそれが当たり前じゃないですか。野球とは違うんですけど、そういうイメージがついたらなぁと思っています」

番号は全員の希望で。

小川氏「そうです。MIRAIはなんかね、17番だったんですよ。大谷翔平の。岩手県が出身地。まだエースナンバー、18番は空いてますよ」

詩美さんの3番は永久欠番的な?

小川氏「いや三女だからでしょ。でも、どんどん番号塞がって来てるんで、これからね。新しく入団してくる人がどんな番号になるかっていうのも一つお楽しみにしてもらいたいなと」

AP という立場に関してはいかがでしょうか。

風香「なんか嬉しいというか。いろんな立場やるけど結局やること同じなので、あんまり肩書きにはこだわってなかったんですけど、小川さんがプロデューサーでその下っていうのがなんかすごい恐れ多いなっていうのはあるんですけど、そのバリバリ昔みたいにもう全ての時間と生活をかけてやるみたいなの、やっぱ子供がいてできないので。アシスタントの部分でちょっと守られてる部分もあるんですけど。でも本当にもう私も環境整えて全力で頑張りたいと思っているし、アシスタントプロデューサーというのは本当にかっこいい、素敵だと思いました」

小川氏「なんか巷では、ロッシー小川イズム最後の後継者だって言われてます(笑)」

風香「(それは)控室だけで。いじられてます(笑)」

小川氏「でもまあ正直言って、スターダムから来た選手だけじゃなくてね、このアクトレスガールズから選手が来たんで、かなりボリュームが出たというか。従来描いたものからはいい方向に変化してるかなと。だから今、正直言いましてね、入りたいっていう人いっぱいいるんですよ。ある選手が言いましたね。前言撤回してくれと。来る者は拒まずは言わないでくれと(笑)。それを受けていたら大変なことになる。6 月ぐらいに今、新人募集してまして、それも結構来てますんで、新人募集プラス他団体フリー選手のトライアウトもやってもいいかな。そんな感じです。大丈夫ですか? ありがとうございました」


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