
宮崎有妃「この世界観どう?」中野たむ「また来たい」安城超嬢決戦で友情
5日、プロレスリングWAVEが刈谷プロレス祭り『KARIYA WAVE Vol.5』を開催した。
■プロレスリングWAVE 刈谷プロレス祭り『KARIYA WAVE Vol.5』
日時:4月5日(土)18:00
会場:愛知県・刈谷市産業振興センターあいおいホール 観衆355人(札止め/主催者発表)
エピソード1 入場式で宮崎有妃「時間無制限、場外カウントなしでどうでしょう!?」中野たむ「やだ!!」観客ブーイング
当日券販売中に札止めとなり、GAMI会長がガッツポーズ。以降は立見券に。
全選手入場式でタイミングが合った選手集。小橋まりか。
マリ卍。
櫻井裕子。
花園桃花。
沙恵。
青木いつ希。
関口翔。
中野たむ(通りすがりウインクの絶妙さ)。
フェアリー日本橋。
グリズリー藤滝改め郷田明日香。
炎華。
シン・広田さくら。
上谷沙弥(スターダム)。
宮崎有妃「札止めになりました~!!(拍手) みなさんに聞きたいんですけど、私と中野たむの試合(安城★超嬢決戦)、本当に15分でいいですか(観客「お~」「短いッ」)。15分じゃ足りないんですよ(拍手)。この試合、時間無制限でどうでしょう? 場外カウントなしでどうでしょう!?(拍手)」
中野「やだ!!」観客ブーイング
宮崎「(本部席の)岡田社長、いいですか?」
スターダム岡田太郎社長「ウチの会社の責任じゃないんで」
宮崎「フリーだから? では第1試合に変更してください(拍手)。時間無制限、場外カウントなしの完全決着ルール。どちらが“安城一”の女か」
中野「やってやるよ!!」
エピソード2 恥ずかし固めを繰り出したい宮崎。中野にかからないと見るや、セコンドのCOSMIC ANGELS勢を狙う
<第1試合/KARIYA・安城★超嬢決戦~MIKAWAおてんばwave(時間無制限1本勝負)>
宮崎有妃 vs.中野たむ
中野のセコンドに玖麗さやか、安納サオリ、さくらあやがつく。
スターダムのリング同様にロープ上で歓声に応える中野。
宮崎もガウンで貫録をまとって入場。2026年1月1日の引退を表明している。
先に中野が仕掛ける。カワイイポーズ合戦に引き込もうとアプローチ。
宮崎は「ムリムリ」とばかりに拒否。
カワイイ合戦に挑んでこない宮崎を“口撃”する中野だったが、宮崎「いいんだけど、母親が来てて」。謝ろうとする中野に宮崎が蹴り。
どうしても恥ずかし固めを繰り出したい宮崎。中野にかからないと見るや、セコンドのCOSMIC ANGELS勢に狙いを定める。
スターダム岡田太郎社長が守ろうとするが…アレ、アレレ。
中野が少しばかり傍観したようにも見えたが、このあと救出。
恥ずかしさのダメージで立ち上がれない岡田社長。
ここで場外戦にもつれ込み、両者は会場奥へと消えていった。
<第2試合/KARIYA・Future wave(15分1本勝負)>
〇沙恵
9分33秒、レインメーカー式ラリアット→片エビ固め
●郷田明日香
直線型の郷田をテクニックで封じにかかる沙恵。郷田もラリアットで対抗。
しかし沙恵がレインメーカー式ラリアットで郷田を沈める。
すると宮崎と中野が試合のつづきを会場内で。
これできるのか!!
やってやるよ!!
コマネチできるのか!!
…やってやるよ!!
ボスの覚悟を見届けるコズエン勢。
ウウッ!!
<第3試合/KAYIYA・スクランブルwave(20分1本勝負)>
〇桜花由美&小橋まりか
16分50秒、ビッグブーツ→片エビ固め
青木いつ希&●関口翔
小橋が入場。GAMI会長がコスかたづけサポート。
桜花の関口&青木が桜花のバースデー祝いでチョップ“50発”。
勝利のギャルピース締め。
<第4試合/KARIYA・ファンタジーwave(30分1本勝負)>
〇狐伯&櫻井裕子&マリ卍
12分33秒、cocodrilo
炎華&フェアリー日本橋&●花園桃花
花園のシャボン玉攻撃を食らってしまう。
花園&炎華&フェアリーのトリオ。
すると試合つづきで中野がリングイン。フェアリーの魔法を食らってしまい、観客「マジか!!」。
チョップで花園もレフェリーも泣かせてしまった狐伯にブーイング。
エピソード3 上谷「なに邪魔しに来てんだよ、ブ~ス!! ここは私のWAVEなの」 この発言にGAMIがカモンポーズ
<第5試合/Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)>
〇[王者]上谷沙弥
21分57秒、スタークラッシャー→片エビ固め
●[挑戦者]シン・広田さくら
※上谷が4度目の防衛に成功
Reginaの上谷が風格を漂わせリングイン。
広田もこの気合いだ。
広田「試合してくださいと言え」。上谷はしぶしぶ「お願いしま~す」。すると広田が逆あっかんべー。
テクニカル合戦となり、広田の一面に観客がどよめく。
しかし場外で調子に乗った広田をH.A.T.E.が襲撃。
場外でまた宮崎vs.中野が再開。上谷と中野がニアミス。
広田が二階で拝み渡り。広田「お前もやってみろ」。中野「私!?」。
意外とあっさり(?)できてしまう!!
二階の広田に手を振りながら中野拝み渡り成功。
広田がH.A.T.E.に「高田純次」を強要するが、このあとボコられる。
広田が619。
さらにシャイニング弾で刈谷大歓声。
H.A.T.E.の介入には炎華が飛ぶ。
宮崎vs.中野も続行。このあと中野が広田によるボ・ラギノールの餌食に。
広田がときめきメモリアル(キス攻撃)。
ボ・ラギノールが上谷に火を吹く。
さらに見舞われた刀羅ナツコは硬直。
粘る広田を上谷はスタークラッシャーで仕留めた。
まだまだ宮崎vs.中野がつづいており…
GAMI会長による認定式はリングの隅っこで行われる。上谷「メインなのに!?」。
宮崎のムーンサルトは自爆。中野がアンドロメダで勝利。
<第1試合/KARIYA・安城★超嬢決戦~MIKAWAおてんばwave(時間無制限1本勝負)>
●宮崎有妃
1時間36分43秒、アンドロメダ
〇中野たむ
上谷「ナニコレ?」。GAMI会長は落ち着いて、中野の勝利にも拍手。
上谷「なに邪魔しに来てんだよ、ブ~ス!! ここは私のWAVEなの(この発言にGAMIが小さく拍手)。来んじゃねぇよ。ついて来やがって」
中野「あんたWAVE所属になったの?」
GAMI「全然いいよ、全然いいよ、全然ありです」小さくガッツポーズ、カモン&おじぎポーズ。上谷は笑いながらGAMIの頭を叩く。
中野「まぁ(私と一緒に参戦は)嫌かもしれないけど、たむはフリーなんで!!」
上谷「WAVE所属のやつら、全員倒したぞ!! 次の挑戦者は」
郷田明日香「はい」
上谷「誰?」
郷田「4月から所属になった郷田明日香です。GAMIさん!!」
GAMI「まだちょっと早いな。所属になって5日やから」
上谷「出直して来い(会場笑い)」
郷田「絶対獲り返す(拍手)」
上谷「ということでCATCH THE WAVE(リーグ戦)もう始まるよね。だから次は優勝者と防衛戦をやりたいと思いまーす。4月27日横浜アリーナで引退マッチと赤いベルト戦控えてるけど、私は絶対ここに戻って来るんで。お前ら待っとけよ~。しもべたちよ跪け。永遠にさようなら(中野を指さしながら引き揚げる)」
エピソード4 中野「たむの知らないプロレスの世界がまだまだたくさんあるんだなって思った」
宮崎「どうだった? どうだったこの世界観?(会場笑い) またやりたくなるだろ」
中野「いや…今日が来るのがすごく怖かったけど(会場笑い)。でも、たむの知らないプロレスの世界がまだまだたくさんあるんだなって思った。また来たい!!(観客「おー」拍手)」
宮崎「また来るためには、(スターダム4・27横浜アリーナでの敗者引退マッチで)上谷に、勝てよ。WAVEは今日はここだけで終わったけど、外まで行っちゃうんだよ~」
中野「やっぱ、やめとく」
宮崎「でも私、中野たむを舐めてたと思います。闘ってみて、プロレスラーとして闘ってみて、私はとっても友情が芽生えたと思ってます。チーム北京飯として(握手を要求、中野が思いながら応じる)。いつかな、一緒のコーナーに立てるといいな」
中野「うん」
宮崎「今日は中野たむに締めてもらおう」
(締めポーズの打ち合わせを経て締め)
中野「みなさん準備はいいですか。いくぞ、オー、これがWAVEだ~!! デリシャス、うーんマッ」
(バックステージ)
上谷「あ~あいつ何なの、メインイベント邪魔しやがって。本当ムカつくんだけど。私のこと嫉妬してるの? それとも好きなの? 何なの? 憧れてんの? WAVEまでついてきやがってよ~本当に。ここ刈谷だぞ。ああわかったよ。4月27日、横浜リーナ。赤いベルトと引退マッチあるけど、仮に私が引退でもしたら、ついでにこのReginaのベルトでもくれてやろうか? ま、引退すんのあいつだけどな。地獄に落ちるのは中野たむ、お前だ~!!」
中野「どこにでもつきまとって来るのは、上谷あんたの方でしょ!! ときわ亭にもデンパークにも。WAVEだってたむの方が第1試合、先だったんだから。ちょっと、なんていうんだろう。なんか…たむの知らない世界が広がってて今頭パニックなんですけど。でも勝てたのかな? あ~WAVE怖い!! 宮崎怖い!! もうヤダ!!」
宮崎が「どうだったこの世界観?」とWAVE参戦の感想を求めれば、中野が「また来たい」と満額回答だ。宮崎と安城超嬢決戦で友情が芽生え、敗者引退マッチ後の再会を誓う。カクトウログでも速報写真をツイートしたが、中野の表情に読者からリアクションがあった。スターダムでの大会よりも多幸感が溢れんばかりだと。
WAVEにとってはいくつかの引き出しを開けたに過ぎないところはあったが、上谷&中野との化学反応は最高過ぎた。輪をかけて、上谷のセコンドであるH.A.T.E.勢、中野のそばにいたコズエン勢が味わいを深める。
プロレスというのは勝敗でコントラストがつくものであるが、WAVEの世界観はどうだったのか。広田・宮崎それぞれが上谷・中野を追い込んでいく。そこには間違いなくWAVE流の恐怖があったが、終わってみれば勝者も敗者も際立つような心地よさが溢れていた。
「たむの知らない世界が広がってて今頭パニックなんですけど」との中野発言につながっていく。それでいてWAVE&広田・宮崎の世界観でも存在感を放ってみせた上谷・中野もさすがではあった。
だとすれば、刈谷に駆けつけたファン全員が勝者ではなかったか。スターダム安城大会の前日で連チャンしたファンもいただろうが、面白いモノを嗅ぎとって足を運ぶのもまたプロレスの楽しみ。観戦者は一生の記憶に残る刈谷大会がそこにあったのだ。
全エピソード 4月8日(火)19:00よりKARIYA WAVE Vol.5アーカイブ配信がスタート
白熱&爆笑シーンの数々を映像なら100倍楽しめる。アーカイブ配信がスタートした。WAVEファンもスターダムファンも要チェック。
プロレスリングWAVE ◇アーカイブ配信◇
『KARIYA WAVE Vol.5』(4月5日)☆配信チケット
[https://www.confetti-web.com/events/7531]
◇アーカイブ配信◇
視聴券:3,500円(税込)
[販売期間]4月8日(火) 19:00~4月15日(火) 21:59
[配信期間]4月8日(火)19:00~4月15日(火)23:59