飯伏幸太の復帰発表なし 7・25東京ドーム以降2週間続報がない異常事態
7・25東京ドーム大会から2週間となった8日。あの男に関する追加アナウンスがないままに、後楽園大会に突入しようとしている。
7・2後楽園を最後に欠場中。新日本プロレスからの発表変遷
飯伏幸太が7・2後楽園を最後に欠場中となっている。
▼新日本プロレスからの発表変遷
(2021/07/2 飯伏は後楽園ホール大会における第1試合に出場)
2021/07/10 飯伏幸太選手は、新型コロナワクチン接種による副反応の症状がみられるため、大事をとって、7月10日(土)北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ大会を欠場する。
2021/7/11 飯伏幸太選手は、新型コロナワクチン接種による副反応の症状がみられるため、大事をとって、7月11日(日)北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ大会も欠場する。今後のシリーズ参戦に関しては、体調の回復状況を考慮して判断させていただきます。
2021/7/17 飯伏幸太選手が体調不良のため、7月19日(月) 茨城・龍ケ崎市大会を欠場へ。なおPCR検査の結果は陰性。
2021/7/21 飯伏幸太選手が、「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」のため、7月22日(木)大阪~7月24日(土)愛知大会を欠場へ。7月25日(日)東京ドームは、回復状況を見ながら出場を判断。これまで、飯伏選手の体調に関しては、「新型コロナワクチン接種による副反応の症状がみられる」とお伝えしてきましたが、この「誤嚥性肺炎」は、新型コロナワクチン接種との因果関係はございませんでした。訂正させていただきます。
2021/7/25 飯伏幸太選手は、体調の回復状況を考慮した結果、7月25日(日)東京ドーム大会を欠場。IWGP世界ヘビー級選手権は、棚橋弘至選手が代打出場、挑戦者に変更となります。
2021/8/8 17:00時点 飯伏に関しての追加発表はドーム大会以降なし。
ギリギリ判断に違いない・・・多くのファンが「代理選手は誰」なんて言わずにドームを待ったのに
“ドーム大会までゆとりを持った”発表とならずに、当日まで刻みながら最終的に欠場となった飯伏。仮に当日出場にGOサインが出ても事前トレーニングに支障ありは明らかだった。それでも、多くのファンが「代理選手は誰」なんて言ったり書いたりせずにドームを待った。
本人も周りも、飯伏本人の意向を尊重して、ギリギリまで調整しているに違いない。それを邪魔することがないように、雑音を入れないようにしよう。そういう気持ちで支えたわけだ。
したがって、ドームも当然ながら“回復にギリギリ届かなかった”と信じたかった。ドーム明けに飯伏の復帰大会が発表されるものだと思っていたし、それは西武ドーム大会よりも早いと想定された。なのに2週間に渡ってアナウンスなしというのが辻褄が合わない。そもそも復帰検討レベルではなかったのか、そうではなく事態の悪化があったのか。心配でしょうがない。
ファン心理をケアできていないという点では、7月21日の「7月22日(木)大阪~7月24日(土)愛知大会を欠場」発表の際も気になった。
そのときの新日本公式Twitterの並び。
【お詫びとお知らせ】
飯伏幸太選手が、「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」のため、7月22日(木)大阪~7月24日(土)愛知大会を欠場へ。
7月25日(日)東京ドームは、回復状況を見ながら出場を判断。https://t.co/CavdtPdx0w#njpw #njsst pic.twitter.com/iFiIcjncCH
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 21, 2021
闘魂SHOP水道橋店では「7/24(土)14時」から発売!
『WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME パンフレット』が完成!https://t.co/5kjnLchtwd
※大阪、愛知大会での販売はございません#njpwshop #njpw #njWGS pic.twitter.com/YjuJ932BXW
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 21, 2021
闘魂SHOP水道橋店では「7/21(水)14時」から発売!
宿命の対決をスマホサイト連載でもおなじみの広く。さんがデザイン!
『WRESTLE GRAND SLAM 鷹木信悟vs飯伏幸太 Tシャツ』が完成!https://t.co/0YkE6OIXkO#njpwshop #njpw #njWGS pic.twitter.com/94l0MBEnlS
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 21, 2021
欠場発表のふたつうしろのツイートが「鷹木信悟vs飯伏幸太 Tシャツ」。まさか出場可否を先延ばしにしてTシャツを売ろうとしたものではないと信じたいが、このタイミングでのならびには目を疑ってしまった。
団体発表で動かさず、ミステリー仕立てでもっていくところは新日本の真骨頂・・・なのか!?
ジェイ・ホワイトの去就でザワザワした年始の記憶も冷めてはいない。
主力選手の不在を公式発表することなくやり切る“誠意のなさ”は、通常の神経だと貫けない。団体発表で動かさず、ミステリー仕立てでもっていくところは新日本の真骨頂だ。計算なのか悪ふざけなのかわからないようなところを突いてくるサマを、ボクらは考察しながらプロレスを楽しむ。
エンターテインメントの提供方法として新日本は徹底しているわけで、ボクは配信でも口にしているが、「団体がそういう構えなのだから、ファンの側も半信半疑くらいの受け止めがむしろ正しい」と思う。
(2021.02.02 ジェイ・ホワイト戦列復帰 団体発表ではなくミステリー仕立ての新日本 | プロレス・格闘技・ボクシングの情報配信|カクトウログ)
ジェイは1月5日東京ドーム大会でIWGPヘビー級、インターコンチネンタル2冠王者の飯伏幸太(38)に敗戦後のバックステージで「やめてやる! もうやりたくない」などと発言。6日東京ドームシティホール大会でも石井にフォール負けを喫し、1月中旬からは公式ホームページからプロフィルが削除されていたため一部で離脱もささやかれていた。本人の〝離脱匂わせ発言〟はともかくとして、信用第一のはずの公式ホームページの一件は一体どういうカラクリだったのか…?
(2021年02月02日 【新日本】〝離脱匂わせ〟のジェイ電撃帰還 & 石井襲撃!「まだ俺の時代は終わっていない」 | 東スポの新日本に関するニュースを掲載)
念のため記すが、飯伏本人をどうこう言いたいわけではまったくない。団体発表や公式ホームページの在り方が、あまりにファンの意識とかけ離れている新日本プロレス。
何もかもガラス張りにとは言わないけれども、少なくともジェイやめる騒動とは違って飯伏欠場という案件なのだ。これはミステリー仕立てというわけにはいかないだろう。もうすこしファンへの知らせ方に配慮があってしかるべきだ。