訃報一夜明け闘魂伝承 前田・山崎・藤田が猪木を語った【週刊 前田日明】
前田日明が足りない世の中に、とことん前田日明を発信してみる。前田日明関連の動きをできる限りカクトウログが追う「週刊 前田日明」連載第214回をエントリーします。
※不定期連載となっています。
アントニオ猪木の訃報から一夜明けた2日。あらかじめ予定されていた『激論CLIMAX2022 紀尾井町秋の陣』前田日明vs.山崎一夫vs.藤田和之トークイベントが千代田区の紀尾井町サロンホールにて開催となった。
ごく一部に過ぎないがメモ書き起こし。報道に出ている一部に関しては、言い回しを合わせています。
「格闘王」継承・前田日明、「猪木を最後にフォールした男」山崎一夫、「炎のファイター」継承・藤田和之
前田と山崎、前田と藤田は対談トーク経験はあれど、3人は初めて。もちろん訃報に関係なくイベントは予定されていたわけだが、偶然にも猪木に所縁のある男たちとなった。「格闘王」継承・前田日明、「猪木を最後にフォールした男」山崎一夫、「炎のファイター」継承・藤田和之である。
前田と藤田というと、リングス移籍話を猪木がストップした話が有名。イベントの枕として語られたが、こちらの参照を。
[2022.04.14 藤田は格闘王の前でも野獣!? 前田「俺は人間だから」【週刊 前田日明】]
ここに山崎が入ってくるとまた、見解も面白い。
山崎 UWFから新日本に戻ったときに藤田選手がいて、デビュー前。真壁刀義選手とほぼ同期で比べられてました。なんですけど、いかんせん藤田選手が凄すぎるんで。比べられつつ真壁選手はその後にIWGPを獲るまで行くんですが、「努力の人」でしたね。
藤田 デビューしてからの相談相手が山崎さんでした。いつも話がしやすくて。
新日本プロレスでの合宿所バナシはいつも楽しい。
山崎 留学生であるブラック・キャットさんが覚えたての日本語で、とある選手の披露宴で歌ったんです。ところが、その曲が『別れても好きな人』で、そりゃマズイって!!
偶然にも、訃報から二夜明け東スポ一面が、、、。
本日の紙面はアントニオ猪木さん追悼特集の特別面建てです。
「東スポ」の題字も燃える闘魂にちなんで赤になっております。よろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/XYxYJNJJb7— 岡本佑介@東京スポーツ新聞社 (@okamotospo) October 3, 2022
前田「猪木さんは普段は怒らない」 山崎「シリーズ終盤、選手をかたっぱしから殴ったことが」
---猪木さんは普段は怒ったりするんですか?
前田 怒るときは、練習をダラダラやってるときだけで。普段は怒らないですね。
山崎 シリーズ終盤にたるんでいたとき、かたっぱしから殴ったことがある。
前田 猪木さんのゲンコツがだんだん強くなるんですよね。だから最初に「お願いします」と殴られた方がいい。藤波(辰爾)さんが最後の方に殴られたことがあって大流血。タオルグルグル巻きで入場したことが!!
藤田 ボクが付き人のころには(場所的に)離れていたことが多かったんですけど、一人でダジャレ言ってる内容が難しくて突っ込めないっていう。
山崎 ヒロ斎藤さんが扁桃腺を腫らしたときに「なぜヘントウせん!!」とひたすら繰り返してて、突っ込めない。控室とかではイタズラもしてましたよ。送られてきたミカン箱からミカンの山を出して、キラー・カーン選手の帽子を隠してカーン選手を困らせたり(笑)。
入門したころは怖かったですね。道場に猪木さんの車の音でピッと緊張が走るんです。「猪木さんが怒る」というのが最後の砦になっている。大会で「藤原行け!!」で藤原さんが走って選手を竹刀でボコボコにするんです。猪木さんが見ているか見ていないかわからないんですが、その怖さで試合がピリピリする。だから新日本プロレスは第1試合から緊張感があるんです。
カクトウログ管理人も最後に質問。終盤に迫ったアントニオ猪木とは何か!?
イベントには至高の4ショットタイムも。
質問コーナーでは質問が多岐に及ぶ。質問からの流れで「アレクサンダー・カレリン戦(前田の引退試合)直後の前田さんとのやりとりを、藤田さんに教えてあげてください」という山崎への司会からのフリが。
山崎 試合後にシャワーを浴びているときに挨拶にいくと、前田さんが「えっ、帰るの!? このあと藤原紀香ちゃんが来るんだよ」。えっ、そこ!?ってなりました(笑)。藤原紀香さんでボクを止めようとしたという。
---引退試合直後とは思えない、気持ちの切り替わり!!
ほぼ写真・記事で“伝える”ことに専念することが多く、カクトウログ管理人は基本的に質問をしない。だけれども、この日は珍しくファンも質問に慎重になっていたのか、とぎれかかった。手を挙げてみた。