原田久仁信著『「プロレススーパースター列伝」秘録』 11月22日発売
1980年代プロレス少年の必読書。漫画『プロレススーパースター列伝』の制作秘話が綴られた『「プロレススーパースター列伝」秘録』が22日に発売となる。
「プロレススーパースター列伝」秘録 原田久仁信著
[「プロレススーパースター列伝」秘録 単行本 – 2024/11/22 原田 久仁信 (著)]
これはすべて実話である!!
初代タイガーマスクが登場しプロレスブームに沸く1980年代前半、『週刊少年サンデー』に連載され、少年たちの心を鷲掴みにした漫画『プロレススーパースター列伝』(原作・梶原一騎)。ファンタジーと実話の融合が魅力の一つだったこの伝説的作品の制作秘話を、作画を担当した原田久仁信氏が初めて余すところなく明かす!
渾身の描き下ろし漫画『「列伝」よ、永遠なれ』(33ページ)も収録!
主な目次 「アントニオ猪木(談)」が名物だったが…猪木談話はすべて創作だった
主な目次(※一部抜粋)
第1章 ペルソナ
初代タイガーマスク
原作者自ら「正体」に迫る/「疑わしきは真実」/「虎の仮面」に隠された葛藤/理想を追い求めた佐山の「それから」
第2章 漫画家への道
あらゆる梶原作品を読破した少年時代/小学館の新人賞に入選しプロデビュー/「描くんだよ。君が」/漫画界にも空前のプロレスブーム
第3章 悪玉と善玉
ザ・ファンクス スタン・ハンセン アブドーラ・ザ・ブッチャー
「ザ・ファンクス」で連載開始/猪木談話はすべて創作だった/ブッチャーに支払った10万円/「ガマ・オテナ先生」を探して
第4章 「ウラウナ火山」を探して
アンドレ・ザ・ジャイアント ミル・マスカラス
コミックスの印税額で分かった「大反響」/マダコ攻撃を描くため生物図鑑を購入/セリフの取り違えでハワイから国際電話/「鉄人」ルー・テーズの涙
第5章 伝説と真実
タイガー・ジェット・シン BI砲 カールゴッチ リック・フレアー
写真が存在しない「伊勢丹前襲撃事件」/最も注意を払った「力道山刺傷事件」/連載中に外国人選手の引き抜き戦争が勃発/「4の字固めは短足ほど有利」の説得力
第6章 「ワン・モア!」
ハルク・ホーガン ブルーザー・ブロディ ザ・グレート・カブキ
破壊された腕相撲ゲーム/自分にもできた「指の第一関節曲げ」/原作者逮捕と「アントニオ猪木監禁事件」/突然の連載打ち切りに呆然
第7章 『男の星座』
仙人になった梶原先生/講談社編集者と銀座クラブで再会/自ら命を経った「ジャニーさん」/最後に届いた「血染めの原稿」
エピローグ
作品に残された「人間のあるべき姿」/梶原先生の幻影を求めて/深夜のアルバイト生活で学んだこと/「まことのプロレス」を胸に
描き下ろし漫画33P 『列伝』よ、永遠なれ
著者・原田 久仁信プロフィール
著者
原田 久仁信
1951年、福岡県生まれ。高校卒業後、就職のため上京するが1年で退職し、漫画家を目指す。26歳のとき『ビッグ・ウェーブ』で第1回小学館新人コミック大賞に入選し『増刊少年サンデー』でデビュー。
1980年、漫画原作者の梶原一騎に指名される形で『プロレススーパースター列伝』の連載がスタート。プロレス少年の絶大な支持を受け『週刊少年サンデー』の看板作品となる。後に梶原の自伝的作品『男の星座』の作画も担当した。主な作品に『劇画プロレス地獄変』(宝島社)、『KIMURA』(原作:増田俊也、双葉社)がある。