決勝は飯伏vs.ジェイ 希望か絶望か? ハッピーエンドかバッドエンドか? 「G1」とは星勘定を越えた自己主張なり

 新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」は、12日に最終日(優勝決定戦)を迎える。10日からの三夜連続での日本武道館大会。11日までで優勝決定戦のカードが決定した。

 
【日本武道館3連戦は昨年よりも観衆1,200人上乗せ】

 目玉とみられた「オカダvs.KENTA」「内藤vs.モクスリー」を名古屋2連戦に“譲った”格好となった武道館の公式戦。集客が不安視されたが、結果はどうなったのか(12日は既にチケット完売)。

■戦国炎舞 -KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28
2018年8月10日(金) 18:30 観衆6,180人
2018年8月11日(土) 16:30 観衆12,023人(札止め)
2018年8月12日(日) 13:00 観衆12,112人(札止め)
計 30,315人

■HEIWA Presents G1 CLIMAX 29
2019年8月11日(日) 18:00 観衆9,821人
2019年8月10日(土) 18:00 観衆9,641人
2019年8月12日(月) 15:00 観衆12,100人?(札止め)
計 31,562人

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※会場はともに日本武道館

 12日を仮に12,100人とすれば、昨年に対して1,247人上乗せ。1・2日目ともに9,000人以上を動員することに成功した。昨年は1日目「棚橋vs.オカダ」、2日目「飯伏vs.ケニー」ということで、2日目が際立ち過ぎたことが記憶に残る。

 それにしても“対外敵”ではなく所属対決でしっかり埋めた新日本の地力はサスガだ。見渡しても、1・2日目とも本当によく埋まっていた。日本武道館大会を唯一開催できる国内プロレス団体なれど、武道館を埋めるのはたやすいことではない。

 
【モクスリーの侵攻、内藤の野望・・・ジェイが打ち砕いたBブロック】

 11日には、Bブロックの最終公式戦が行われた。

・ HEIWA Presents G1 CLIMAX 29 – 東京・日本武道館 2019-8-11 | 新日本プロレスリング
・ Bブロック代表はモクスリーでも内藤でもなくジェイ! 決勝の相手・飯伏に椅子攻撃で先制 新日本G1武道館2日目 – 週刊ファイト

 内藤がラッシュを仕掛ければ、ジェイも巧みに切り返す。2人のラリーは2月の棚橋弘至vs.ジェイを上回るエンドレスで、技量が観客を唸らせた。最終的に内藤はトドメを刺せず、変型ブラディサンデーからブレードランナーにつないだジェイが内藤を撃破する。Bブロック代表はジェイに決定した。

 ジョン・モクスリーでも内藤でもなくジェイとなったことで、11日の大会はバッドエンドとなった。モクスリーは“5連勝からの4連敗”という究極の急降下となる。内藤は「インターコンチネンタル王者のままIWGP挑戦」との究極の野望を打ち砕かれた。ファンの「こうなるんじゃないか」という予想をしっかりと裏切ってみせた新日本。

 ジェイがマイクでAブロック代表・飯伏幸太を呼び寄せる。ジェイはセコンドなしでの完全決着を宣言するも、すぐさま椅子攻撃で飯伏の足を破壊にかかった。先制を許してしまった飯伏は昨年と同じ準優勝に甘んじるのか、立て直して初優勝を掴むのか。

 
 Bブロックはまさに、モクスリーの侵攻、内藤の野望をジェイが打ち砕いた。特にカリスマ内藤が敗れたバッドエンド、飯伏との番外戦での凶器攻撃にSNSは騒然となる。

 さりとて、ムカついているファンも、約束されたハッピーエンドなど見たくないだろう。乗り越えようとする選手に視線を送るのがプロレスの醍醐味だ。ジェイはセコンドを介入させてまでもスター選手の鼻を折りにいく。不要な乱闘もおかまいなし。対する選手は、ジェイに屈服するのか、やり返すのか。

 自身の姿勢やスタイルを曲げずに向かっていくから応援したくなる。プロレスとは“世界観の奪い合い”であり、すべてが選手の自己主張合戦である。ナチュラルヒール・ジェイがファンにもたらしたザワザワ感がどう展開するのかが見逃せない。

 
【選手の歴史に刻まれるG1優勝決定戦 ゴッドエンドを見せてくれ】

 飯伏幸太vs.ジェイ・ホワイト。どちらが勝っても、G1初優勝。IWGPヘビー級戴冠ではジェイに先を越されている飯伏だが、2年連続の決勝進出で期待がかかる。

 希望か絶望か? ハッピーエンドかバッドエンドか? 

 そしてシリーズであれ、決勝であれ、「G1」とは星勘定を越えた自己主張なり。ファンの記憶と選手の歴史に刻まれるG1優勝決定戦は毎年がゴッドエンドなんである。

 12日の対戦カード。
・ 【8.12武道館の全カード決定!】メインは“『G1』優勝決定戦”飯伏vsジェイ! セミはオカダ&棚橋vs鈴木&ザック! タマ&タンガ、真壁、田口、SHO&YOH、石森も出場!【G129】 | 新日本プロレスリング
・ HEIWA Presents G1 CLIMAX 29 – 東京・日本武道館 <優勝決定戦> 2019-8-12 | 新日本プロレスリング

■新日本プロレス HEIWA Presents G1 CLIMAX 29
日時:8月12日(月)15:00
会場:東京・日本武道館

<第1試合>
カール・フレドリックス
クラーク・コナーズ
(1/15)
辻陽太
成田蓮

<第2試合>
金丸義信
タイチ
ランス・アーチャー
(1/20)
タイガーマスク
獣神サンダー・ライガー
ジェフ・コブ

<第3試合>
石森太二
チェーズ・オーエンズ
高橋裕二郎
(1/20)
SHO
YOH
ウィル・オスプレイ

<第4試合>
海野翔太
ジョン・モクスリー
(1/20)
トーア・ヘナーレ
ジュース・ロビンソン

<第5試合>
BUSHI
鷹木信悟
SANADA
EVIL
内藤哲也
(1/30)
田口隆祐
本間朋晃
矢野通
後藤洋央紀
真壁刀義

<第6試合>
タンガ・ロア
タマ・トンガ
バッドラック・ファレ
(1/30)
KENTA
YOSHI-HASHI
石井智宏

<第7試合>
ザック・セイバーJr.
鈴木みのる
(1/30)
棚橋弘至
オカダ・カズチカ

<第8試合「G1 CLIMAX 29」優勝決定戦>
[Bブロック1位] ジェイ・ホワイト
(1/無)
飯伏幸太
[Aブロック1位]

 

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