新生クラブヴィーナス初後楽園特写 世界から集まって世界へと発信する
14日、スターダムが『Last Jumbo Princess ~ひめか引退セレモニー~』後楽園ホール大会を開催した。COSMIC ANGELSから独立を果たした新生Club Venusの現時点日本滞在メンバーが揃って出撃となった。
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【ジャンボ・プリンセス“最後の日”ほぼ全貌】
ひめか引退に多幸感溢れた 30人掛けボーナストラックをやり抜く団体力#stardom #ひめか
現地レポート5・14後楽園📸選手・ユニットが送別。ひめか「みんなから愛されてリングを降りることができたかなって」 pic.twitter.com/TdMFJiJS3R
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) May 15, 2023
ジェシー、ジーナ、マライア・メイ、月山和香、白川未奈の5人が揃う
<第3試合>
岩谷麻優&葉月&コグマ&羽南&●飯田沙耶(STARS)
9分19秒、ツームストン・ドライバー→片エビ固め
白川未奈&月山和香&〇マライア・メイ&ジェシー&ジーナ(Club Venus)
クラブヴィーナスの登場とともに会場が華やかになる。ダンスと月山手拍子でノリノリ。
5人勢揃いでのキメポーズは、4人がコーナー、月山が中央ヴィーナスポーズ。
GOODサイン合体で「V」をつくるのも5人になると複雑!?
おそるべき日本順応ぶり。ジェシー、ジーナ、マライアがくまポーズ。コグマも困惑。
STARSの反撃を許してしまう。やめて~顔面ウォッシュ。
それでも呼吸を合わせてサイドキックから・・・
マライアとジーナの合体フェイスバスター→マライアのツームストンで勝利。
この5人が揃った初の後楽園、初の10人タッグで勝利を飾った。
(リング上でのくま談義の続きで、白川がチャンピオンくま、月山がファンタスティックくまであると盛り上がる)マライア・メイ『後楽園はお気に入りの会場なの!今日は後楽園で初勝利!後楽園ホール、Club Venus is here!』
月山和香に聞く。Club Venusとはどんなユニットなのか?
月山和香に聞く。Club Venusとはどんなユニットなのか? 大会前の独占特写とともに。
(Club Venus外国人選手の日本マットでの意欲を目にしていかがでしょうか)自分の言語が通じない国で、しかも外国人選手も少なくて、そこでプロレスというその国独特のスタイルがあるものに挑戦するのは、社会人として尊敬しますね、まず。
ジェシー(@jessicaelaban)アメリカ
ジーナ(@XenaaPro)オーストラリア
月山和香(@Waka_Mm3)日本 ※出身地はアメリカ
白川未奈(@MinaShirakawa)日本
マライア・メイ(@MariahMayx)イギリス
あと楽しもうとしてるんですよね。Club Venusの選手たちは。「今日もリング上で輝こう」って。そのエネルギーが私にはないものだったから、ものすごく刺激を受けています。
(白川選手に聞いたのが、セコンドにいるときも衣装もトーンを揃えようとか)そういうのを積極的に、みんなが発言するんです。次のセコンドの衣装をどうする? 何色にする? 入場をどういう並びにする?
そういう積極的にコミュニケーションをとって提案してっていう力が、けっこう日本人は控えめだから、私自身は勉強になるっていうか見習わなきゃいけないと思います。
Club Venusでもよくコミュニケーションをとって、例えば事前に告知内容を聞いて自分たちでも出していくっていうのをやってるんですけど、世界からレスラーを迎え入れているClub Venusだからこそ、そうやって世界に広めるのを率先してやっていきたい。私はその日本を担う。もちろん試合も、世界を意識して・・・試合を頑張るのってみんなしてることだから、それ以外の面もやっていきたいと思います。
クラブヴィーナスのメンバーはけっして白川まかせでも“お客さん”思考でもなく、自分たちが当事者となって闘いをクリエイトしようとしている。白川に続く戴冠意欲も口にしている。世界から集まって世界へと発信するクラブヴィーナスの動きを、見逃さずチェックだ。
Club Venusとは? 4月15日、代々木第二体育館大会でコズエンから独立
2022年12月29日、COSMIC ANGELS白川未奈の怪我を経ての復帰戦にザイヤ・ブルックサイド、マライア・メイがセコンドにつく。試合後に、タッグを組んでいたウナギ・サヤカを襲撃。この3人でのClub Venus結成と、『TRIANGLE DERBY I』シリーズ参戦を宣言した。ザイヤ&マライアはコズエンではないとされ、ここに通訳として月山和香が入る。コズエン傘下でありつつグレーな状態を残す状態となる。
以降、2023年3月26日にジーナ、4月6日にジェシーが加入する。
4月15日、代々木第二体育館大会で、白川は中野たむに対してコズエンからの独立を告げる。選択を迫られた月山も白川に追随した。
5月現在、白川、月山、マライア、ジーナ、ジェシーの5人が日本に定着してClub Venusとしての活動を行っている。
チームがよく見せるポーズはグッドサインの合体でヴィーナスの「V」をつくるもの。1月11日にカクトウログへのコメントで白川は目指す方向性について「外国人が複数いるチームとして男子だったらユナイテッド・エンパイアがインターナショナルチーム。そしたら女子版の世界に誇るインターナショナルチームにクラブ・ヴィーナスを育てたい」と答えている。