9票(オカダvs.内藤)と8票(潮崎vs.藤田)ベストバウトは1票差決着
14日の選考会により『東スポプロレス大賞2020』受賞者が決定した。14日深夜(15日早朝)に選考委員マスコミは朝刊(紙)で顔ぶれを報道し、追って15日朝6時にネット上のニュースとしても解禁している。
【選考結果発表】#東スポプロレス大賞 #プロレス大賞 #tospo
🏆MVP 内藤哲也 #njpw
🏆ベストバウト 1・5オカダ🆚内藤 #njpw
🏆最優秀タッグ 杉浦&桜庭 #noah_ghc
🏆殊勲 潮崎豪 #noah_ghc
🏆敢闘 高橋ヒロム #njpw
🏆技能 遠藤哲哉 #ddtpro
🏆女子 ジュリア #stardomhttps://t.co/jPJwCN5CKS— カクトウログ📶プロレス/格闘技 (@kakutolog) December 14, 2020
受賞者コメント 内藤「改めてお客様のありがたさを認識できた」
団体ごとの受賞では新日3部門、ノア2部門の2トップに。企業グループとしての受賞ではブシロード4部門、サイバーエージェント3部門に・・・この2グループでの受賞独占となる。コロナ禍で苦しいエンタメ業界、しっかりと基盤が整わなければ一定以上のコンテンツを提供できない時代とも言えそうだ。
受賞者コメントを東スポ記事から。
【プロレス大賞】2冠王者・内藤がMVP、ベストバウトの2冠!「改めてお客様のありがたさを認識できた」 #プロレス大賞 #njpw #東スポhttps://t.co/5GQtmJ878O
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【プロレス大賞】オカダが7年連続、通算8度目ベストバウト!天龍の最多記録にあと1 #プロレス大賞 #東スポ #njpwhttps://t.co/Uoh0J3eZSH
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【プロレス大賞】101歳コンビ杉浦&桜庭が最優秀タッグ初受賞「来年はベルト独占だな」 #プロレス大賞 #noah_ghc #東スポhttps://t.co/ldq5iPcNqU
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【プロレス大賞】殊勲賞は〝アイ・アム・ノア〟潮﨑豪!「来年もベルトを防衛したい」 #プロレス大賞 #noah_ghc #東スポhttps://t.co/3CHL9y4KqD
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潮﨑は「選んでいただいて、ありがとうございます。MVPっていうのが取れなかったので悔しい部分もありますけど、ありがたいです」と若干の悔しさをにじませつつも喜びを語った。王者として方舟マットをけん引した2020年は「世界的にも大変な1年で、無観客にしろ映像だけの試合もありましたが、ノアは止まらなかった。そういった意味では自信が持てた」という。
また、来年に向け「ノアがより羽ばたけるように、より前に進めるように、上に向かっていけるように力を尽くすだけ。個人的には来年もベルトを防衛したいと思っています。アイ・アム・ノアを実証し続けます」と誓い、長期政権を見据えた。
【プロレス大賞】敢闘賞はヘビー級挑戦の高橋ヒロム「これからも夢のために戦い続けます」 #プロレス大賞 #njpw #東スポhttps://t.co/oYFBzAzHBw
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【プロレス大賞】DDTのハイフライヤー・遠藤哲哉が技能賞! グラドルへの〝片想い〟も実るか? #プロレス大賞 #ddtpro #東スポhttps://t.co/uzxzZZXn1o
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【プロレス大賞】ジュリア「全く狙ってなかった」 想定外の女子プロレス大賞初受賞に大号泣! #プロレス #stardom https://t.co/xjtxfBOSdB
喜びのあまり?キス顔まで披露してくれたジュリア pic.twitter.com/v5s5Xd94IA
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【プロレス大賞】評論家・門馬忠雄氏「2020年は日本のプロレス68年の歴史の中でも大事件」 #プロレス大賞 #東スポhttps://t.co/0FT0ikX0Sq
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選考経過 1次投票を事前投票にした上で、オンライン形式での選考会
選考委員の小佐野景浩氏が先行経過を解説している。
2020年度プロレス大賞の発表です。()内、=の数字は票数です。今年は新型コロナ感染症拡大が収まらない中、三密を避けるために1次投票を事前投票にした上で、オンライン形式での選考会となりました。17人の選考委員が選出した今年の顔を順次アップします!#プロレス大賞
— 小佐野景浩 (@osano2) December 14, 2020
2020年度プロレス大賞の発表です。()内、=の数字は票数です。今年は新型コロナ感染症拡大が収まらない中、三密を避けるために1次投票を事前投票にした上で、オンライン形式での選考会となりました。17人の選考委員が選出した今年の顔を順次アップします!
【MVP】内藤哲也(13) 1次投票は内藤哲也=13、潮﨑=3、高橋ヒロム=1。この時点で過半数を超えた内藤に決定。2冠王を達成し、EVILに一度は奪われたものの、奪回して新日本を牽引。お客さん目線を忘れずにファンに明るい希望を与えたとして2度目の受賞。
【ベストバウト】オカダ・カズチカvs内藤哲也(1・5東京D) 1次投票は潮﨑vs藤田(3・29後楽園)=6、オカダvs内藤(1・5東京D)=6、ヒロムvsデスペ(12・11武道館)=2、ザックvsオズプレイ(2・2札幌)=1、諏訪魔&石川vs関本&アブ小(12・7後楽園)=1<続く>
【ベストバウトの続き】オカダvs飯伏(1・4東京D)=1、宮原vs諏訪魔(3・23後楽園)=ノミネートのみで票数0。この結果、潮﨑vs藤田の無観客試合GHC戦とオカダvs内藤の2冠戦の決選投票となり、潮﨑vs藤田=8、オカダvs内藤=9でオカダvs内藤が1票差で受賞。
【最優秀タッグ賞】杉浦貴&桜庭和志 1次投票は杉浦vs桜庭=6、タイチ&ザック=5、諏訪魔&石川=2、野村&阿部=1、大地&神谷=1、R・E・D=1、該当チームなし=1。決選投票は杉浦vs桜庭=10、タイチ&ザック=7で現GHCタッグ王者に軍配が上がった。
【殊勲賞】潮﨑豪 1次投票は潮﨑=5、EVIL=2、飯伏=5、諏訪魔=5。EVILを除く3人の決選投票となり、潮﨑=9、飯伏=2、諏訪魔=6。GHC王者として中身の濃い防衛戦を続け、ノアの20周年イヤーをトップとして牽引した潮﨑が初受賞を果たした。
【敢闘賞】高橋ヒロム 1次投票は鷹木=6、ヒロム=6、秋山=2、諏訪魔=1、拳王=1、大地=1。鷹木とヒロムの決選投票は鷹木=5、ヒロム=12.ヒロムの階級の枠を超えた活躍、発信力、新日本ジュニアを黄金時代に導いてくれるはずという期待度も大きく初受賞。
【技能賞】遠藤哲哉(9) 1次投票は遠藤9、矢野=2、Eita=2、拳王=1、飯伏=1、青木真也=1で、1次投票の段階で遠藤に決定。田中将斗を破ってKO-D無差別級王者になってベルトを堅持し、秋山にも勝利。新体操仕込みの飛び技も評価が高く初受賞。
【女子プロレス大賞】ジュリア(9) 1次投票はジュリア=9、林下詩美=3、橋本千紘=2、世志琥=1、岩谷麻優=1、該当者なし=1で、この時点でジュリアに決定。移籍して1年でコロナ禍でも躍進したスターダムの事実上の顔として活躍したことが評価された。
【新人賞】今年はコロナ禍によって各団体の試合数にバラつきがあったために賞を設けず、来年度に「デビュー4年以内」の該当選手として選考することになった。
ベストバウトは「オカダvs.内藤」と「潮崎vs.藤田」の争いだった。1次投票ではともに6票。2試合の決戦投票となり、9票(オカダvs.内藤)と8票(潮崎vs.藤田)・・・なんと1票差決着。オカダの7年連続の阻止にはあと一歩届かず。ノア関係者・ファンは悔しさ爆発かと。
潮崎はベストバウト級を連発した2020年だったが、もちろん藤田和之戦は凄まじい試合。無観客試合であり、コロナイヤーとノアの取り組みを象徴する試合となる。ボクは機会をいただいてこの試合を取材することができ、忘れられない記憶ともなった。
恒例となっている年明けのプロレス大賞授賞式もコロナ対応で行わない
東スポが改めて、今回の方式を説明している。
【2020年の選考】2020年度のプロレス大賞選考委員会は新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてオンライン形式での会議となった。選考委員も例年に比べて人数を絞り、17人とした。また「1次投票」として事前投票を行い、その結果を踏まえて会議に臨んだ。
また、コロナ禍により各団体の試合数にばらつきがあるため、今年度は新人賞の選考を取りやめた。デビューから3年以内の選手を対象とする新人賞は、21年度の規定を「4年以内」として、今年度で対象から外れる選手の権利を維持し来年度に選考する。
功労賞、特別賞、レスリング特別表彰も諸事情を検討した上で、今年度は選考を見送った。なお、恒例となっている年明けのプロレス大賞授賞式もコロナ対応で行わない。
選考委員が17人で例年よりも絞っての開催となった。選考における1票の重みは高まった。