下交渉があってもなくても面白い! ノア清宮海斗がオカダに宣戦布告
24日、ノアTVマッチ『NOAH “NEW HOPE” day1』がABEMAで配信となる。メインで勝利した清宮海斗は、あの男の名前を口にした。
「武藤敬司と闘いたい」
これでは終わらなかった。
「それとこれは俺の願い、どうなっていくのか、どこまで続くか分からないけど……レインメーカーを、この体で体感したい」#みんながノア実況 #ABEMAのプロレス#noah_ghc #清宮海斗#njpw #オカダ・カズチカhttps://t.co/QpFcoTZRFJ
— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) May 24, 2020
清宮海斗「“レインメーカー”をこの体で体感したい」試合後マイク
新舞台を完勝で締めくくって『NEW HOPE』の“中心”を証明した清宮は、マイクを握ると「俺が前に言ったこと、忘れてないよね? 武藤敬司と闘いたい! それが俺の心からの叫びなんだよ」と改めて武藤との対戦を熱望。これまで武藤と2度タッグを組んでいる清宮は「次は対角線に」と直訴し、武藤からも前向きな返答を引き出していた。
だが、欲する大物は武藤だけではなかった。言葉を続けた清宮は「それと…これはまぁ俺の願いっていうか、頼みっていうか……これからどうなっていくのか、この話がどこまで続くか分からないけど“レインメーカー”をこの体で体感したい」と突じょ言い放ち、両手を広げて天を仰ぐ“レインメーカーポーズ”を繰り出した。
(中略)
【試合後の清宮】
▼清宮「リング上でも言ったけど、忘れてないよね? 武藤敬司と俺は闘いたいんだ。俺の頭の中で、あの人の名前がいつも出てくるんだよ。何を考えてても。あの人と闘いたい。それとね、もうひとつ言わせてもらったけど……この話の“先”っていうのは、誰にも分からないかもしれないけど、俺はそこに対して情熱を持ってるし、まだ見ぬ未知の領域に踏み込んでいかないとね。この『NOAH “NEW HOPE”』やってる意味が無いと思うからね」――勇気のいる発言だったと思うが、頭の中にずっとあった?
▼清宮「すべてチャンピオンになってから、プロレス業界全体を見渡すようになって、やっぱり周りを意識するようになりましたよ」
――オカダのどこに興味をひかれた?
▼清宮「直感ですよね。感覚的な問題で。リング上で武藤さんを見た時もそうだし、いつも思うことは、理屈とかその前に感覚的に『あぁ、この人と闘ってみたい』って思うかどうか」
――団体間の問題など越えなければならない障壁もひじょうに多いが?
▼清宮「壁は多いと思うけど、そこにはたくさんの夢が詰まってると思うから。自分の夢も、観てくれてるお客さんの夢も、俺はかなえていきたいし、それが俺の新しい景色、進化につながっていくと思うんで」
――ノアの頂点のみならず、マット界全体のトップも見据え始めている?
▼清宮「もちろん、俺がプロレス界入った時から見てますよ。だけどチャンピオンになって現実的に見るようになってから、気持ちが強くなってきてます」
(プロレス格闘技DX/無料公開記事)
清宮とオカダ・カズチカ。2020年に入ってから、お互いに名前を挙げていたことも確か。
清宮とオカダ。2020年に入ってから、お互いに名前を挙げていた
オカダが東スポプロレス大賞授賞式、清宮が池上本門寺の豆まきにて。
オカダが団体の垣根を越えるオールスター戦を提唱したのは、1月16日に行われた東京スポーツ新聞社制定「2019年度プロレス大賞」授賞式でのこと。MVPとベストバウトの2冠を獲得した実績をもとに「いろんな団体の人がいる中でやっても面白いかなと。オールスター戦でもいいんじゃないかなと思いますね。宮原選手とか清宮選手とか、今の若い世代のプロレスができても面白いかなと思いますし、実現できたらいいな」と2人の名を挙げた。
(中略)
清宮は「願ったりかなったりですよ。やりましょうよ!」と即答。業界のオールスター戦としては最後となる2回目の「ALL TOGETHER」(仙台)が開催された12年2月当時でもまだ15歳だっただけに「当時はファンとして、僕もオールスター戦や対抗戦に夢を見ていましたから。武藤(敬司)さんと三沢(光晴)さんのタッグ対決とか、潮﨑(豪)さんと棚橋(弘至)さんの団体を背負った対決とか。自分も、ああいうヒリヒリしたギリギリな戦いを経験したいです」と目を輝かせた。
対戦相手には、早くもオカダをロックオン。2年連続の敢闘賞受賞で出席した授賞式で顔を合わせたが「世間話くらいしかしていないんですけど、優しい印象を受けました。だからこそ、逆に戦うオカダ・カズチカを目の前で見てみたくなりましたね」。全日本とノアのエースが揃って応じたことで話が前進する可能性は十分。令和のオールスター戦実現の機運が高まってきた。
(2020年2月4日 東スポ)
対戦要求とはまた別だが、2月2日の新日本プロレス札幌大会では、オカダが「気になっている人」として、アントニオ猪木の名前を絶叫するという場面もあった。
オカダが猪木なら、清宮がオカダ。こういうのは下交渉があってもなくても面白い。さりとて、オチをつけるなり、何がしかの発展に結び付けることが求められる。全くのやるやる詐欺、売名行為だとしたらガッカリだ。気にしてのことなのか、オカダは「気になっている人」、清宮は「これはまぁ俺の願いっていうか、頼みっていうか」とエクスキューズをつけているわけですが。
ノアと新日本は現在ほぼ親交なしであるし、このコロナ禍で置かれている立場が興味深い。木谷高明オーナーが音頭を取った馳浩議員への要望書提出(検査キット確立、休業補償)ではノア・新日本とも歩調を合わせた。一方で、無観客試合を積極開催することで「プロレスを届ける」ことに胸を張るノア。「業界最大手としての社会的責任から、感染リスクがあるため無観客試合であっても開催しなかった」ことを表明した新日本。お互いをどう思っているかはわからない。
様々なものを乗り越えて交わるのか? 清宮とオカダ、安全が確認された段階での有観客興行でのオールスター戦で見てみたい顔合わせ。
レインメーカー発言をABEMA TIMESがフライング記事配信
今回のレインメーカー発言、5/24(日) 19:01にABEMA TIMESがフライング記事配信してしまう。
記事にはオカダ発言マイク動画へのリンクもあり・・・ボクなんかはABEMAでの大会放映と並行して先に見ちゃったよ!(笑) 19:00に放映開始の大会、清宮マイクは20:32のこと。こういうところしょうがないかな、ABEMAさんもプロレス専門媒体というわけではないんで。
ただ・・・多くの視聴者にとってのネタバレはよくない。引用ツイートを下書きしたボクは、ABEMAでの清宮マイクまでUPを待ちました。ちょっとしたこぼれ話ということで。