ウナギ「のぼり詰める」4強進出 不安な世の中をデリシャスに吹っ飛ばせ
ウナギ・サヤカ「コズエンはまあまあ大人…人生経験と、すべて懸けてやるという気持ちで」
メインはシンデレラトーナメント“最後の準々決勝”。
ウナギのセコンドにつく中野と白川。ウナギは「(対戦可能性のある林下詩美と朱里は)どっちもクソ強い」と事前にツイートしていた。
「クソ強い」朱里のグラウンドに悶絶するウナギ。
それでもエルボーで立ち向かっていく。
つかんだ蹴り足にもエルボーを叩きこむと、朱里の顔色が変わる。
ウナギの「拙者、蒲焼き者で候。」(ギロチン)が見事なL字型で決まった。
さらに変形フェースクラッシャーで畳みかけ。
ウナギの攻勢で中野と白川がマットをバンバン叩いて手拍子を呼び込む。このあたり、中野がSTARSを離れる際に岩谷麻優が評した“セコンドとしての中野の貢献”が見える。
「これより我は修羅に入る!」(マッドスプラッシュ)も決まった。
エプロンでキック連打に耐えながら、じわじわ後退するウナギ。トドメとばかりに朱里が放ったミドルが鉄柱に誤爆。蹴り足へのダメージを深めたクライマックスシーン。
ウナギがカカト落としから拙者、蒲焼き者で候。の連続攻撃。
しかし朱里は2発目の拙者、蒲焼き者で候。をかわして、ウナギを投げようとする。
どんだけ濃厚なエプロン攻防だよっ!! 朱里はエプロンでのDDTからキック狙いだがウナギがキック合戦で競り勝つ。朱里がOTRで敗退。
ウナギの勝利に中野が拳を突き上げる。中野と白川が抱き合う。(もはや何を撮っている写真かわかりませんが、すみません)
中野と白川がウナギを称える。
改めてウナギが勝ち名乗り!! シンデレラ・トーナメント4強に進出した。
中野と白川が寄り添う。
ウナギ「あー、勝ったー。オーバー・ザ・トップロープとはいえ、あの朱里選手に勝ちましたー! ウナギはなんでスターダム来たとか、オマエなんかいらないとか、お荷物とか言われてますけど、だからどうした!? 私は、このシンデレラ・トーナメント勝ち抜いて、スターダムのトップに、テッペンに登り詰めますよ! スターダムのテッペンにね」
白川「イヤヤヤヤ、ウナギさん! 私、フューチャーのトーナメント1回戦、今日、勝ちましたよ! いまの私の夢は、決勝でウナギをシングル、フューチャーのトーナメントやること、そして私がその決勝で勝って、アーティストとフューチャーの二冠王になって、トップに輝きまーす!」
中野「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、イヤ、二冠王はそんなに甘くないです。聞いてる?」
白川「聞いてる!」
中野「まあね。まずは明後日、名古屋国際会議場で私たちのこのベルト、アーティスト・オブ・スターダムのタイトルマッチがあります。ここで防衛すれば、最多防衛記録更新。私たちCOSMIC ANGELSの名前をスターダムの歴史にしっかり刻みつけましょう!」
ウナギ「皆様に報告がございます。私、ウナギ・サヤカは4月1日にスターダムに正式に所属しました。これから末ながーくよろしくお願いします。とういわけで、今日はみなさん、声は出せないですが、一緒にデリシャスをしてください。いいかな?」
「私たちも、アナタたちも、デリシャース」
「ウ~ン」
「マ!」
ウナギ「今回、オーバー・ザ・トップロープだったんですけど、朱里選手に勝つことができました。自分にとっても七番勝負の最後の相手で、まだまだだからここまで上がってこいと言われたので、まだまだ全然追いついてないですが、本当に嬉しいです。きょう小川さんにも言われた(★)んですけど、STARSは本当に若くてキャリアの長い選手がいっぱいいますが、私たちコズエンはまあまあ大人なんですけど、大人には大人しかできない人生経験と、ここにすべて懸けてやるというこの気持ちで、何があっても絶対にてっぺんに上り詰めたいと思います。優勝します!」
★の箇所は大会前のウナギ入団記者会見。このようなやりとりがあった。
――ウナギには、どういう期待をする?
小川「そうですね、年齢とキャリアが反比例という意味では、スターダムっていうのは、いままで若さを追ってた団体だったんですけど、なんかこういうウナギとか出てくると、それだけじゃないんだなって、ある意味、年齢層が広がっていけばいいかなと。だから逆に言うと、ここで頑張って活躍してくれたらまた新しいスターの形ができてくるのかなあと」
――「若さを追ってた団体」と言われて、どう?
ウナギ「いやあ、なんだろう? まあでも、自分のやりたいことをやらせてもらえるので、すごいありがたいですし、なんかあんまりとくに私は、年齢とかを考えていないので、まだまだ伸びますし、まだまだ進みたいと思います」
“若さを追ってた団体”とは違う枠組みと、小川プロデューサーはウナギを評した。キャリア3年以内ながら、ウナギと白川はアイドル活動後の遅い段階でプロレス入り。だからこそ様々な言われ方をする。それでいて、「物事に取り組むことに遅すぎることはない」との姿勢でコズエンは突き進む。
そう、闘った分だけコズエンらしさが増強されるのだ。ウナギが口にした「絶対にてっぺんに上り詰めたいと思います」。さらなるウナギノボリも、コズエンノボリも、見届けるぜ!!
『宇宙一カワイイ』をめぐる秘話とは!? コズエン番(?)のカクトウログが中野たむ直撃
コズエンについて勝手なことを書いていることから、改めてバックステージに現れた中野選手にご挨拶。
カクトウログ「カクトウログでいつも勝手なことを書かせていただいております、スミマセン(礼)」
中野「いいんですかね、あんなにコズエンをエコヒイキしていただいて。いや…ぜひこれからもエコヒイキでお願いします!!」
カクトウログ「少し気になることがあって。自己紹介のフリの『宇宙一カワイイアイドルレスラー』というのは、棚橋弘至選手の『100年に1人の逸材』を意識してるんでしょうか」
中野「それが、ぜんぜん意識したわけではなくて。ただ、最初はそれを言うときに恥ずかしさも感じていたんですが『棚橋選手は言い続けているんだ』ということに後で気づいたんです。続けることが大事だって」
カクトウログ「なるほど。今後も記事に期待してください。読者向けにカメラ目線いただいていいですか」
中野「もちろん!!」
当サイトではコズエン発足大会の記事で「自己陶酔型のチャラいナルシストを演じた棚橋弘至ばりの新たなる価値観を提示すればいい」と触れたことがある。その棚橋がプロレス界に果たした“役割”はみなさん承知の通り。
こんな不安でもどかしい世の中だけど、私たちはがむしゃらに夢に向かって進み続けるよ。
だから、信じてね。
一緒に、夢、見ようね。 pic.twitter.com/60EBQ3sTfP— 中野たむ Tam Nakano (@tmtmtmx) May 14, 2021
不安でもどかしい世の中をデリシャスに吹っ飛ばし、がむしゃらに夢に向かって進み続けるコズエン。スターダム、16日は名古屋大会2日目です。