RIZIN.30(さいたまスーパーアリーナ)第7試合から第10試合までの試合結果と感想!
RIZIN.30の試合結果と感想(画像元:jp.rizinff.com)
第7試合 元谷友貴 vs 瀧澤謙太
バンタム級トーナメント2回戦
試合結果
勝者:瀧澤謙太
判定3-0
勝敗のポイント
1R(2:52)に、元谷の左フックが滝澤にヒット。ここからコーナーにつめた離れ際に、今度は瀧澤の左フックが元谷の顎をとらえて元谷がダウン。
瀧澤がラッシュかけたところで、元谷が自ら場外にロープをまたいでしまい、ここでレフリーストップ。正直、この二人は実力差(DEEPで二階級制覇した元谷が上)があると感じていましたので意外な結末です。
第8試合 扇久保博正 vs 大塚隆史
バンタム級トーナメント2回戦
試合結果
勝者:扇久保博正
判定3-0
勝敗のポイント
1R、大塚の左ローから右ストレートが扇久保にクリーンヒットするが、大塚は攻めきれず。徐々に扇久保がプレッシャーをかけ盛り返す。2Rも扇久保が試合の主導権を握る。大塚は手数が少ないためジャッジへのイメージは悪い。
3Rも手数で上回る扇久保が有利、残り2分12秒で扇久保の右フックが大塚の顎をとらえる。たまらず大塚はタックルから扇久保をテイクダウン。ここから脱出した扇久保がスタンディングで再度有利な展開で試合終了。
第9試合 井上直樹 vs 金太郎
バンタム級トーナメント2回戦
試合結果
勝者:井上直樹
判定3-0
勝敗のポイント
1Rはリーチ、身長、出入りのスピードで上回る井上の距離で試合が進む。金太郎は左ミドルで応戦。2Rも井上の距離。井上は左ローをコツコツあてながら、金太郎の左ストレートをヘッドスリップでかわし続ける。
1R~2Rを見る限り、金太郎のパンチは目の良い井上には当たらないため、金太郎は井上との相打ち狙いに切り替えるほうが良いと感じる。3Rにはいり、ここまでジャッジで不利な金太郎が勝負にでる。金太郎の顔面へのパンチはなかなか当たらないが、ボディストレートが井上をとらえる。
解説者は金太郎の攻撃を「喧嘩殺法」と言うが、ボクシング歴の長い筆者からすると、上体を常にふる相手には、みぞおちへのボディストレーは立派なボクシング技術。しかし、1Rからコツコツと当てている井上の左ローが効いているのもわかる。最後まで根性を見せる金太郎だったが判定はすべてのラウンドで上回った井上の勝利。
第10試合 朝倉海 vs アラン・ヒロ・ヤマニハ
バンタム級トーナメント2回戦
試合結果
勝者:朝倉海
判定3-0
勝敗のポイント
1R、スピードで上回る朝倉海がパンチで攻勢をかけるが頑丈なヤマニハ。コーナーに詰められても左フックで応戦。残り1分45秒、海の右フックがヤマニハのテンプルをとらえ片膝をつく。ヤマニハは寝技に引き込みたいが海はこれに付き合わずにスタンディングを要求。
2Rも同じ展開だが、とにかく打たれ強いヤマニハ。打撃で優勢な海だがヤマニハも手数をだすため海もパンチを被弾する。3R、不利なヤマニハがテイクダウンを狙い海を担ぎ上げるがこれをしのぐ。打撃でのヒット数が多い海が優勢。