復帰・潮崎を迎え撃つのは中嶋しかいない N-1連覇いざGHCヘビー獲りへ
3日、ノアが『N-1 VICTORY 2021』後楽園ホール大会を開催し、会場はフルハウスとなった。
大会結果 ノア N-1 VICTORY 2021 10月3日(日)後楽園ホール
■ ノア N-1 VICTORY 2021 ~NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE~
日時:10月3日(日)11:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆713人(札止め)
<第1試合>
齋藤彰俊
〇征矢学
ケンドー・カシン
10分56秒 弾道→片エビ固め
●稲葉大樹
鈴木鼓太郎
マサ北宮
<第2試合/「N-1 VICTORY 2021」準決勝>
[Bブロック1位]
〇拳王
15分35秒 清宮の後方回転エビ固めを切り返して→エビ固め
●清宮海斗
[Aブロック1位]
<第3試合/「N-1 VICTORY 2021」準決勝>
[Dブロック1位]
●船木誠勝
8分38秒 ヴァーティカルスパイク→片エビ固め
〇中嶋勝彦
[Cブロック1位]
<第4試合>
〇Eita
9分49秒 イダルゴ→体固め
●小峠篤司
<第5試合>
宮脇純太
△原田大輔
8分6秒 ダブルフォール
小川良成
△HAYATA
<延長戦>
〇原田大輔
0分59秒 HAYATAの試合放棄
●HAYATA
<第6試合>
藤田和之
桜庭和志
〇杉浦貴
18分17秒 オリンピック予選スラム→体固め
田中将斗
●望月成晃
武藤敬司
<第7試合/「N-1 VICTORY 2021」優勝決定戦>
●拳王
20分00秒 ダイヤモンドボム→エビ固め
〇中嶋勝彦
※中嶋が「N-1 VICTORY 2021」を2連覇
ファン支持トップ3+GLEAT絶賛・船木で4強。N-1ファイナルのファン納得度はとてつもなく高く
レジェンド不在でノア最先端の優勝決定戦。肉を切った上で骨も断ちにいく金剛対決がここにあった。
中嶋「(トロフィーをカメラに向けると)見てよ。ほら、今年も俺のもとに来たよ。歴代の優勝者が名前を並べているけど、去年、そして今年、俺の名前がまた刻まれる。N-1 VICTORY、今年もまた俺が獲って、史上初の連覇だ。どういうことかわかる? N-1は俺、中嶋勝彦の舞台ってことだ。リング上でも言ったように、これでやっと丸藤正道が持つGHCヘビーのベルトに挑戦ができる。本当にこんな過酷なN-1を勝ち上がらないとあのベルトに届かないってことだ。改めてあのGHCヘビーのベルトの重みとその価値をこの体全身で感じたよ。このボロボロの体でも、丸藤正道が持つGHCのベルトは俺が奪ってやる。丸藤も言ったように、今のこの勢い、丸藤正道よりもちょっとだけ上かもな。まあでも、決まっている10・10大阪…俺は大阪に全てを懸けるよ。よろしく」(ノア公式プロ格DX)
レガースの生音連発に後楽園絶句。#Nの頂へ #n12021 #noah_ghc pic.twitter.com/h3PpZ14IuB
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) October 3, 2021
【重要】みなさん気づかれていると思いますが、あえて補足。他団体某選手チックに「エヌワンのエヌは~」とは決して言わないところまでが中嶋勝彦です。
中嶋「N-1 VICTORY史上初の二連覇だ。N-1は俺、中嶋勝彦の舞台ってことだ!」#Nの頂へ #n12021 #noah_ghchttps://t.co/z56O2XISx7
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) October 3, 2021
清宮海斗、拳王、中嶋勝彦、船木誠勝が4強となったわけだが、ファン応援アンケートでの上位顔ぶれはどうだったのか。
【🗳️ファンの支持を集めたのは🗳️】
中嶋勝彦がトップ、拳王&清宮海斗が肉薄 N-1応援選手アンケート結果#プロレスリングノア #noah_ghc #n12021
この3人が上がって来なければ!! ノアファンの雄叫びが聞こえる投票結果 pic.twitter.com/OJ6BQZlfqk
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) September 18, 2021
トップ3が中嶋・拳王・清宮だった(投票数はこの順)。つまりはファン支持トップ3とGLEAT旗揚げ戦絶賛・船木が4強。N-1ファイナルのファン納得度はとてつもなく高い。改めて準決勝・決勝通じて「このクオリティこそがノア」という強烈な主張がN-1にはあった。
当サイトでは投票結果のお伝えの中で「今回こそ制覇後のGHCヘビー戦を突破して潮崎豪とのライバル対決に歩を進めたいところだろう」と中嶋の立場を論じた。自らの肉体を犠牲にして2020年のノアを牽引した潮崎が長期欠場中となっている。現段階では丸藤戦前ゆえに中嶋がその名を改めて出すことはないが、盟友であり元タッグパートナーとしてゆくゆくの闘いに燃えないわけがない。
勝敗は水物ではあるものの、正直言って「武藤敬司から丸藤正道」という王座バトンタッチからはノアのメッセージが感じづらかった。中嶋が制したことで、今年こそは「N-1制覇からのGHC奪取」を果たしにくるだろう。適った場合は、潮崎迎撃へと歩を進めるはず。舞台は元日の日本武道館なのか、それとも!? ノアの覇権争いは年末年始へ向けて加熱していく。
全カードが決定。ノア GRAND SQUARE 2021 in OSAKA 10月10日(日)エディオンアリーナ大阪
セミファイナルのカードが目を引いた。
/
📢10.10大阪 【全対戦カード 】決定🔥🔥🔥
\「GRAND SQUARE 2021 in OSAKA」
📅10月10日(日)16:00開始/15:00開場
🏢エディオンアリーナ大阪 第一競技場💠第8試合・SPECIAL TAG OSAKA N1 LIMITED
武藤敬司 桜庭和志 vs 拳王 清宮海斗#noah_ghc pic.twitter.com/uem0VnRXoh— プロレスリング・ノア |PROWRESTLING NOAH (@noah_ghc) October 3, 2021
「反目している選手が組むのはおかしくないか」と考えていたら頭が固い。この環境を与えられた選手に、大いにプロレス頭が試されるのだ。
■ ノア GRAND SQUARE 2021 in OSAKA
日時:10月10日(日)16:00
会場:エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第1競技場
<第1試合>
矢野安崇
岡田欣也
vs.
藤村加偉
稲葉大樹
<第2試合>
仁王
覇王
タダスケ
vs.
齋藤彰俊
モハメド ヨネ
キング・タニー
<第3試合>
亜烈破
征矢学
vs.
宮脇純太
マサ北宮
<第4試合>
鈴木鼓太郎
YO-HEY
vs
吉岡世起
小川良成
<第5試合>
望月成晃
田中将斗
船木誠勝
vs.
ケンドー・カシン
藤田和之
杉浦貴
<第6試合/GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合>
[挑戦者]
Eita
NOSAWA論外
vs.
大原はじめ
小峠篤司
[第45代王者]
※小峠&大原が初防衛戦
<第7試合/GHCジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
原田大輔
vs
HAYATA
[第46代選手権者]
※HAYATAが4度目の防衛戦
<第8試合/SPECIAL TAG OSAKA N-1 LIMITED>
清宮海斗
拳王
vs.
桜庭和志
武藤敬司
<第9試合/GHCヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
[「N-1 VICTORY 2021」優勝者]
中嶋勝彦
vs.
丸藤正道
[第35代王者]
※丸藤が3度目の防衛戦