国民に気晴らしを 米フロリダ州知事がWWEを「必要不可欠」と認定
新型コロナウイルス感染拡大防止で世界最大プロレス団体は無観客試合を強いられている。選手ではなかったもののWWE出演者に感染者が出たことがどう作用するかに注目が集まっていたが・・・。
・WWEは、職員が新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たことを確認。この職員はレスラーではなく、3月26日の収録後に症状が出たとし「WWEのタレントとスタッフに対するリスクは低いと考えている。従業員は隔離された後、順調に、完全に回復した」との声明を発表している。
・フロリダ州オーランドで無観客で収録されている番組「ロウ」と「スマックダウン」、フルセイル大学で同じく無観客の「NXT」はこれまで通り開催が継続される。
(日刊スポーツ)
回復に関してはヨカッタなのだが、この状況で揺るがず継続という意思にWWEの強さと使命感を感じる。えてして日本では後ろ指を指されることを避ける傾向にあるが、世界のメジャースポーツとしてのWWEの判断力の強さよ。
周辺にはこんな情報も転がっていた。
・新型コロナウイルス感染拡大の影響でスポーツイベントの中止が相次ぐなか、米プロレス団体WWEはフロリダ州オーランドにある訓練施設を使って試合の実況放送を再開した。フロリダ州知事が定める「必要不可欠なサービス」として、食料品店や病院、銀行、公共インフラなどとともにWWEの事業が認められた。
・9日署名の命令によると、全国の視聴者に向けたプロスポーツやメディア制作は、非公開を条件に継続を許される。当局者らによれば、州の経済に及ぼす影響の大きさを考慮した判断だという。WWEはこの数週間、年間最大のイベント「レッスルマニア」を含む全試合を録画で放送してきたが、13日に実況放送を再開した。フロリダ州では今月末まで、不可欠なサービスや活動を除いて外出が禁止されている。
・WWEはCNNへの声明で、この困難な時代にこそ国民に気晴らしを提供する意義は大きいと述べた。当局の指針に従って無観客試合を最小限の人員で放送し、選手やスタッフの健康を守る措置をさらに強化するという。
(CNN)
米国においてプロレスは、もはや不要不急ではないのだ。
いやはや理想的な国とも言えるが、プロレスが社会のカウンターではないというのも調子が狂う。ないものをねだってしまうのがファンの性でもある。
一方で。
米フロリダ州知事、学校再開のため「全米では25歳未満の死者はいない」と虚偽発言
(Rolling Stone Japan)
フロリダはちょっとトリッキーと言うべきか。判断がフロリダでよかったと言うべきか。ケンドー・カシンさん、どうですか!?
WWEではこんな話題も。
米プロレス団体WWEの会長兼CEOのビンス・マクマホン氏がオーナーを務めるアメリカンフットボールリーグ、XFLが連邦破産法11条(日本民事再生法に相当)の適用申請をした、と13日(日本時間14日)、米紙USAトゥデー(電子版)が伝えた。同リーグは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、シーズンを打ち切っていた。
(デイリースポーツ)
スケール、大きすぎ。