武藤敬司が東京ドームで引退試合 これは区切りか始まりか史上最大の夜
いよいよ21日、東京ドーム大会で武藤敬司が引退する。“日本プロレス史上最大の夜”と謳われた大会で、私たちが目撃するものとは!?
10・9高田延彦戦と同じ“平日ドーム”決戦、あの時代にはなかったSNSプロレス
27年前を思い出す。1995年10月9日も“平日”だった。会社の先輩と電車に乗りながら「本当にやるんですかね!?」という半信半疑で東京ドームに向かっていた。『激突!! 新日本プロレス対UWFインターナショナル全面戦争』でドームは満杯になる。
プロレス界、今年に入ってからのカードがスゴイ。元日にグレート・ムタvs.中邑真輔なら、イッテンヨンでウィル・オスプレイvs.ケニー・オメガである。それでありながら今回のドームが特別と感じられるのは、清宮海斗vs.オカダ・カズチカを頂点とする“日本人同士の団体対抗戦”が醸し出す感情のぶつかり合いだろう。それがあの時と同じ“平日ドーム”で行われる。
10・9での武藤vs.高田延彦がファン投票による武藤敬司ベストバウトに選ばれたのだという。
#武藤敬司ベストバウト
の栄えある第1位は…👑‼✅1995年10月9日 高田延彦戦
新日本プロレス対UWFインターナショナル全面戦争IWGPヘビー級選手権試合📣そして
・@ABEMA @Abema_Fight フォロー
・本投稿をRT
で直筆サイン入り引退記念Blu-rayBOXを毎日1名様に🎁
〆切 2/21 11:59#MutoFinal— ABEMA格闘 (@Abema_Fight) February 20, 2023
10・9と同じように語り継がれる試合になるのは武藤vs.内藤哲也か清宮海斗vs.オカダ・カズチカか。それとも他の試合か。
あのときファンを熱くさせたのはイデオロギー対立である。本流のプロレス、格闘技系プロレス、どっちが強いのか。ファンもまた、自身が応援してきたプロレス観を背負って闘った。武藤がプロレス技の神髄である足4の字固めで高田を破ったとき、UWFという最強幻想が崩れた衝撃があった。引き揚げていく高田に「高田、前田が泣いてるぞ!!」との罵声が浴びせられたのは有名だ。
かつての新日本vs.UWFのようなイデオロギーがないのに今回の熱さはどこから来たのか。もちろん団体トップ同士の対決もあるが、大きな要因としてSNSプロレスを挙げたい。
下地としての武藤vs.内藤、清宮vs.オカダの物語もあるが、SNSで熟成された感が強い。武藤引退試合の相手が誰なのか談義では、誰もが「引退試合かくあるべきか」を胸に予想した。清宮オカダ乱闘から一夜明けのカード仮決定では「あの攻撃はどう受け取るべきか」「すんなり決定でいいのか」とやり合った。まっすぐな清宮と、トラップを仕掛けまくってファンを泳がせたオカダ。本決定でドカーンと打ち上げてみせた。
拒否から一転…やるぞオカダ清宮。この展開をあなたは?#noah_ghc #MutoFinal #njpw #カク投票
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) February 13, 2023
SNSでのプロレスと言うと、選手の言動での匂わせや海外飛ばし記事をアレコレ拾って楽しむ色合いが濃かった。ベルトの統一問題などでの論争も、ネガティブな矛盾を突くことに重きが置かれていた。それがどうだ。タメにタメた引退試合相手も、やるやらない清宮オカダも、やる側が主導する格好でSNSプロレスしていたんじゃないかと思う。昔から清宮が名前を出していたとか、ノアの長期プランとか、そういうものを全て吹っ飛ばす破壊力。なんというか、ポジティブかつメインストーリーを引っ張る新しいゾーンのSNSプロレスを見せられた気がする。
真のサイバーファイトがここにあるわけであり、活字プロレスはSNSプロレスに代替したのではなかろうか。とすれば、従来のロジックとは違うアプローチでもってプロレスはまたでっかくなる可能性を秘めていく。
2022年1・8新日本ノアから何かが生まれると思ったが、2022年という50周年イヤーが驚くほど無風だった。それが2023年に来てドッカンドッカンしている。無風がウソのようだ。続く壮大なストーリーが2・21をもって全部見せられてしまう、区切りとしての勢いさえ感じる。ならば納得でもあるが、これだけ団結してできるのだからもったいなく感じられて仕方がない。プロレス界に入ってくる金額レベルランクをドカーンと上げる。その始まりであってほしいのだが、こればっかりはまだ気持ちが見えない。また裏切られてしまう気もする。
史上最大であってほしいが、史上最大で終わってほしくない。いや、どっちに転がっても語り継がれるドームになる。無事に足を運べるかどうか不安が拭えない平日ドームには、われわれとプロレスを結びつける吊り橋効果さえ感じてしまうのだ。みなさん、ドームで会いましょう。
2・21東京ドーム決戦シングル3試合。あなたの答えは!? 応援選手勝利予想ツイッター投票
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日本プロレス
史上最大の夜
に向けて🗳️
\2・21東京ドーム決戦シングル3試合。
あなたの答えは!?📣応援選手 cheer
👑勝利予想 winner prediction
(引き分けは考えないとして)#noah_ghc #njpw #MutoFinal #カク投票 pic.twitter.com/27C3M2pH4i— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) February 20, 2023
(対戦カード)ノア chocoZAP presents KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE ~HOLD OUT~ 2月21日(火)東京ドーム
■ ノア chocoZAP presents KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE ~HOLD OUT~
日時:2月21日(火)
場所:東京・東京ドーム
11時 グッズ販売&事前通販受け取り開始
14時 当日券販売開始
15時 開場
16時 STATING BATTLE開始
17時 PRIMARY STAGE開始
当日券販売:2月21日(火)14:00
22番ゲート前 チケットボックス(当日券売り場)
当日券の決済方法は、現金/クレジットカード/交通系ICとなります。
注)QRコード決済はできません。
販売席種
アリーナA 30,000円
アリーナB 15,000円
スタンドS 10,000円
スタンドA 5,000円
※ABEMA PPVで独占生中継。視聴料金は通常チケット4,992円相当、武藤敬司応援チケット6,096円相当
[https://abema.tv/channels/payperview-5/slots/EBMQ1udNdSEVD1]
<大会当日の声援/声出しに関して>
「歓声や声出し応援」を可能とする。
・声援(応援)はリング方向に向いてお願いします。
・不織布マスクを正しく着用ください。
・悪質な野次などは禁止します。ご退場いただくこともございますのでご了承ください。
※飲食売店もオープンとなる。飲食の際は黙食にご協力ください。
※その他注意事項はノア公式からの告知をご参照ください。
▼16時 STATING BATTLE開始
<STARTING BATTLE(1)/STARTING LOVE>
矢野安崇
稲村愛輝
(1/20)
稲葉大樹
マサ北宮
※STARTING BATTLEは16:00開始
<STARTING BATTLE(2)/東京女子プロレス提供試合 TJPW Spark>
荒井優希
渡辺未詩
伊藤麻希
瑞希
(1/20)
辰巳リカ
中島翔子
山下美優
坂崎ユカ
<STARTING BATTLE(3)/WORLD WARRIOR BATTLE>
アンソニー・グリーン
ジャック・モリス
ジェイク・リー
(1/20)
ティモシー・サッチャー
小島聡
杉浦貴
▼17時 PRIMARY STAGE開始
<第1試合/NEW EXPLOSION>
宮脇純太
アレハンドロ
吉岡世起
YO-HEY
小峠篤司
(1/20)
ダガ
クリス・リッジウェイ
HAYATA
Eita
小川良成
<第2試合/DDT提供試合 Dramatic Dream Future>
正田壮史
高鹿佑也
岡谷英樹
遠藤哲哉
(1/20)
小島斗偉
上野勇希
勝俣瞬馬
MAO
<第3試合/DRAGONGATE vs NOAH>
ニンジャ・マック
イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.
丸藤正道
(1/30)
ディアマンテ
KAI
シュン・スカイウォーカー
<第4試合/AJPWvsNOAH>
征矢学
中嶋勝彦
拳王
(1/30)
青柳優馬
諏訪魔
宮原健斗
▼MASTER STAGE
<第5試合/FINAL DE LUCHA>
石森太二
外道
(1/30)
MAZADA
NOSAWA論外
<第6試合/TOKYO TORNADO>
AMAKUSA
(1/30)
高橋ヒロム
<第7試合/SHINING THROUGH>
清宮海斗
(1/30)
オカダ・カズチカ
<第8試合/PRO-WRESTLING “LAST” LOVE>
内藤哲也
(1/60)
武藤敬司