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ビクトリア弓月「最高の挑戦者でした」 ダークコス松井珠紗に待望論
7日、マリーゴールドが『New Years Golden Garden 2025』新宿FACE大会を開催した。コメント言い回しは公式に合わせてあります(一部、音声より追記)。
「松井かわいい」とは別の顔も…!? ベルト挑戦失敗の松井をCHIAKIが連れ去る
<第7試合/スーパーフライ級選手権試合>
[第2代王者]〇ビクトリア弓月
14分49秒、ムーンサルト・プレス3連発→片エビ固め
[挑戦者]●松井珠紗
※弓月が2度目の防衛に成功
「#松井かわいい」で広められるそのビジュアルではあるが…
この日はダーク色ともいえるコスチューム。攻撃の鋭さが際立って感じられた。
勝負の行方を見守るファンに“技の説得力のディティール”を重ねる松井。
松井が優位に運んだ試合はフルタイム寸前までもつれ込む。弓月は勝利しながらも「最高の挑戦者でした」とした。
ダークウルフ軍のCHIAKIが敗れた松井を連れ去る。
(BS)
弓月「2度目の防衛、成功しました。この松井珠紗さんがね、挑戦したときからこの闘いは私にとって試練になると思っていたので、案の定そう簡単にはスリーを取れない相手。でも15分という限られた時間の中で、私が今日きっちりスリーを取ったことは間違いないです。松井珠紗さん、マイクでも言った通り、最高の挑戦者でした。だけど、最高の挑戦者でもこのベルト、まだまだあなたには遠いです。私は自分で言うのもなんですが、それなりの相手からこのベルトを獲ったと思っているので。それとね、最後のは何なんだ。CHIAKI、お前は挑戦しに来たのか。ただただ珠紗さんを誘拐? なんて言うの、連れ去っただけなのか。まあCHIAKI、お前のこのベルトに挑戦したいって言うなら、別に私はいつだって受けるよ。あいつは55キロ以下なのかわかんないけど。とにかくまだまだね、このベルトに挑戦権あるやつたくさんいると思うんですけど、みんなチャンスを逃してたら、チャンスなんて訪れて来ない。自分でチャンスは見つけるものだと思っているので。だからもっともっとアピールして来いよ。このベルト、どれくらいのやつが狙ってんだ? どんどん挑戦して来い。私はその覚悟はできてるぞ。ありがとうございました」
タイトル挑戦は複数回ながら戴冠に至らない。じわじわと松井待望論が高まっている中だったが、弓月の前に崩れ去った。さらに別の顔を打ち出す節目をもしかしたら自身も感じたかもしれないところで、ダークウルフ軍のCHIAKIが連れ去る。続編に期待をもたせて新宿大会は終了した。
技の緩急とオリジナルなムーヴ、そこにあふれる喜怒哀楽。小さいカラダながらマリーゴールドにおいて存在感を放ち続ける松井。この日はシングル戦メインでもまばゆいばかりだったが、さらに高まった待望論に出すアンサーは果たして!?
山岡聖怜レスリング殺法で自力2度目勝利 「勝ちます」2・20初防衛戦へ
<第5試合/タッグマッチ>
高橋奈七永&○山岡聖怜
13分33秒、ジャーマン・スープレックス→エビ固め
翔月なつみ&●後藤智香
まるで何かに吹っ切れているようにも感じた。レスリング殺法を思う存分に繰り出す山岡。
ツインスター戴冠時と同じフィニッシュ、ジャーマン・スープレックス→エビ固めで先輩・後藤から勝利。
(BS)
奈七永「ありがとうございました~。パッション親子勝利しました。オイッ、順当な結果じゃない、コレ? どうかな。感想お願いします」
山岡「今日はちょっと、いつもと違う気持ちで闘ってきました。私は奈七永さんの言葉が心に本当に刺さるっていうか、奈七永さんの言葉のおかげで今日も勝てたなって思います。はい、ありがとうございます」
奈七永「でも、自分でつかんだ勝利だから。こっからもう自信を積み重ねていって、このベルトをしっかり守っていきましょう。初防衛戦まだなんですけど、今日の後藤&翔月、息合ってんのかもしれないけど、攻撃力とかか自分的にまだまだ物足りないなぁと思って。『挑戦して来いや』と思ったけど『挑戦できるものならしてきてください』みたいなふうに変わりました。もっともっとパッションしたいですね。2月20日、後楽園、林下詩美&弓月、絶対迎え撃ってやりましょう」
山岡「勝ちます」
奈七永「勝ちます」
2人「パッション!!」
後藤「今率直に思ってる事は、スーパールーキーって言われてる後輩、聖怜に負けた事です。悔しいって事しか出てこないんですけど、ここからまだまだ見てて下さい」
翔月「自分的にはもっと高橋奈七永の壁を越えれるようにやって行きたいんですけど…今日は負けちゃったけど、いくらスーパールーキーだろうが自分達は何年もやってきてるんで」
山岡がデビュー1か月経過後初試合。レスリング殺法で自力2度目勝利となった。奈七永とともに「勝ちます」と2・20ツインスター初防衛戦に向けて気合いを込める。さすがに相手が大怪獣&大恐竜コンビだったタイトル戴冠試合よりも組みやすかったこともあるのだろう(それでいて173センチの後藤を投げ切ったのは圧巻だった)。持ち味全開となり、観客を大いに沸かせた。
「耐えて耐えての逆転」ではなく、この日はたくましさを感じさせた闘いぶり。スーパールーキーはどこまで突き進むのか。後楽園では詩美&弓月を迎撃する。
(大会結果)マリーゴールド New Years Golden Garden 2025 2月7日(金)新宿FACE
■マリーゴールド New Years Golden Garden 2025
日時:2月7日(金)18:30
会場:東京・新宿FACE 観衆356人(主催者発表)
<第1試合/シングルマッチ>
〇石川奈青
7分50秒、ボディスラム→体固め
●咲村良子
(BS)
石川「ボディスラムで、しっかりスリー決めました。成長するって新しい技をやったり、なんか違う事をやったりするだけじゃないと思うんですよ」
咲村「石川さんとやれて改めて、ちゃんとしっかり一個一個の事をやっていきたいなと思いました」
写真をよく見ると、石川は放つ際につま先立ちで落差をつけていることがわかる。
プロレス技の失敗をめぐる議論を意識したかどうかはわからないが、この試合のみならず大会全体に団体としての攻防の変化を感じた。いまいちど自身の持ち味を大事にしたような印象で、結果的に技の失敗がほとんどなし。マリーゴールドとしてのひとつの“受け身”を取ったのかもしれない。とはいえ「新しい技・動きにトライする」ことも選手の主張・向上心そのものであるから、試行錯誤は続いて当然だろう。
一部プロレスファンは勝手なもので、キレイに運びすぎると「闘いがない」と言い、失敗すると「技術がない」とも言う。技は攻撃であるからなかなか決まらないのもリアルなのであるが、しっかり受けるかかわすのもレスラーの技量ではある。マリーゴールドは選手の出身もまちまちだしキャリアが浅い選手が多い。だからこそ、ピープルズ団体マリーゴールドでの成長物語が楽しいのだ。
<第2試合/タッグマッチ>
○野崎渚&CHIAKI
8分11秒、ノアールランサーハイ→片エビ固め
瀬戸レア&●リアラ
(BS)
野崎「野崎様が元気すぎちゃったかな?えらく勢いよく頑張って攻めてこようとしてたかもしんないけど、ごめんなさい、野崎様が強すぎちゃったー。」
CHIAKI「CHIAKI様も余裕で」
リアラ「今日、東北タッグ嬉しかったのに、悔しい…」
レア「自分も久々の同期タッグ、気合いいれてきたんですけど全然敵わなくて…次、同期巳年タッグ、やっていきましょう!」
<第3試合/シングルマッチ>
〇MIRAI
8分48秒、変形アームブリーカー
●メガトン
(マイク)
MIRAI「お前マネジャーだろ、次はボジラとやらせろ、と言っておけ!」
(BS)
メガトン「くっそMIRAI!あいつやっぱ、塊じゃなくて魂の申し子だったー!パワーアップしたガオー、見せてやる」
MIRAI「メガトン、ほんとに人の事舐めてんな!お前マネージャーなんだろ!?ボジラに絶対にやらせろって言っとけ」
プロレス技の成功失敗が話題になる一方で、この試合のように現段階でのメガトンのスタミナ切れや痛がる姿がネタ的として歓迎されたりもする。プロレスの奥深さであり、少数精鋭でオモチャ箱的なワールドを形成しているのもまたマリーゴールドの楽しみどころ。
<第4試合/シングルマッチ>
〇林下詩美
7分4秒、ジャーマン・スープレックス・ホールド
●勇気みなみ
(BS)
詩美「勇気みなみ、新人王、新人王だよね?いいのかこんなレベルで?シングルやってみて、マリーゴールドの新人王がこんなレベルなのかと思うと私はすごく不安になったよ」
勇気「詩美さんとのシングル、私はすごい嬉しくて、周りが期待してるとかわかんないですけど、私が新人王になったからにはトップにならないといけないと思って臨ませて頂きました」
<第5試合/タッグマッチ>
高橋奈七永&○山岡聖怜
13分33秒、ジャーマン・スープレックス→エビ固め
翔月なつみ&●後藤智香
(BS)
奈七永「ありがとうございました~。パッション親子勝利しました。オイッ、順当な結果じゃない、コレ? どうかな。感想お願いします」
山岡「今日はちょっと、いつもと違う気持ちで闘ってきました。私は奈七永さんの言葉が心に本当に刺さるっていうか、奈七永さんの言葉のおかげで今日も勝てたなって思います。はい、ありがとうございます」
奈七永「でも、自分でつかんだ勝利だから。こっからもう自信を積み重ねていって、このベルトをしっかり守っていきましょう。初防衛戦まだなんですけど、今日の後藤&翔月、息合ってんのかもしれないけど、攻撃力とかか自分的にまだまだ物足りないなぁと思って。『挑戦して来いや』と思ったけど『挑戦できるものならしてきてください』みたいなふうに変わりました。もっともっとパッションしたいですね。2月20日、後楽園、林下詩美&弓月、絶対迎え撃ってやりましょう」
山岡「勝ちます」
奈七永「勝ちます」
2人「パッション!!」
後藤「今率直に思ってる事は、スーパールーキーって言われてる後輩、聖怜に負けた事です。悔しいって事しか出てこないんですけど、ここからまだまだ見てて下さい」
翔月「自分的にはもっと高橋奈七永の壁を越えれるようにやって行きたいんですけど…今日は負けちゃったけど、いくらスーパールーキーだろうが自分達は何年もやってきてるんで」
<第6試合/タッグマッチ>
桜井麻衣&○ちゃんよた
14分1秒、ジャックハマー
青野未来&●山田奈保
(試合後)
ちゃんよたが桜井麻衣との対戦を熱望。桜井がベルトを賭けて闘うと宣言。
(BS)
ちゃんよた「とりあえず貴婦人との一年ぶりのタッグで勝ちました!感動の再会を勝利で飾ることができてすごく、嬉しいです」
桜井「ちゃんよたと一年ぶりに組んだんですけど、すごい身体も変わってたし、びっくりしました。(タイトルマッチ)後楽園で出来たりするんじゃないかな?私だからできる防衛ロード、お客さんに見せていきたい」
青野「ちゃんよた選手、初めましてで、まだまだ今日はやり足らなかったなって所もあって、このマリーゴールドで勝利を取ったのが悔しいですね」
奈保「私はもっともっと未来さんにも負けない強い選手になりたいと思ってます!だから次の2月16日、チャレンジマッチ決まりました、お願いします!」
スターダム時代の桜井とちゃんよたのタッグを覚えているファンからすれば、両者が成長してマリーゴールドに立ったことを感慨深く見守ったに違いない。UN王座戦での対決も浮上した。
<第7試合/スーパーフライ級選手権試合>
[第2代王者]〇ビクトリア弓月
14分49秒、ムーンサルト・プレス3連発→片エビ固め
[挑戦者]●松井珠紗
※弓月が2度目の防衛に成功