岡田新社長「しっかり受け止める」挨拶全文 スターダム発表事項まとめ
組織改善に向かって動いてきたスターダムが20日、公式サイトにて社長交代を発表した。同日の記者会見には岡田太郎新社長がさっそくマイクを握る。何が宣言されたのか、会見のポイントとともにまとめる。
岡田新社長「自分の責任で、体で運営・経営を受け止める、それがスターダムの新社長の使命だと」
5日の牛久大会にて「2時間半遅れで大会開始」を大会前日に発表。この運営ミスを発端に社内ヒアリングが行われ、様々な課題が浮き彫りとなった。
女子プロレス団体スターダムを運営する株式会社ブシロードファイトは、以下の通り異動を行う事をお知らせいたします。
■代表取締役の異動（2023年12月1日付）
①新任代表取締役社長
岡田太郎（現 株式会社 劇団飛行船 代表取締役社長）
※2023年11月30日付けで、株式会社 劇団飛行船 代表取締役社長を退任。②退任代表取締役社長
原田克彦
会見冒頭でマイクを握った岡田太郎新社長の挨拶全文。
「はい、改めましてこのたびですね、本日発表にありましたとおり、12月1日より株式会社ブシロードファイト代表取締役社長になります、岡田太郎と申します。よろしくお願いいたします。まずですね。皆様にご報告がありまして、組織改善の進捗についてお伝えさせていただきます。
ただいまですね。社員並びに一部の希望する選手と、当社ブシロードグループの人事担当役員が面談を行っております。明日にはその面談も予定されているものは全て終わります。その時ですね。先日ご迷惑かけました牛久大会（11・5牛久大会開催に際し、当初開始時刻より2時間半遅れることが大会前日に発表されるという運営ミス）以外にもいろいろ改善するべき点が上がってまいりました。こちらですね、改善すべくこのあと調査入ります。すぐに解決できるもの、そして様々な慎重に解決しなければいけないこと様々ございます。こちらは社内のしかるべき組織、しかるべき審査通してですね。皆様に発表してまいりますので、その報告を今一度お待ちいただければと思います。
またですね。皆様、直近でご心配かけています今週のイベントや試合、こちらのカードに関しましてもですね。遅くとも明日、必ず明日までには必ず発表させていただきますので、こちらも情報をお待ちいただければと思います。皆様にはご心配をおかけしますが、よろしくお願いします。
というところで、改めて岡田太郎と申します。このたびの社長、就任に伴いまして、正直めちゃくちゃ怖いです。今も足が震えております。それは皆様と同じでプロレス大好き、プロレスを愛するものだからと思っております。今のスターダム、正直言って厳しいところが見受けられるんではないかと思います。選手がこの会見や SNS、そして一番大事なリング上で闘いを繰り広げていますが、どうもいろいろな心配事で、お客様が集中して楽しめない状況が続いているのじゃないか、そう自分も感じております。
それを改善するためにですね。僕は体張ることを…できないです。ただですね、スターダムの運営、経営、これを自分の身を持ってしっかり受け止めることで、いろいろ解決できたり、選手の皆さんが楽になる、そういった方法はあると思います。それをですね、スターダムのスタッフ一同、方針としまして、今一度自分の責任で、体で、運営・経営を受け止める、そういったことがスターダムの新社長の使命だと思って精一杯やってまいります。
その先にはですね。選手・スタッフ、そしてファンの皆様で作り上げて、スターダムをもう一度、もう一度じゃないですね、このまま素晴らしい団体に、もっともっと素晴らしい団体にして、スターダム、女子プロレス界やプロレス界ですね、皆さんに貢献できればと思います。改めてこの度は社長となりますが、皆様引き続き何卒、スターダムをよろしくお願いいたします」
これによると、11・5牛久大会の開始時間後ろ倒しミス以外にも問題があるとされ、ここのところの社内面談にとどまらない調査が行われることが明かされた。そのうえで岡田新社長は「自分の責任で、体で、運営・経営を受け止める、そういったことがスターダムの新社長の使命」とした。
全般的に、ファンが不安に思っていることに向き合う姿勢が見て取れた挨拶となる。岡田新社長の有言実行を期待したい。
中野たむ・なつぽい復帰メドが立たず王座返上、新王者決定戦へ。林下詩美・上谷沙弥は復帰決定
中野たむ・なつぽい復帰メドが立たず王座返上、新王者決定戦へ。
中野がコメントを出さないことを詰める鈴季すず。そこに“すずと1勝1敗”の葉月「私と赤のベルトの権利証かけて闘おう」。
なつぽい「この度ベルトを返上することになりました。このベルトは一人のものじゃないのでサオリに今の状況を相談すると、『ええんやで、あんたの身体が一番や』と言ってくれました」 安納サオリ「また二人で巻こう」。
舞華とメーガンは、今後に行われる“王座決定戦”について“防衛戦”だと主張した。
林下詩美＆上谷沙弥が11・28後楽園より復帰することに。同日は上谷の誕生日だ。
■スターダム STARDOM in KORAKUEN 2023 Nov.
日時：11月28日（火）18:30
会場：東京・後楽園ホール
欠場していた林下詩美、上谷沙弥が復帰。
（決定カード）スターダム『newgin group Presents STARDOM NAGOYA BIG WINTER 2023〜風雲名古屋城〜』12月2日（土）愛知・ドルフィンズアリーナ（愛知県体育館）
■スターダム newgin group Presents
STARDOM NAGOYA BIG WINTER 2023〜風雲名古屋城〜
日時：12月2日（土）16:00
会場：愛知・ドルフィンズアリーナ（愛知県体育館）
＜異種格闘技戦 UWFルール＞
高橋奈七永（7Upp）vs スカンジナビア・ハリケーン
＜ハイスピード王座選手権試合＞
《王者》星来芽依（－）vs 《挑戦者》テクラ（Donna del Mondo）
＜STRONG女子王座選手権試合＞
《王者》ジュリア(Donna del Mondo） vs 《挑戦者》AZM（Queen’s Quest）
AZMとのタイトル戦。そして“今年のスターダム”に起きていたこと。会見後にジュリア選手に話を聞きました。インタビューは近日公開です。
STRONGな言葉が止まりませんでした。#ジュリア #stardom #njpwSTRONG pic.twitter.com/gsn3e0rkgN
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) November 20, 2023
