スターダム汐留盛況 なんと新日10・9大阪府立と同日に大阪城ホール開催
29日、スターダムが『5★STAR GP 2021』ベルサール汐留大会を開催した。大会はYouTubeで無料配信となった。
大会結果 スターダム 5★STAR GP 2021 8月29日(日)14:00 ベルサール汐留
【全試合無料配信】8/29『 5★STAR GP 2021』【ベルサール汐留大会】
■ スターダム 5★STAR GP 2021
日時:8月29日(日)14:00
会場:東京・ベルサール汐留 観衆365人(満員/コロナ対策限定人数/主催者発表)
<第1試合>
●羽南
9分0秒 変形アームブリーカー
〇AZM
<第2試合/桜井まいスターダム・チャレンジ②>
〇渡辺桃
8分31秒 胴絞めチキンウイング・フェースロック
●桜井まい
<第3試合/「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式リーグ戦>
〇フキゲンです★
4分44秒 後方回転エビ固め
●ひめか
<第4試合/フューチャー・オブ・スターダム選手権試合>
[挑戦者]
●吏南
9分55秒 大ふへん者-雲の彼方に-→片エビ固め
〇ウナギ・サヤカ
[第6代王者]
※ウナギが2度目の防衛に成功
<第5試合>
●レディ・C
9分12秒 ムーンサルト・プレス→片エビ固め
〇岩谷麻優
<第6試合/「5★STAR GP 2021」ブルースターズ公式リーグ戦>
〇彩羽匠
13分45秒 ランニング・スリー→エビ固め
●舞華
<第7試合/ハイスピード王座選手権試合>
[挑戦者]
〇スターライト・キッド
16分59秒 スター・スープレックス・ホールド
●なつぽい
[第20代王者]
※なつぽいが3度目の防衛に失敗、キッドが第21代王者となる
公式戦のない林下・中野・ジュリアら出場なし それでも無料配信に1.8万人
この日は公式戦のなかった林下詩美・中野たむ・ジュリア・朱里・上谷沙弥といった顔ぶれが出場なしとなった。それでも無料配信の同時接続は最大時で1.8万を記録する。顔ぶれの不足感とは無縁の大会満足度で、ファンも評判も上々。若い選手を含む複数スターを育てることができているスターダムの地力の証明となる。
予告されていた「メガ級重大発表」も注目を集めた。発表は、新日本プロレス9・4&5メットライフドーム(西武ドーム)大会ダークマッチにおけるスターダム提供試合を『新日本プロレスワールド』が生配信すること(ダークマッチの実施自体は既報だった)。
【特報!】新日本プロレスメットライフドーム大会でのスターダム提供試合が、新日本プロレスワールドにて生配信決定!【STARDOM】
これまでの新日本プロレス2度の東京ドーム大会でのダークマッチは“配信なし”だったため、ようやく実現したことになる。新日本もスターダムも見ているファンにとっては生配信を見れることは朗報だろうし、これをきっかけにスターダムの試合を初めて視聴する新日本ファンも出てくることになる。
発表はもう一つあり、スターダムの大阪城ホール初進出が伝えられた。
【緊急決定!】スターダム大阪城ホール初進出!女子プロレス26年ぶり!【#STARDOM】
■ スターダム 10th Anniversary Grand Final OSAKA DREAM CINDERELLA 2021 ~大阪めっちゃスターダム~
日程:10月9日(土)13:00
会場:大阪・大阪城ホール■ 新日本プロレス G1 CLIMAX 31
日時:10月9日(土)17:00
会場:大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
なんと新日本10・9大阪府立体育館大会と同日に、スターダムが大阪城ホール大会を開催する。コロナ前の会場収容数では、大阪府立が6,000人で、大阪城が11,000人。団体規模に伴う使用としては“逆転”現象ではあるが、それだけスターダムが大勝負をかけてきた。時間帯としてはハシゴ観戦もギリギリ可能といったところか。
10月9日(土)大阪城ホール開催!女子プロレスでは実に26年ぶり。過去、全女で5度開催しているけど、私はその全てに現場で関わっていた。有名なところでは長与千種vsダンプ松本の髪切りマッチ。WWWA世界タッグ100代目トーナメントもあった。今出来る最高のラインナップを結集したい所存でいます。 pic.twitter.com/A01OcTuyPa
— ロッシー小川 Rossy Stardom (@rossystardom) August 29, 2021
ネタバレ防ごうと念のため!? 上谷には伝えず(笑)。偶然なのか計画的なのか、出場もありませんでしたが。
スターダム汐留大会に来ました。本日はメガ級の発表があるとのこと。ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーは「上谷(沙弥)には伝えていません」と…。#STARDOM pic.twitter.com/zmr9Zp7Gbj
— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) August 29, 2021
サプライズとしては、引退した葉月(5月の木村花メモリアルでは一夜限定復帰)のスターダム登場。
岩谷が「葉月、とりあえず…久しぶりだね。でも、このリング、このリング、最後の最後、葉月、オマエはスターダムに文句を言っていなくなった。で、このリングにまた戻ってきた。それは、また文句を言いに来るためだけですか? それともほかに、このリングでやり残したことがあるんですか?」とさっそくマイクしたように、ファンにも波紋を呼んでいる。現時点の葉月のコメントは公式サイトにも出ている。
このあたり、自身でいろいろ言いたいファンもいるだろうが、間近で気持ちを確認している関係者・同僚レスラーがいて進んでいる話ではある。呼応するレスラーの動きも含めてウォッチしていきたいところだ。
初戴冠は丸め込み結着ではなく・・・スターライト・キッドがこだわりの正面突破
ハイスピード8度目挑戦のキッドが相手でも望むところ。なつぽいも自らのフィジカルの強さ、テクニックをぶつけていく。
終盤にはエンドレス丸め込み合戦もあったが・・・最後の最後の決着は、キッドがこだわりのスープレックスで正面突破。
フィニッシュ後にもなつぽいを引き起こして、このあとに首を刈るポーズ。左目には“刀羅ナツコ”仕様のカラコンで狂気も強く宿った。
ち!な!み!に!
今日タイガー・スープレックス・ホールドなんてやってないんだわ。
今日最後決めた技は
『スター・スープレックス・ホールド』だ!か!ら!これが私の中で1番のオリジナル
フィニッシュ技🖤全員覚えろ‼️‼️‼️#SLK#OEDotai#STARDOM https://t.co/P36mVGlMU5 pic.twitter.com/07vV7EZiId
— スターダム💜スターライト・キッド🐯🖤 (@StarLight_Kid11) August 29, 2021
ここのところのキッドには“キッド・クラッチ”という丸め込み開発もあり、「勝つならば丸め込みか」という予想をしたファンもいたと思う。その裏をかいた格好ともなった。
大江戸隊セコンドの介入も最小限であり、オリジナル『スター・スープレックス・ホールド』で仕留めたこと自体がキッドの主張だ。みんな大好きスターライト・キッドのヒールターンに、戴冠きっかけでいっそうのゾクゾクを感じたい!!