チケット完売の後楽園が大評判 “崇高”から離れて新しい景色にたどり着く
11日、ノアが『STAR NAVIGATION PREMIUM 2025』後楽園ホール大会を開催した。
なんとTEAM 2000X“5試合ぶち抜き”…OZAWAショック横展開で遠藤哲哉までが電撃加入
<第5試合/TEAM 2000X vs ALL REBELLION/タッグマッチ>
ダガ 〇大和田侑(TEAM 2000 X)
12分02秒 逆さ押さえ込み
アレハンドロ ●カイ・フジムラ(ALL REBELLION)
<第6試合/TEAM 2000X vs ALL REBELLION/タッグマッチ>
ジャック・モリス 〇オモス(WWE)(TEAM 2000 X)
6分58秒 ラストライド → 片エビ固め
清宮海斗 ●晴斗希(ALL REBELLION)
<第7試合/TEAM 2000X vs ALL REBELLION/シングルマッチ>
▲OZAWA(TEAM 2000X)
16分46秒 無効試合
▲拳王(ALL REBELLION)
<緊急決定/TEAM 2000X vs ALL REBELLION 5vs4タッグマッチ>
〇OZAWA ジャック・モリス オモス ダガ 大和田侑
VS
拳王 清宮海斗 ●アレハンドロ カイ・フジムラ
※7分24秒 Real Rebel → 片エビ固め
清宮&拳王がコメントを出そうとすると、OZAWA、ダガ、大和田が3人がかりで2人を襲撃する。救出したのはワグナーJr.&ガレノ。
ワグナーJr.「カイト、ガレノ、ヨロシクオネガイシマス」
ワグナーJr.とガレノが右手を差し出すと、拳王と清宮も握手に応じる
清宮「今日からガレノがALL REBELLIONの新メンバー、ALL REBELLIONの一員に、仲間になります。俺たちはTEAM 2000 X、あいつら絶対に許さねえぞ! ガレノが新しく入った俺たちALL REBELLIONの巻き返し、期待しといてください」
<第8試合/メインイベント・GHCナショナル選手権試合>
●(王者)征矢学
19分30秒 バーニングスタープレス → エビ固め
〇(挑戦者)遠藤哲哉
※第13代王者が6度目の防衛に失敗。遠藤哲哉が第14代王者となる。
※遠藤がTEAM 2000Xと合体、凶器攻撃を発端としてベルト奪取
遠藤「端からこれが目的だったんだよ。俺はな、ここのプロレスに人生メチャクチャにされたんだ。俺は2025年、遠藤哲哉の人生を懸けて、このNOAHのリングをぶっ潰しにきた。まずはGHCナショナルベルトだ。イージーだったな。(モリスと握手を交わして自己紹介すると、OZAWAの持つGHCヘビー級のベルトも指差す)」
ヨシ・タツ「おい、見てみろ。TEAM2000 X、ベルト独占だよ」
遠藤「あと、ないのはなんだ?」
ヨシ・タツ「ジュニアのタイトルだけだ。ヘビーのベルト全部独占だよ。わかったか?」
遠藤「このプロレス界、面白くするのは誰だ? そう、俺たちTEAM 2000Xだ。お前ら、覚えとけ」
OZAWA「ああ、思い出した! 違う違う、帰るところだった。危ねえ! なんか襲ってきたヤツいたぞ! 誰だ? あいつ。ふざけんな、卑怯者が! お前、後ろから殴ったりしたらダメだろうが! 許せない。許せない。いいよ、お前がそんなにこのGHCヘビー級のベルトを懸けて勝負したいなら、ガレノ! やってやるよ。勝ってお前を兄貴と一緒にメキシコに強制帰国させてやる。覚えておけよ。The Real Rebel」
征矢「遠藤、最初からつながってたのか? 汚えだろ。あんなやり方で勝ってうれしいのか? ふざけんなよ。1対1だよ。正々堂々と1対1、もう一度やらせろよ! ふざけんなよ。あんな勝ち方で満足か? もう一度だ。認めねえぞ。ふざけんな。クソ。もう一度やらせろ! それだけだ。満足できねえから」
もともと「TEAM 2000X vs.ALL REBELLION」が3試合組まれていた。そこに1試合追加され、さらにメインではTEAM 2000Xへの加入者が現れる。ひと息もつかせぬTEAM 2000X“5試合ぶち抜き”となった後楽園大会。TEAM 2000Xが“無敗”で駆け抜けたわけだが、SNS上で「面白い」との声が続出だ。
ノアのプロレスを象徴する言葉として「崇高」が使われるが、それは「巨大なもの、勇壮なものに対したとき対象に対して抱く感情また心的イメージをいう美学上の概念である」とされる。ところがどうだ。ヒール軍団であるTEAM 2000Xが闘うとき、ルールを無視し、あるいは悪ふざけをもって相手を混乱させる。
何をもって「崇高」かは個々の判断だろうが、これまでのその言葉のニュアンスとは離れたところにTEAM 2000Xは存在する。それがウケている。元日武道館に追い風が吹き、後楽園が札止めとなった。ノアが目指すものを標榜したはずの清宮海斗や拳王へのアンチテーゼが、ノアの新しい景色を生んだ。
遠藤哲哉までが電撃加入で、ノア後楽園はサプライズに包まれる。このOZAWAショックの横展開によるワクワク感は言語化が難しいが、ファンがノアにブン回される快感を楽しみ始めたのは確かだ。
(大会結果)ノア STAR NAVIGATION PREMIUM 2025 1月11日(土)後楽園ホール
■ノア STAR NAVIGATION PREMIUM 2025
日時:1月11日(土)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆1535人(札止め/主催者発表)
<第1試合・8人タッグマッチ>
〇Eita 近藤修司 AMAKUSA 宮脇純太
7分59秒 ラ・マヒストラル
●HAYATA YO-HEY タダスケ 菊池悠斗(RATEL’S)
<第2試合・タッグマッチ>
〇佐々木憂流迦 ゾザヤ
6分53秒 バックドロップホールド
モハメド ヨネ ●ブラックめんそーれ
<第3試合・8人タッグマッチ>
〇潮崎豪 藤田和之 小峠篤司 大原はじめ
10分04秒 豪腕ラリアット → 体固め
丸藤正道 杉浦貴 マサ北宮 ●小田嶋大樹
<第4試合・TAKE OVER/タッグマッチ>
〇イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. ガレノ・デル・マル
11分15秒 エメラルドフロウジョン → 片エビ固め
サクソン・ハックスリー 〇LJ・クリアリー
<第5試合・TEAM 2000X vs ALL REBELLION/タッグマッチ>
ダガ 〇大和田侑(TEAM 2000 X)
12分02秒 逆さ押さえ込み
アレハンドロ ●カイ・フジムラ(ALL REBELLION)
<第6試合・TEAM 2000X vs ALL REBELLION/タッグマッチ>
ジャック・モリス 〇オモス(WWE)(TEAM 2000 X)
6分58秒 ラストライド → 片エビ固め
清宮海斗 ●晴斗希(ALL REBELLION)
<第7試合・TEAM 2000X vs ALL REBELLION/シングルマッチ>
▲OZAWA(TEAM 2000X)
16分46秒 無効試合
▲拳王(ALL REBELLION)
<緊急決定5vs4タッグマッチ>
〇OZAWA ジャック・モリス オモス ダガ 大和田侑
VS
拳王 清宮海斗 ●アレハンドロ カイ・フジムラ
※7分24秒 Real Rebel → 片エビ固め
<第8試合 メインイベント・GHCナショナル選手権試合>
●(王者)征矢学
19分30秒 バーニングスタープレス → エビ固め
〇(挑戦者)遠藤哲哉
※第13代王者が6度目の防衛に失敗。遠藤哲哉が第14代王者となる。
(決定カード)ノア STAR NAVIGATION PREMIUM 〜NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025〜 2月11日(火祝)後楽園ホール
2月11日(祝・火)「STAR NAVIGATION PREMIUM 〜NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025〜」東京・後楽園ホール大会の一部対戦カードが決定しましたのでお知らせいたします。
■ノア STAR NAVIGATION PREMIUM 〜NOAH Jr. TAG LEAGUE 2025〜
日時:2月11日(火祝)11:30
会場:東京・後楽園ホール
【NEW決定対戦カード】
<GHCヘビー級選手権試合>
(王者)OZAWA(TEAM 2000X)
VS
(挑戦者)ガレノ(ALL REBELLION)
※第46代王者の初防衛戦となります。
<GHCナショナル選手権試合>
(王者)遠藤哲哉(TEAM 2000 X)
VS
(挑戦者)征矢学
※第14代王者の初防衛戦となります。
(決定カード)ノア SUNNY VOYAGE 2025 1月25日(土)エディオンアリーナ大阪第2競技場
2025年1月25日(土)「SUNNY VOYAGE 2025」大阪・エディオンアリーナ大阪第2競技場大会の追加対戦カードが決定しましたのでお知らせいたします。
■ノア SUNNY VOYAGE 2025
日時:1月25日(土)17:30
会場:大阪・エディオンアリーナ大阪第2競技場
WRESTLE UNIVERSE にて生配信
【NEW決定対戦カード】
<GHCタッグ選手権試合>
(王者組)ジャック・モリス オモス(WWE)(TEAM 2000X)
VS
(挑戦者組)清宮海斗 ガレノ(ALL REBELLION)
※第68代王者組の初防衛戦となります。
【発表済み対戦カード】
<GHCジュニアヘビー級選手権試合>
(王者)Eita
VS
(挑戦者)HAYATA(RATEL’S)
※第57代王者の初防衛戦となります。