柴田勝頼「辞めることが俺の新日本」 奇跡の帰還はなぜ実現したのか
—その過程の中で船木誠勝選手とか、桜庭選手と出会った。
柴田 そうですね。めぐり合わせが。
—大事なめぐり合わせがあったと。
柴田 それがあってのいまの自分なんで、そんなのに“たら・れば”はないんだけど、そこでもし新日本プロレスに残っていたら、いまの自分はないと確実に言えますね。
(2016年1月の『ゴング』vol.10でのインタビュー)
ずっと新日本にいればまた違った新日本の流れ、柴田自身の確立もあった可能性がある。そんなこと関係ねぇとばかりに・・・柴田は自身の歩みに後悔をすることはない。
イニシャルKの呪縛はむしろ柴田コミュニティにあり!?
中邑に「盛り上がっているのは『KAMINOGE』とカクトウログだけじゃねぇのか?」とチクリと言われたことを前述したが、この男にも待望感が間違いなくあった。
—11年前、柴田選手が抜けたあとの“柴田ロス”は大きかったですよ。
柴田 あっ、そうなんですか?
—当時、新日本を見ていて、ボクは「あっ、ここに柴田がいればなあ」って何度も思ったから。
(2016年1月の『ゴング』vol.10インタビュー 聞き手は金沢氏)
金沢氏も感じた”柴田ロス”。
いまは長期欠場となっているが、試合復帰できるかどうかは別にして、これほどまでに大きな“存在”になった柴田を感慨深く見つめずにはいられない。もちろん、これからも柴田のコメントやアクションから柴田らしさ、そして極上のプロレスを感じ続けるだろう。
最後にボクの妄想を。
「イニシャルK」というとどこかで聞いた気がするが、KAMINOGE(K)とカクトウログ(K)とくると・・・ん!?と思ってしまう。本稿に登場した金沢克彦氏はきわめつけでK・Kだし、ボクとも柴田とも親交ある大阪プロレスバーのカウント2.99マスターも北山コウジ(K・K)。
これで勝頼(K)を含めての奇跡の5K会・・・飲み会なのか何なのかわからないし、全員は無理かもだが、やってみたいなぁ。
“K”が絡むアカウント名は、SNS上の柴田ファンにもいくつも見られたりもして・・・イニシャルKの呪縛はむしろ柴田コミュニティにあり!?