藤田「潮崎ィ~塩対応か」言葉も攻撃も見た目も野性味を増して白星発進
11日、ノアが『N-1 VICTORY 2022』開幕戦を横浜武道館で開催した。
大会結果 ノア N-1 VICTORY 2022 8月11日(木祝)神奈川・横浜武道館
■ ノア N-1 VICTORY 2022
日時:8月11日(木祝)16:00 ※ダークマッチは15:40開始
会場:神奈川・横浜武道館 観衆940人(主催者発表)
<ダークマッチ>
〇稲葉大樹
モハメド ヨネ
9分28秒 DDD → 片エビ固め
●スタリオン・ロジャース
稲村愛輝
<第1試合/「N-1 VICTORY 2022」Bブロック公式戦>
●マサ北宮
10分36秒 ヴァーティカルスパイク → エビ固め
〇中嶋勝彦
<第2試合/「N-1 VICTORY 2022」Aブロック公式戦>
●アンソニー・グリーン
11分21秒 スライディングD → 体固め
〇田中将斗
<第3試合/「N-1 VICTORY 2022」Bブロック公式戦>
●岡田欣也
7分49秒 スリーパーホールド → レフェリーストップ
〇船木誠勝
<第4試合/「N-1 VICTORY 2022」Aブロック公式戦>
〇鈴木秀樹
14分35秒 ダブルアームスープレックス → エビ固め
●望月成晃
<第5試合>
アレハンドロ
YO-HEY
〇小峠篤司
11分20秒 キルスイッチ → 片エビ固め
●藤村加偉
吉岡世起
原田大輔
<第6試合/「N-1 VICTORY 2022」Bブロック公式戦>
〇ジャック・モリス
11分50秒 タイガードライバー → エビ固め
●清宮海斗
<第7試合/「N-1 VICTORY 2022」Aブロック公式戦>
●イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.
15分03秒 胴締めスリーパーホールド
〇拳王
<第8試合>
スペル・クレイジー
鈴木鼓太郎
●NOSAWA論外
9分29秒 カバージョ
ウルティモ・ドラゴン
〇エル・イホ・デル・サント
丸藤正道
<第9試合/「N-1 VICTORY 2022」Bブロック公式戦>
●小島聡
16分54秒 フロントネックロック → レフェリーストップ
〇杉浦貴
<第10試合/「N-1 VICTORY 2022」Aブロック公式戦>
〇藤田和之
20分46秒 パワーボム → エビ固め
●潮崎豪
負けなしでベルトを手放した男は強すぎ。4月両国で“幻”となった潮崎戦圧勝
潮崎豪を監獄固めにとらえた藤田和之が“口撃”を加える。「また両国休んじゃうぞ、オラ」「もっとだ(向かってこいだ)オラ、悔しくねぇのか」。さらには足4の字固めに移行して「潮崎ィ~塩対応か、もっと暴れろ」。両者2度目の対戦で何が起きたのか。
コロナ影響による会場使用許可都合で延期され、2020年3月に行われた一戦(無観客)は潮崎勝利。
コロナ罹患による藤田欠場、4月両国対決は幻となって藤田はGHCヘビーを返上。N-1開幕戦で実現。
ここまでくると潮崎vs.藤田のプレミア度は相当なもので、この一戦があることで横浜武道館に駆けつけたファンも多かったことだろう。
藤田はショルダーありのアマレスタイツ、下半身はジャージを履いていたのか、上半身だけこんがり焼いていたのがマイペースな藤田らしい。ヒゲをたくわえ、国籍不明に思えるほどに野獣度が増した。スタンドでの打撃戦では読み合いを展開し、豪腕ラリアットを食らってもフォールを許さないタフネスさ。加えてノア参戦当初のグラウンド押さえ込みと打撃一辺倒とは違う藤田がそこにいた。監獄固めからの4の字移行はノアでの闘いをエンジョイしている証のように感じられた。
それでいて、荒々しさは失われるどころか増す。サッカーボールキックと総合流のグラウンドヒザ蹴りが繰り返されるえげつなさ。グロッキーな潮崎にトドを指したのは渾身のビーストボムだ。
藤田「需要の問題。需要の問題。結果がすべて。もう1回言うぞ、需要の問題。結果がすべて!!」
“錚々たる”N-1出場選手と“出し惜しみなき”2リーグ制は話題だったが、そのグレードをかき消すほどのメインでの藤田圧勝劇だった。“負けなし”でベルトを手放した男は強すぎると痛感。いや、これでこそ面白いというものだろう。「塩対応か」とのセリフは意味不明にも思えるが、会場では「見透かされない攻防でお前なら返してこれるだろ」と藤田が言ってるようにも思えた。
ゴツゴツした、強さを軸とした闘いでは他の団体に譲るものは何もない。ノアはけっして多弁ではないが、開幕戦で単刀直入に主張してみせる。
ほか中嶋(昨年覇者)・拳王(GHC王者)は白星発進、清宮・小島は黒星発進。N-1の舞台は西へ。13日の大阪大会へと続いていく。
立てよう観戦計画!! 『N-1 VICTORY 2022』大会スケジュール&公式戦まとめ
※ティモシー・サッチャーが来日不能で岡田欣也が出場。
公式戦は30分1本勝負で行われる。勝ち・不戦勝=2点、負け・不戦敗=0点、あらゆる引き分け=1点。9・3エディオンアリーナ大阪第1競技場大会にて優勝決定戦(Aブロック1位vs.Bブロック1位)を行う。最多得点者が複数の場合は直接対決の勝敗で進出者を決定し、直接対決が引き分けの場合は進出者決定戦を行う。
<Aブロック>
拳王(4年連続4回目/反骨の暴拳)
藤田和之(4年連続4回目/野獣)
潮崎豪(2年ぶり3回目/I am NOAH)
田中将斗(2年連続2回目/弾丸戦士)
望月成晃(4年連続4回目/魂の蹴撃王)
鈴木秀樹(初出場/人間風車)
イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(3年ぶり2回目/殺人医師3世)
アンソニー・グリーン(初出場/The Alternative)
<Bブロック>
船木誠勝(2年連続2回目/ラストサムライ)
清宮海斗(3年連続3回目/スーパーノヴァ)
中嶋勝彦(4年連続4回目/戦慄の蹴撃)
杉浦貴(4年連続4回目/KILLING MACHINE)
マサ北宮(4年連続4回目/Go For Broke)
小島聡(初出場/史上最大のX)
岡田欣也(初出場)
ジャック・モリス(初出場/Sublime Every Time)
■『N-1 VICTORY 2022』スケジュール
【開幕戦】8/11(木祝)神奈川・横浜武道館(終了) | ▼Aブロック公式戦 藤田vs.潮崎 拳王vs.ワグナーJr. 望月vs.鈴木 田中vs.グリーン ▼Bブロック公式戦 |
8/13(土)エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場 | ▼Aブロック公式戦 潮崎vs.グリーン 藤田vs.ワグナーJr. 拳王vs.望月 田中vs.鈴木 ▼Bブロック公式戦 |
8/14(日)広島サンプラザホール | ▼Aブロック公式戦 拳王vs.田中 潮崎vs.望月 ワグナーJr.vs.グリーン ▼Bブロック公式戦 |
8/17(水)宮城・仙台サンプラザホール | ▼Aブロック公式戦 拳王vs.潮崎 藤田vs.鈴木 望月vs.ワグナーJr. ▼Bブロック公式戦 |
8/19(金)東京・後楽園ホール | ▼Aブロック公式戦 田中vs.望月 拳王vs.鈴木 藤田vs.グリーン ▼Bブロック公式戦 |
8/20(土)東京・後楽園ホール | ▼Aブロック公式戦 藤田vs.田中 潮崎vs.ワグナーJr. 鈴木vs.グリーン ▼Bブロック公式戦 |
8/27(土)愛知・名古屋国際会議場 | ▼Aブロック公式戦 潮崎vs.田中 藤田vs.望月 鈴木vs.ワグナーJr. 拳王vs.グリーン ▼Bブロック公式戦 |
【最終日】8/28(日)神奈川・カルッツかわさき | ▼Aブロック公式戦 潮崎vs.鈴木 拳王vs.藤田 田中vs.ワグナーJr. 望月vs.グリーン ▼Bブロック公式戦 |
【優勝決定戦】9/3(土)エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第1競技場 | ▼N-1 VICTORY 2022優勝決定戦 Aブロック1位vs.Bブロック1位 |