拳王「これがノアの大会なのか? 方舟改革だ」 対抗戦並んだカードに喝
拳王が「これがノアの大会なのか? 方舟改革だ」と、新日本プロレスとの対抗戦が並んだカードに喝だ。27日、ノアが1・2『NOAH “THE NEW YEAR” 2024』有明アリーナ大会の直前記者会見を開催し、ファンに対しても生配信された。(発言ダイジェストとなります)
■ノア ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2024
日時:1月2日(火) 15:00 ※ダークマッチは14:20開始
会場:有明アリーナ
<配信情報>
ABEMAにて生配信
https://abema.tv/now-on-air/fighting-sports
<ダークマッチ第1試合/シングルマッチ>
小澤大嗣 vs.大和田侑
<ダークマッチ第2試合/8人タッグマッチ>
モハメド ヨネ 小峠篤司 スペル・クレイジー TERRY YAKI vs.齋藤彰俊 大原はじめ Hi69 藤村加偉
<第1試合/GHCジュニアヘビー級タッグ選手権3WAYマッチ>
(王者)ドラゴン・ベイン アルファ・ウルフ vs.YO-HEY タダスケ(挑戦者) VS ニンジャ・マック アレハンドロ(挑戦者)
※第58代王者組の2度目の防衛戦となります。
<第2試合/6人タッグマッチ/International Sensation>
ジェイク・リー ジャック・モリス アンソニー・グリーン vs.イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. ヴィニ―・マッサーロ タイタス・アレクサンダー
<第3試合/シングルマッチ/NOAH vs NJPW>
マサ北宮 vs.石井智宏
北宮「新日本プロレスとの対抗戦とされてるが・・・この試合は俺“個人”のわがまま。貫き通す、石井をぶっ潰す、以上」
石井「過去2度対戦して、シングルやらなきゃと思ってたけど、北宮から名前が出ていよいよだな。よくぞ出したと。気持ちが高ぶってる」
<第4試合/シングルマッチ/NOAH vs NJPW>
潮崎豪 vs.小島聡
潮崎「過去に2度、やられてる。ひっかかるシコリを取って大きく羽ばたく。アイアムノア」
小島「2010年、G1。2022年、サイバーファイトフェス。大きな大会には必ず目の前に潮崎がいる。3度目の勝利で試合後に思いっきり大事なことをみなさんに伝えたい」
<第5試合/タッグマッチ/愚零闘咲夜降臨>
愚零闘咲夜 野崎渚 vs.梅咲遥 高瀬みゆき
<第6試合/シングルマッチ/佐々木憂流迦プロレスデビュー戦/Road to PRO WRESTLER>
杉浦貴 vs.佐々木憂流迦
杉浦「デビュー戦、自分も23年前、有明でデビュー。ひじょうに緊張もするでしようが、記念すべき日なので、プロレスのスゴサ、キビシサ、タノシサを感じ取ってほしい」
佐々木「武道館での衝撃から1年、立たせてもらえることは光栄。夜も眠れず肌が荒れました。自分を出し切って勝ちに行きたい」
(質疑応答)
佐々木「(入場も魅せる?)すでに1・2に向けて始まっている。前後のすべてが作品として出てくる」
===Intermission===
<第7試合/タッグマッチ/WRESTLING SYMPHONY>
ザック・セイバーJr. 小川良成 vs.棚橋弘至 HAYATA
HAYATA「棚橋さん、社長就任おめでとうございます。試合に関しては何の不安もない」
棚橋「社長ということでお祝いの言葉をいただきましたが、レスラーと社長は分けて考えていただきたい。そうすることでいちレスラーとして高みを目指せる。ドーム、ザック戦前のノアさんでの試合ですので、飯でも食いに行ってしっかりコミュニケーションを取っておく」
(質疑応答)
棚橋「(いきなり他団体だが?)特に。ただ注目度が高い団体なので、レスラー棚橋をクローズアップして見てもらえる。小川選手は永田選手と2003年かな、試合したことあるんですけど、ザックと小川選手はテクニックとして警戒する。HAYATA? チャラいよね」
<第8試合/GHCジュニアヘビー級選手権>
(王者)ダガ vs.Eita(挑戦者)
※第54代王者の2度目の防衛戦となります。
ダガ「本来なら光栄と言うべきだが、俺から言わせればみんなが嬉しいはずだろ。ただの試合では終わらない。かつてEitaをメキシコで助けたが、今度は徹底的にぶちのめす。ジュニアの顔は誰かを思い知らせる」
Eita「今までさんざんやられてきたんですけど、有明で勝たないと本当のノアジュニアの顔にはなれない。我武者羅に闘う」
(質疑応答)
ダガ「(左膝は)絶好調。全く問題ない。ただ相手がEitaなら100%じゃなくてもぶち壊せる」
Eita「100%なら勝ちがいがある。倒しにいく」
Eita「(前哨戦なしだが)今までタイトルマッチ決まって当日一発勝負。でも考えがある、ここでは言わない」
<第9試合/6vs6イリミネーションマッチ/NOAH&NJPW vs HOUSE OF TORTURE>
清宮海斗 海野翔太 大岩陵平 稲葉大樹 近藤修司 宮脇純太 vs.EVIL 成田蓮 高橋裕二郎 SHO 金丸義信 ディック東郷
※勝敗はフォール、ギブアップ、KOの他にロープ最上段から場外に落ちると失格となるオーバー・ザ・トップロープルールを採用
※先に相手チーム全員を失格させたチームの勝利となる
宮脇「11月20日、HOTから襲撃を受けました。OTRはカラダの小さい僕にでもチャンスがある。真っ向からぶつかる」
近藤「チームが若くて気合入ってる。年長者として冷静に闘う。俺が闘いの輪に入っているのは俺もノアだから」
稲葉「この試合に入ったこと、チャンスだと思ってます。チャンスを掴んでノアの中心にいく。そのためにこの試合、全部持っていきます」
大岩「俺はヤングライオンのときからHOTにボコボコにされてきた。仲間がいる、俺たちがボコボコにしてやる」
海野「ノアに初参戦します。HOTは(この会見に)不参加で残念ですね。1月2日・有明アリーナはドームへの前哨戦ではない。ケリをつけてドームに進む。HOTを駆逐したらドームのカードが空くので清宮さんとシングルマッチをしたい。それを見ていてください」
清宮「HOTには今までさんざんいいがかりをつけられ、ノアを汚された。継続参戦もチラホラ聞こえてますが、安心してください。永久追放します。ファンの皆さんが喜ぶ光景を見せます。そして1・4ドームでトドメを刺します」
(質疑応答)
海野「(ノアの印象)やっぱりまだリングに立ってないので実感はない。清宮、大岩とはかかわっていたので気負いもない。ワクワクしている。チームメンバー? 勢いのままに清宮さんに呼んでくださいと言って突っ走ったので、これから輪を深めます」
清宮「(海野選手の熱い発言があったが?)海野選手の熱い気持ちは断れない。ただ目の前はHOT。駆逐したら見えてくる」
<第10試合・GHCヘビー級選手権>
(王者)拳王 vs.征矢学(挑戦者)
※第43代王者の初防衛戦となります。
拳王「(自筆を持ち出し)方舟改革だ。1・2有明、カード全部見ても・・・これは本当にノアの大会なのか? ノアのビッグマッチはノアvs.新日本プロレスの対抗戦なのかよ。これに危機感を持っているノアの選手、どこにいるんだよ!? お前らが危機感を持ってやっていけって。俺しかいない、この危機的状況のノアを変えるのは。有明は方舟改革だ。会社を見返す、そういう闘いを俺がしてやる」
征矢「俺はもう、拳王の持つ、GHCベルトしか見てない。拳王を潰さない限り何も始まらない。俺の生き様を全てかけて叩き潰す。1月2日、GHCを巻いて征矢学が絶景をつくり出す!!」
(質疑応答)
拳王「金剛を解散して征矢が一人で進んでいって、N-1くらいはまだよかった。だがGHC挑戦者になったあたりで、迷いが出てきた。器がないのか? 本当にわからない。絶景? お前には無理だ。絶景は俺が皮肉を込めて使い始めた言葉だろ。答えは有明で」
征矢「彼の今年1年、ノアに対する発信力、発言力、金剛時代から近くで見てきた。今は何を言われてもいい。ただ、1・2有明、覆す」
<第11試合/メインイベント・スペシャルシングルマッチ/DESTINY2024>
丸藤正道 vs.飯伏幸太
飯伏「(コメント読み上げ)渡米中で欠席をご了承ください。自分のMAXを出してきましたが、後悔があるとすれば2度、丸藤選手との試合が流れたこと。今回の実現は運命的。今でも三沢さんエルボーの衝撃を覚えているし、素の状態で参戦していた。あのときがあったから今の自分がある。何試合目でもやることに変わりはない。丸藤さんとの試合という忘れ物を取りにいきます」
丸藤「そうですね。飯伏選手の思いをいただいて、ほぼ同じ気持ち、感情です。1月2日、有明、ノアのビッグマッチ、いろんな試合がある中でメインに置かれた意味を表現したいですし、今のノアに大事なものは未来であることはわかってます。未来をつくっていく選手たち、スタッフたちに感じてもらう試合ができると思っています。全力で勝ちにいきます、楽しみにしてください」
(質疑応答)
丸藤「(試合のイメージは?)つくらないんで。試合をしながらつくっていくというのを25年やってきて、今回に関しても特別考えるものはない。ただそれに呼応してくれる選手ではないかと。(40代になってから実現)過去に実現していれば、昔に実現していたら…という声も聞こえるが、それを言ってもしょうがないし、いま現在の飯伏選手と俺じゃないと見せられない試合が確実にある。どんな試合なのかは俺も楽しみにしている。見逃さずに追ってほしい。(試合順、メインの意味)いやさっき言ったように、この試合がノアの未来ではないので、ノアをつくる選手に何かを感じてもらえれば。ノアに立ち続けてきた自負はあります。背中を見せれたらいいなと。未来につなぐカタチにしたい」
質問者が変わる。
丸藤「(神・虎王)あの技は実は・・・飯伏君の技です。どうやらカミゴェがフィニッシュのようなのでインスピレーションを受けて対策につながるかなという技。使ってみたら…いい技ですね。(いろんなバリエーションがある?)バリエーションはあるし、その場で閃きで生まれる動き? 彼が落ち気味の丸藤を上げるきっかけをつくってくれるのではないかと。(なぜ明かした?)どう見てもカミゴェだからです」