宮原がCC初V遂げるも、印象に残ったのはジェイク&野村との3者による上位独占! 新日本第1回G1での闘魂三銃士ばりの勢い
29日、全日本プロレス『2019 Champion Carnival』最終戦・後楽園ホール大会をテレビ視聴した。
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・ 4-29【全日本】ジェイクとの激闘で聖地熱狂 宮原初V、史上7人目の三冠王者によるCC制覇で「令和の…プロレス格闘技DX
【全日本】ジェイクとの激闘で聖地熱狂 宮原初V、史上7人目の三冠王者によるCC制覇で「令和のエース」襲名宣言▼狙うは令和最初の5冠 石川が三冠挑戦を正式表明▼ジェイク決勝進出に悔しさも野村CCの経験を「うまく活かしたい」…後楽園大会詳報https://t.co/kFWZk52YVl#ajpw #2019cc pic.twitter.com/krXz0xU09N
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) 2019年4月29日
宮原健斗が大会前会見での“公約”通りに“三冠王者としてカーニバル制覇”を果たした。天龍源一郎以来の18年ぶり史上7人目となる。
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だからこそ、30代最初のカーニバルで宮原は歴史に名を刻む。三冠王者による春の祭典優勝だ。過去それを成し遂げたのはジャンボ鶴田(91年)、スタン・ハンセン(92年)、三沢光晴(98年)、ベイダー(99年)、小橋建太(2000年)、天龍源一郎(2001年)の6人だけ。
そんな大記録よりも記憶に残ったのが、ジェイク・リー&野村直矢との3者による上位独占。29日に宮原と決勝を争ったのがジェイクなら、28日にジェイクとブロック1位を争ったのが野村だった。4月に忙殺されていたボクは他大会まで追えてなかったが、最終戦そしてここまでのダイジェストを目にすることで、新世代の台頭ぶりを実感できた。それが有力選手ひしめく“チャンピオン・カーニバル”状態の中で得られていることに大きな意味がある。
1991年の新日本プロレス第1回G1クライマックスがかぶる。強豪選手が厳選された顔ぶれの中で、橋本真也との進出者決定戦に勝利した蝶野正洋。その勢いで決勝は武藤敬司を破って制覇を果たす。闘魂三銃士としての台頭を決定づけたシリーズだ。
もちろん展開だけでなく、試合内容でも唸らせてくれた。ジェイクは技のアレンジでも新鮮さがあり、宮原をとことん追い込んだのだ。宮原・ジェイク・野村は「令和の闘魂三銃士」になれるか!?(いや、全日本プロレスで「闘魂」はマズいかな)。
やや出遅れている青柳優馬の立場としては、この流れに割って入って「令和の全日四天王」に持ち込みたいところだろう。
そんなことを考えながら視聴していたら、全日本の今後の展開がますます楽しみになった。そうそう、宮原のマイク煽りも1年前より格段に浸透してファンを巻き込んでいるではないか。棚橋弘至のマネじゃないかとか、そんな話をすることに大きな意味を感じない。カオとカラダを張って引っ張ることは、誰にでもできることではないと思うのだ。
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