健介「これ僕の技効いてんのか」猪木とのスパーリング秘話 新宿で超猪木展
いよいよ20日から京王百貨店新宿店『超・燃える闘魂アントニオ猪木展』が開幕となった。初日は開店と同時に賑わい、ゲストが参加してのオープニングセレモニーも行われている。
🄫猪木元気工場
[関連情報(選手撮影会/アントニオ猪木酒場/闘魂トレイン/アントニオ猪木きっぷ)は別記事へ]
オープニングに獣神サンダー・ライガー、佐々木健介、北斗晶、猪木啓介さんが駆けつける
20日のオープニングセレモニーには、獣神サンダー・ライガー、佐々木健介、北斗晶、猪木啓介さんが駆けつけた。MCをアントニオ小猪木さん、アントキの猪木さんが務める。
“猪木がいた時代”の新日本プロレストークが展開され、アントニオ猪木の偉大さをゲストとともにふり返る時間となった。特に健介の口から猪木とのスパーリングでのエピソードが出るのは貴重だった。(ほぼ全文でレポート)
猪木啓介さん(猪木さんの実弟) 初めまして、猪木啓介でございます。10月1日に、ちょうど兄貴が亡くなって2年という、三回忌を9月8日に鶴見の本山(総本山總持寺)で行う予定でございます。本当に早いもので、いつも『元気ですかーッ!!』って言ってたのがあっという間に逝ってしまったという。兄貴と同じようにならないように僕も一生懸命頑張って老体の体でジムに通ってやっております。みなさんも元気でいつまでもいつまでも本当に元気でいていただきたいなと思ってます。本当にありがとうございます。こんなにたくさんのみなさんに集まっていただいて。ありがとうございました。
佐々木健介 こんなにね、大勢のみなさんの前に出るの久しぶり。リングに引退してから上がってないので、トークショーはありましたけど、なんかちょっと(リング風の場所への登壇に)興奮してますね。
(舞台裏にて美的男子的に化粧品を使っていたことを、MCに暴露される)
健介 言うな!! 言うな!! 恥ずかしい。
(MCトークが歯止め効かず)
北斗晶 その前にね、ご挨拶させてよ。みなさんこんにちは、北斗晶です(拍手)。
健介 佐々木健介です(拍手)。
北斗 やっぱりね、猪木さんの人気って不滅だなと思います。私もやっぱりテレビの仕事をしながら、なんかあるたびに 1、2、3、ダーッをパクってます。あれをやるだけでね、すごい元気になるし、お亡くなりになってもずっと愛され続ける人ってすごいなと思います。
獣神サンダー・ライガー みなさんこんにちは!! 元気ですかー!! 今日は短い時間ですけども楽しみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。猪木さんの人気のすごさですよね。亡くなって時間たちましたけれどもこれだけのファンのみなさまに集まっていただけるという。本当にただ僕はね、猪木さんに迷惑ばっかりかけてましたので、ぶっ飛ばしてやるってくらいの。
(みなさんにとってアントニオ猪木さんはどんな存在)
健介 猪木さんは特別でしたね。会場に来れるだけですごくオーラがあって、なんかもうね、バリバリ出てる選手でもこうピシッとこうなってしまう。なんかすごくカリスマ性のある、すごく尊敬できる方でした。
(どのようなところが厳しかった)
健介 猪木さんはまず、自分にすごい厳しい方で。その姿を見て、自分ももっとしっかりしないといけないなという気持ちにさせられたりとか。あとスパーリングも何回かやらせていただいたんですけど、絶対普通なら極まってるだろうっていうパターンがあったんですけど、全然平気な顔で。これ僕の技効いてんのか…関節が極まっているのに、タップしてもおかしくないのに、なんかそういう我慢強いっていうか、すごく意味のわからないとこありましたけど、ものすごく勉強させていただきました。
(そのときの言葉としては)
健介 『もっと極めろ』みたいに言われてました。(なぜか実演する流れに)じゃあ、軽く軽く(バキバキ)。
北斗 私はですね、女子プロレスラーでしたので、猪木さんとはリングでお会いすることはなかったんですけど、ちょっと噂でね、猪木さんが当時は女子プロレスはあんまり好きではないという話があったんですよ。だから女子プロレスラーとは対談しないっていうのを聞いたんですけど、あるとき、猪木さんが『北斗晶とだったら対談していい』っていうことで、それで名古屋まで行って初めて猪木さんとお会いして、そういう対談をさせていただくことになったんです。で、そのときに『はじめまして』って頭を下げた瞬間、顔を上げた瞬間に『お前が女・猪木か』と(笑)。それに対して私ハイとも言えないしイイエとも言えないし、めっちゃこの私が固まったというね。そんなことがありました。
みなさんご存じのように、私はその名古屋での対談で、その日に『今度北朝鮮で平和の祭典という大会があるんだけど、一緒に行かないか』と声をかけていただいたんですよ。それで、まあ猪木さんに声をかけていただいてノーなんて言えるわけないじゃないですか。で『よろしくお願いします』と言ったところ、次の日にはもうオファーいただいて、本当に行くことになって大会に参加したことで健介と結婚することになりました(拍手)。
ライガー 僕にとってはアントニオ猪木っていうのは象徴である。親父みたいな感じですよね。上からちゃんと見てて、ダメなとこはダメでちゃんと指導してくれる。先ほどの佐々木健介選手も言ってましたけど、スパーリングやっても『それは効いてないよ』『もっと研究しなさい』という助言。それを何て言うんだろう、あれやこれや全部教えてくれるわけじゃなくて、ヒントを出して、あとはお前らで考えてやってみなさい。そういう親父みたいなところありました。
(怒られたことは)
ライガー 結構、僕、やんちゃしぃで。パラオに行ったときに猪木さんが島を持っていて、そこへスポンサーの会社の人とみんなで行こうと。そのとき猪木さんがサンゴの養殖の事業とかもされてまして、そのスポンサーの会社の人とみんなでサンゴを植えましょうと。選手のみんなは向こうで休んでてくださいって言われたんですよ。休んでてもつまらないので、『あ、そうだ』と、スポンサーの会社の人たちを笑わせようと思って、お尻出して、うえ~いってやってたんですよ。そしたら猪木さんがそれ見られてて、その夜ですよ。『ライガーの野郎を呼んで来い!! ぶっ飛ばしてやる』って。蝶野正洋選手が僕の部屋に電話をよこして『ライガー、お前逃げといたほうがいいよ。猪木さんブチ切れてる』と(観客笑)。そんな怒られてることばっかりなんですよ、猪木さんには。猪木さんに見せようとしたんじゃなくてスポンサーのみなさんに見せたのに(MCから『もっと悪い』とツッコミ)。
健介 ケツで思い出したんですけど、試合があってボクは車で移動したんです。みんなバスで移動してて、試合が終わって帰りました。で、その次の日に『(ライガーが)健介、お前が来たから昨日ケツ出して振ったんだけど見えた!?』って。『(健介は)何の話ですか。それ俺じゃないですよ』と。まったく知らない人にケツを振ったと(笑)。
ライガー 健介はそのときゴツイ車に乗ってて、そう何台もある車じゃないから、それがバスの横に来たんですよ。絶対健介だと思って、窓を開けてケツ出して、それで次の日に健介に『ケツ見えた?』『何のこと?』『じゃあ俺、誰にケツ振ったんだろ?』って(笑)。
(囲み取材)
会場の様子をご覧になって。
健介 いま初めて来たところなんですけど、すごい写真とかガウンとか、あとでゆっくり見て歩きたいなと。嬉しい場所ですね。ここにたくさんの方が来られて、本当に猪木さんもすごく喜んでいると思います。
北斗 やっぱり猪木さんの存在の大きさ、改めて時が経てば経つほど実感してます。こうやって開催していただけることで、当時を思い出したりとか、私も夢を追ってたころを思い出したりとか。みなさんいろんな思いで、観ていただきたいなと思いますね。落ち込んだとき猪木さんに助けてもらった人も多いと思うので。見ていただきたいです。
ライガー 福岡の方の猪木展にも行ったんですけど、そちらも大盛況。これだけのファンが集まっていて、亡くなられてもそのすごさがみなさん感じてるんじゃないかと。だから大盛況だと思いますのでぜひみなさん、足を運んでいただければと思います。
猪木さんのプライベート。
ライガー 猪木さんにはお茶目なところがありまして、いろいろ冗談も言っていて、わるさ・イタズラもされるんですけど、たいがいどれも面白くない(笑)。みんな『笑った方がいいよなぁ』と、みんなひきつって笑っていたと。そういう思い出はたくさんありますね。リングを降りれば、こういう言い方は失礼かもしれないけれど、面白いオジサン。ただ、キリッとした雰囲気、空気が締まるような、会場とか練習とかが常に醸し出されていた。そういうところでやっぱり怖い、キラー・アントニオ猪木というのがあったんじゃないかと。
女性に対してはいかがでしょうか。
北斗 私たちが結婚が決まってからお食事とかやっぱり連れて行っていただいて、ライガーさんがおっしゃった通り、突拍子もないお話があったりとか。あと昨日もちょうど私、生放送で記事のための話をしたんですけど、イタリア料理に連れてってもらったらハンドパワーみたいにこうすることで『ワインがよりいっそううまくなる』って(笑)。『ああ、そうなんですか』と聞くしかなかったり。そんな感じでした。
健介 『2人が出会ったのは俺のおかげだな。俺は愛のキューピットだな。ワハハ』と。
北斗 でもライガーさん、パラオの話が出ましたけど、猪木さんに私たちの結婚式でご挨拶していただいて、そのときに『2人でパラオに新婚旅行に行って来い』って言ってくださったんです。それで『パラオに招待していただける~!!』と思って…あの、まだ招待券届かないんですけど、どうしましょう(笑)っていう感じです。
健介&北斗 (天国の猪木さんに)よろしくお願いします!!
猪木さんのテーマソング(炎のファイター)がかかったりとか、映像を見ると。
健介 やっぱりあの曲を聴くと、瞬間にあの時代に戻ります。緊張感であったり、身が引き締まります。
猪木さんの思い出。
健介 プロレスラーになる前のテレビの世界でずっと見てたんで。その光景が甦って来てますね。
北斗 私はやっぱり北朝鮮に連れて行っていただいて、私のプロレス人生の中であれだけの19万人の人の中で、本当、一番上の人はお米粒一粒にも見えるか見えないか、あの会場で試合をさせていただけたっていうことは、私の人生の中でやっぱり大きな思い出になりました。超猪木展、これから見させていただきますけれど、私もそのときいただいた壺とかパスポートみたいなのとか、全部残ってるんですよ。だから今度ちょっとお貸ししようかなと思ってます。私たちが出会った場所のやつを、猪木さんのあれなので、次のときにはいろいろ猪木さんとの思い出のやつが残ってるので。
ライガー やっぱり猪木さんがよく口にされていた『いつ何時誰の挑戦でも受ける』。僕はその当時、付き人をさせていただいたりしてましたけど、対相手、プロレスラーを仮定してそういう風におっしゃってるなと思ったんですけど、あの言葉っていうのは多分、猪木さん、世間に対して。プロレスに対する偏見とか、その世間に対して放った言葉じゃないかなと思ってます。だからリングを降りても、何をしてもとにかく闘ってらっしゃる。まさに燃える闘魂だと。闘う魂。そういうところありましたね。佐々木選手もそうでしたけれども、そういうふうに教わった部分があったんでね。
京王百貨店新宿店『超・燃える闘魂アントニオ猪木展』ちょい見せ📸レポート
■超・燃える闘魂アントニオ猪木展
日時:6月20日(木)~26日(水)
10時00分~20時00分
※最終日6月26日(水)は16時まで
場所:京王百貨店新宿店7階大催場
入場:無料
ビッグサイズの正面パネルがお出迎え。
お買い物条件ありでの撮影スペース。
WWE殿堂入りセレモニーでの着用タキシード展示。
猪木の執務スペースが蘇る。
まるで猪木の息づかいが伝わって来るかのよう。
国会に卍固め!!
スカジャン〈リバーシブル〉33,000円
ガウンイメージ浴衣(サイズ:フリー)9,900円
レプリカガウン(サイズ:フリー)16,500円
履けばわかるさ…リラックスタイムに最適なソックスです。
ずっと見ていられる写真パネル展示。
ライバルたちがフィギュアで甦る。
アントニオ猪木実使用リングシューズ。
アンドレ・ザ・ジャイアントのリングシューズ。
「闘魂の壁」にアントニオ猪木戦歴。
1988年8月8日。
掘り出し物は闘道館エリアもご利用を。
6月20日(木)~6月26日(水)京王百貨店新宿店7階大催場『超・燃える闘魂アントニオ猪木展』入場無料
今もなお、プロレスファンの心を熱くするアントニオ猪木氏。IGFベルトの展示、プロレス格闘専門のリサイクルショップ「闘道館」のPOP-UPショップなど、輝かしい戦歴を象徴する貴重な展示品やグッズが満載!興奮がよみがえる試合映像の放映コーナーやパネル展などもお見逃しなく!
■超・燃える闘魂アントニオ猪木展
日時:6月20日(木)~26日(水)
10時00分~20時00分
※最終日6月26日(水)は16時まで
場所:京王百貨店新宿店7階大催場
入場:無料
詳細
[https://www.keionet.com/info/shinjuku/news/inoki.html]
▼展示コーナー
実力世界一ベルト展示
カール・ゴッチ氏との伝説的一戦で猪木氏が勝ち取った、通称“実力世界一”のベルト。1987年、テレビ朝日を退社し、プロレス実況を卒業した古舘伊知郎氏へ贈られました。今回は古舘氏のご厚意により、貴重なベルトの展示が実現。
IGFベルト展示
2011年のIGF王座創設と同時に制作されたベルト。ダイヤ、ルビー、サファイヤなど豪華な宝石が散りばめられています。IGF初代王者に認定されたジェロム・レ・バンナ氏をはじめ、著名な選手達がこの輝かしいベルトを手にしました。
WWE殿堂入りセレモニーでの着用タキシード展示
2010年、猪木氏が日本人初のWWE殿堂入り。アメリカで行われたWWE殿堂入りセレモニーにて着用したこのタキシードは、ストライプ部分にプラチナの糸を使用した特注品です。
▼POP-UP
出張!「闘道館」
プロレス格闘技専門のリサイクルショップ「闘道館」が 「超・燃える闘魂アントニオ猪木展」にPOP-UPショップをとして登場!
プロレスマスク、コスチューム、チャンピオンベルトから珍品グッズ、レトロポスター、Tシャツ、ビデオ、本雑誌まで、 時代を超えた品揃え。
「闘道館」館長はTV『開運!なんでも鑑定団』の格闘技グッズ鑑定士です。
▼グッズ販売
【お買い上げ特典】
期間中、会場内グッズをお買い上げでチャンピオンベルト(レプリカ)を持って撮影ができます。
※一部除外品あり。
※カメラのご用意および撮影は、お客様ご自身でお願いします。
スカジャン〈リバーシブル〉33,000円
ガウンイメージ浴衣(サイズ:フリー)9,900円
レプリカガウン(サイズ:フリー)16,500円
闘魂タオル(今治タオル、20×140㎝)4,000円
卍固めTシャツ(サイズ:M・L・XL・XXL〈男女兼用〉)4,400円
ライオンマーク クラシック ラグランTシャツ(サイズ:S・M・L・XL・XXL〈男女兼用〉)各3,000円
INOKIダァーーーーッ!Tシャツ(サイズ:M・L・XL・XXL〈男女兼用〉)4,400円
INOKIキャップ(フリーサイズ〈調整可〉)4,400円
エコバッグ(39×32㎝〈持手含58㎝〉)5,500円
扇子2,200円
巾着 道(19×17.5㎝)1,320円
掲載商品以外にも販売を予定しております。
※予告なく変更になる場合がございます。
・アントニオ猪木実使用スーツ(マフラー付)※掲載画像
・力道山ハワイからの直筆手紙(超秘蔵初公開)
・ジャイアント馬場16文ゴルフシューズ
・タイガー・ジェット・シン実使用サーベル
・初代タイガーマスク、ストロングマシン、ザ・コブラ、獣神サンダー・ライガーらの試合用マスク
・表紙はすべてアントニオ猪木!懐かしいバックナンバー掘り出し雑誌・新聞 均一コーナー
などアントニオ猪木&昭和プロレス関連商品まで多数展示・販売いたします。
※数に限りがございますので、売り切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて税込です。