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鈴木みのる

鈴木みのる「全責任を俺がとるんでやるんだと」 7年ぶり降臨の帝王と対峙

鈴木みのる

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 2日にウナギ・サヤカ自主興行、3日にTAKAYAMANIA興行。後楽園ホール2連戦の両日メインを務めたプロレス王は、一夜明け原宿パイルドライバーにいた。店番の合間での対話をつなぎながらの鈴木みのるインタビューを公開する。

 なお、自媒体の話で恐縮ですが、8月28日のカクトウログ開設20周年のご報告を「台風被害の最小限」「後楽園2大会の成功」への願掛けで遅らせておりました。ご許可もいただきまして、当記事を「勝手にカクトウログ開設20周年記念企画」といたします。
(9月4日、原宿パイルドライバーにて収録)

広田さくらは面白いから呼ばれている。チョイスの仕方が、多分、俺が思ってるのと同じ

■ウナギ・サヤカ自主興行
殿はご乱心 夏 ~祭りと聞けば血が騒ぐ~
日時:9月2日(月)18:30
会場:後楽園ホール 観衆926人(主催者発表)
大会レポート[ウナギ・サヤカ「圧倒的1番になる」 ドームに向けて来年4月に両国進出
<メインイベント/決死のハードコアマッチ>
●ウナギ・サヤカ、鈴木みのる
 26分5秒、椅子の山への垂直落下式リバースタイガー→エビ固め
〇葛西純、藤田ミノル

■TAKAYAMANIA EMPIRE 3
日時:9月3日(火)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆1701人(主催者発表)
大会レポート[支援続けた柴田勝頼と鈴木みのる 魂の一騎打ちから髙山善廣を呼び込む
<めいこpresents/メインイベント>
●鈴木みのる
 27分18秒 PK→片エビ固め
〇柴田勝頼

カクトウログ 昨日(3日)、おととい(2日)の後楽園2連戦。2大会連続で出ている選手が5人だけいらっしゃいます。

広田さくら
植木崇行
松本浩代
葛西純
鈴木みのる

このプロレスの幅の広さについて鈴木選手もTAKAYAMANIA試合後に触れ、「広田さくらが出てきたのもプロレス」と語っていらっしゃいました。

鈴木みのる 面白いから呼ばれてる、それが全てじゃないですか? 面白かったでしょ。

カク めちゃめちゃ面白かったです。

みのる 広田とは前、(木村)花の興行で一緒になって。

カク 一騎打ちがありました。

2023 5・23後楽園(木村花メモリアルマッチ pinx!)
●旧姓・木村花
 9分39秒 ゴッチ式パイルドライバーの体勢→ギブアップ
〇X(鈴木みのる)

みのる あのときなんだっけ? 「旧姓・木村花」と俺が対戦して、それからのつきあいで。なんか面白いなこいつ、どっか使いたいなと思って。何でもやるんじゃないかなって思って。顔がだって髙山(善廣)だったもん。あれは不思議だよ、あの人は不思議。似てないのに似てるの。

<9・3後楽園/第二試合/帝王降臨>
〇里村明衣子
 7分56秒 スコーピオ・ライジング
●シン・広田さくら 改め シン・髙山善廣

カク 足にパーツをつけて。

みのる すごいびっくりしたのが、歩く練習こうやって(大会前に)してたから、パッと見たら背が髙山と一緒なの。あ、ちょうど高山このぐらいと思って。へぇ~と。

カク ちょうどトップロープをまたげる高さ。彼女なりに計算したんですね。

みのる してるのか? あいつ計算しなくても、それがハマるタイプじゃないかな。

カク 目分量でも?

みのる と思うんだよな。観察眼が人とちょっと違うとは思ってます。

カク それを感じる?

みのる 感じます。ものまね…別に俺はものまねのプロでもなんでもないけど、誰かの真似をするっていったときのチョイスの仕方が、多分、俺が思ってるのと同じだと思います。

カク 真似るとしたらここを取り上げないといけないだろう…ってのを知ってるみたいな感じ?

みのる 違います。今まで俺のやつ見たことある? ミノディ(ブルーザー・ブロディの真似)とか。

みのる あれも結局、ブロディのものまねすると、みんな“代表的”なことしか(取り上げることが)できないんですよ。それ以外のところが実は似てるんです。すると全体のクオリティがグッと上がる。広田を見て、あー、見てるところ一緒だなと。それプロレスにとってとっても大事なことなんで。

カク なるほど。そのポイントとポイントを“つないでいる”ところも似てるみたいな?

みのる “つないでいる”ところが似てるんじゃなくて、実はそれが全てなんです。選手にアドバイス求められたときによく「こういうのどう?」とかって言うこともあるんだけど、そのときに言う一つの項目がある。こういうこと気をつけたらいいよって。そこと同じかなって。同じようなことがわかってる人だなと思います。

カク 真似するときじゃなく、そもそも試合するときの大事さでもある。

みのる 何をもってして鈴木みのるなのか。何をもってして(この日にパイルドライバーにいた)松本浩代なのか。何をもってして…例えば武藤敬司なのか? 何をもってして長州力なのかっていうのをみんなものまねしようとすると、(長州)小力のものまねをして長州力になるんですよ。

カク なるほど。

みのる で、武藤敬司のものまねをしようとすると、みんながやる武藤敬司のものまねを真似してるんです。松本に関しても俺に関しても同じことなんですよ。(多くの選手が)自分で見つけてないんですよ。それが見つかるっていう、すごいことです。

カク なるほど(と、つい連発してしまう)。

みのる これはね、ある意味、企業秘密だから、これ以上の言葉で言いたくないんです(笑)。言うと「アアッ」てなるところなんだけど、これ、気づかない人は気づかない。

カク では、ここまでに止めときましょう。

みのる これに関しては、はい。

カク 表情が髙山選手だった広田さくら選手に、対戦した里村明衣子選手もまったく笑わずに向き合っていました。

みのる お笑い…というか、ああいうプロレスで一番やっちゃいけないことが、対戦相手がそれで笑うこと。2人で一つの試合をつくってるのに一人が壊すといい試合にならないですね。何のために里村を選んだのかってこと。里村が求められていることを理解している。

カク はい。

みのる この件に関してはこの1試合じゃなくて、昨日TAKAYAMANIAに出た選手全員が理解してくれてました。試合を見てて思いました。全員が同じ方向向いてます。髙山のために。だから第1試合の誰のパートナーの誰だから何をしよう。第3試合の何々だから何をしようというのはわかってる。

カク うーん。

みのる こういういろんなとこから集めてきてやると「俺が一番目立ってやろう」とか「自分だけ得しよう」というやつが山ほどいるんですよ。それが逆に言えば普通なんですよ。じゃなく全員が髙山のためにと思って試合をやったんで、だからパチって全部ハマる。みんなこれが理解できないんですよ。自分が目立ちたいと。

カク もうそこはもう髙山選手からとか鈴木選手から言うわけじゃなく。

みのる 何も言わなかったよな俺(と松本に声をかける)。

松本 はい。

みのる あーしてくれ、こーしてくれとかは。

カク あのシーンがすごかったですね。「高山vs.ドン・フライのエルボー合戦」再現が。

みのる へぇ~。全部は見てないんで。みんなで楽しくやってくれればそれでいいや。

髙山本人には「試合」については事前に? 伝えてないよ。ああ。さっき電話ありました

カク 最後に髙山選手がコメントで、鈴木選手と柴田勝頼選手の顔合わせは「アメリカでも求められる」カードだと。また、鈴木みのる選手自身も「アメリカで求められているのは鈴木みのる、柴田勝頼、石井智宏だ」と。

みのる 実際、もともとアメリカであった話。対戦する話が。もちろんあの団体でありました。なんだかんだ言ってるうちに、今回これで行きたいってなったときに柴田側とも話をして、柴田が直接AEWに交渉して、自分が自分の会社にOKもらえたんで。

カク そうでしたか。

みのる アメリカというか、よその国の人たちが見たいカードなので、だから海外PPV(WRESTLE UNIVERSE)を入れたんですよ。募金したいけどできないって人もたくさんいるんで、海外の人でその人たちに買ってもらうために海外PPVにしたんです。今回海外PPVも経費を除いた全額戻してくれると言ってくれたんで。ないですよ、こんな話。「儲け取らないの」って言ったら「いいですよ」って。「そうやって協力したい」って。ABEMAの映像にWRESTLE UNIVERSEで英語実況をつけて、WRESTLE UNIVERSEのネットを使って海外に発信すると。

カク それを経費だけでやってくださったと。

みのる ABEMAもWRESTLE UNIVERSEも。

カク 髙山選手本人には「試合」については(事前に)やると伝えてなかったっていうコメントもあります。

みのる 伝えてないよ。ああ。さっき電話ありました。

カク 髙山選手から。

みのる はい、奥さんから連絡来て「今話したいって言ってるから」と。

髙山「おっさん2人で泣いたねぇ」
みのる「俺は泣いてねぇよ」
髙山「泣いたじゃ~ん」

っていういつもの会話をして。

カク 奥さんも息子さんもリングに上がられていて、家族としての闘いであることも感じさせられました。

みのる そりゃそうだよ。みんな簡単に、時間経てば治ると思ってるけど、あいつは7年間同じ風景しか見てないですから。明るくなって目が覚めたら天井が見えて、暗くなって寝る時間ですって言われて。暗くなるから目をつぶる。それを7年間同じ場所でやるんです。多少病院の違いとか施設の違いはあったとしても同じもんじゃないですか?

カク …そうですね。

みのる 刺激がほぼゼロに近いところで。

カク 大会前に髙山選手と談話している映像が出て、結構コミュニケーションは取られているんだなと。

みのる 喋るのは大丈夫なんです。ずーっと…そうね、口は悪いまんま。

カク その映像よりも、大会の最後に向き合ったときの髙山選手の表情は、悔しそうというか、感情が溢れて見えました。

みのる へ~ざまぁみろ(笑)。

(ここでウナギ・サヤカ興行での感想を伝えに来た女性のお客さんと話し込む)

カク リングサイドで髙山選手と向き合ったシーンを取材させていただきました。

みのる 極論すると何も考えてないんだよ、俺。こういう効果を引き出してあげよう、こういうことをお客さんに見せようの全く思ってないんで。一番はあいつ(髙山)をリングに上げて、(試合をしていた)あのときの感覚を思い出してほしいというのが一番で、それ以外の責任は後で考えればなんとかなるだろうって。

カク はい。

みのる たまたま成功した。たまたま受けた。たまたまみんなが応援してくれたからああなったけれど、全部がダメになっても俺はやってますよ、最初から。全責任を俺とるんでこれやりますということなんで。

カク 鈴木みのる選手の直感として、あの“試合”が何かにつながるかもしれないみたいなところがあったんですか?

みのる 直感ではなくて確信ですね。だって同じレスラーだもん。あいつに足りないのはリングと、お客さんの前という場所と、(お客さんの)声だから。(映像のような)無菌状態のプロレスじゃ味わえないことなんですよ。

カク リング上で「お預け」とおっしゃったその先も見据えて。

みのる 当たり前じゃん。俺はあいつと試合をするためにやってる。まあ、殴りますけど。

カク 髙山選手がリングに上がったことに柴田選手も感動されていましたが、みのる選手とはタッグを組んでも面白いと口にされていました。組んだり闘ったりについてのお考えはありますか。

みのる ないですね。そのときそのときの感情でやってるんで。先のことは全く。そこまでのことは考えては生きてないんで。そういうのは全力で生きた先の話なんで。まず全力で生きることが先決なんで。こういうふうになりたいから、こうやって生きるんだ…そういう計算した、俺の嫌いな大人になりたくないだけです。

試合に屁理屈つけるのは俺にはどうでもいいことなんで。いいか悪いかだけなんだよ

カク 柴田選手とは2017年の3月に尼崎で対戦していました。

みのる へぇ…覚えてないです。興味ないんですよ、過去に。何なら昨日の試合ももう興味ないですから、思い返してると、うーん、昨日だったらまだなんとか思い出しますけど…ぐらい(笑)。試合が終わって自分の試合、全く見ないんで。今は映像が残るじゃないですか。全く見ないですね。落ち込むんで(笑)。自分の中じゃこのくらいできてると思ってるものができてないんですよ。たいてい。だから嫌いなんです。

カク はい。

みのる あと、もっと嫌いなのは人の試合を見て寸評してるやつらを見るのも嫌いなので。

カク 昨日の試合後には「(柴田選手と)向き合ったときに望まれたものをやっただけ」っていう言い方もされてましたけど。こういう言い方は嫌がられるかもしれないですけど、お客さんと噛み合ったっていう意味では、その7年半前よりも格段にあった試合だった…これは感想として。

みのる はい、それは俺の意見じゃなくて、そっちの意見なんで。だからそれもどっちでもいいんです。俺のつくり出す、俺の生み出す世界が良ければそれでいいし。嫌なら見なくていいし。嫌いってやつもいっぱいいると思うんで。俺のつくり出す世界が好きと思えば見ればいいし。好きな人がたくさんいてくれれば俺は世界中をまわれるんで。

カク ウナギ選手の興行の際には「俺と一緒に世界に行こう」との言葉もありました。鈴木選手・柴田選手・石井選手と並んでも面白いくらいの存在にウナギ選手がなっていく、そういう予感もありますか。

みのる 違いますね。全く別なんで。全く別の意味合いなんで。俺と柴田と石井はあくまでも“結果”なんで。結果的にこの3人が求められてるっていうだけなんで、誰が並ぶとか全く興味もなければ、入れようとかそういうのもないんで。俺はだからいろんな国行っていろんな人と対戦していろんなプロレスを見てきて、男と女と、大きい小さいの壁がない世界を見てきたんで。いや、単純に一緒に行ったら楽しいかなと思ったんで声をかけただけです。ナンパです、ナンパ。

カク ナンパ(笑)。

みのる 一緒に行こうぜって。はじける気がします。これは勝手な俺の想像。パンと跳ねる気がする、今より。そんな気がしたから声かけただけなんで、あんまりそこ深掘りされても困るんだよね。

カク 今回も両国国技館での自主興行の発表、ゆくゆく東京ドームと言ってます。ウナギ選手には他の選手にはないバイタリティを感じます。

みのる いてもいいしいなくてもいいし。今までいなかったからっていう話を俺に振られても俺はわかんないですよ。人の寸評はしないんだよ。ただあいつと一緒にプロレスやると面白いっていうのは確かです。

カク 鈴木選手はつねづね会場観戦を呼びかけ、今年もメイン出場となったノア、ウナギ興行、TAKAYAMANIAに多くのお客さんを集めました。生観戦の面白さを伝えていらっしゃいますね。

みのる そういう感触もないんですよ。それを判断するのは俺の仕事じゃないんだよ。俺は来いって呼ぶことが俺の仕事なんで。満足かどうかを聞くことは俺の仕事じゃないんだよ。それは主催者であったり、プロレスファン同士がやることであって、俺は表現する側なんで。見に来いと呼ぶことと表現することが俺の仕事であって、それの結果が良いか悪いかとか、面白いとか面白くないとか。寸評するのは俺の仕事じゃないんだよ。はい、それ聞かれても全く答えられない。答える気もないです。

カク 聞きたいことは全て聞かせていただきました。

みのる でも結論として…面白かったでしょ。

カク 面白かったです。

みのる じゃあそれでいいじゃん。昨日もおとといも面白かったでしょ? 面白かったって言われることが俺にとっての全ての評価なんで。鈴木みのるを呼んでメインイベントをやったら面白かった。だからウナギ・サヤカの興行は成功した、良かった。昨日TAKAYAMANIA、鈴木みのるを呼んでメインイベントやらした、面白かった、だから良かった。それが全てなんで。

カク はい。

みのる こうだったから面白かったけど、なんとかで…みたいな屁理屈つけるのは俺にはどうでもいいことなんで。いいか悪いかだけなんだよ。

カク それにしてもプロレスというジャンルの特殊さというか、柴田選手と座礼をしたシーン、髙山選手に頭を下げたシーンにはジーンと来ました。

みのる そもそも俺に計算なんてあるわけない。感覚です。よく言われるのはライガーのときのケース(獣神サンダー・ライガーに感謝の礼)とか終わってからこういうシーンがあった、握手したシーンだとかいろいろなこと言われたりするんだけど。

新日本プロレス2019年10・14両国国技館大会、獣神サンダー・ライガーvs.鈴木みのる

みのる たぶん…たぶんじゃないな、絶対なんですけど。俺が感動させようと思って用意したものじゃないからです。俺の気持ちをそのまま表現しただけなんで。こういうときはコレだよなっていうファン目線があるじゃないですか。俺の中になかったらやらないですね。ファンの中であるでしょ、「今日は絶対に鈴木みのる、白(パンツ)で来るな」とか。でもあれは俺の感覚なんで。見てるやつらの感覚に振り回されたくないんで。俺の表現なんで。

カク はい。

みのる 期待に応えたくないんです、はい。それをはるかに超えるもので満足してほしいんで。「こういうもの見せてくれよ」「あー見せてくれたから満足です、お金払います」は大嫌いなんですよ。「すげえもの見たからもう有り金持ってって」って言われたいので。だからこのお店も一緒。「このTシャツの赤いのが欲しいです」「このデザインの子供用が欲しいです」って僕、一切つくらないんで。お客さんに要望されても。俺のつくりたいもの、俺の描きたいものを置いて「これを買ってください」と。プロレスも一緒。いやなら来なけりゃいい。

カク (聞き入る)

みのる 俺のプロレスは世界中から今現在、世界中から求められているのが事実。それともう一つ事実は、俺は原宿のこのド真ん中で10年お店やってるんで、これも事実。お店をやってお金を回すことをしたことが一度でもある人だったら、10年店を経営するってことがどういうことがわかると思う。

カク ありがとうございます。十分に主張をお伺いできました。

みのる またよろしく。

僕、ベストバウトを持ってないですよ…あ、あります、昨日の試合。そして次の試合で更新される

カク 実はうちのサイトが8月28日でちょうど20周年を迎えまして。

みのる へぇ~。20年前って何やってただろう。2004年、ノアにいたころじゃない? 新日本とノアを行ったり来たりしてるくらいじゃない。

(Wikipediaより)
2003年
6月13日、新日本プロレス 日本武道館での成瀬昌由戦より古巣・新日に参戦。

2004年
8月17日、初代えべっさんと対戦。1秒で勝利。
7月10日、プロレスリング・ノア 東京ドーム大会よりIWGPタッグ王者としてパートナーの高山善廣と共に参戦。
11月13日、新日本・大阪ドーム大会にて、IWGPヘビー級王座を懸けての場で念願の佐々木健介との対戦を実現させた。

2005年
1月8日、ノア・武道館大会で小橋建太とGHCヘビー級タイトルマッチを行ったが敗戦。
5月10日、DRAGON GATEに参戦。ストーカー市川とシングルマッチをこなした。
6月18日、丸藤正道と組んでイギリスまで出向き、スコーピオ、ダグ・ウィリアムス組と戦い勝利、GHCタッグ王座を奪取した。

みのる 1回、新日本のシリーズ頭からケツまで出て、次の日からノアのシリーズに出たことある。あれはね、1年中プロレスだったね。多分その頃じゃないかな、ノアのドームとかやったのもその頃。

カク もしご迷惑じゃなければ、勝手にサイトの20周年記念の企画のインタビューだ、みたいな言い方をしたいんですけど。

みのる してもいいですけど、その件に関して(話題としては)全く話してないですけど大丈夫ですか?

カク ぜんぜんかまわないです、僕が勝手にこれを節目の記事にしたかったっていうだけなので。

みのる 「勝手に20周年企画」とかつけてくれたら、ちょっと面白いかなと思いますけど(笑)。

カク その方が受けはいいと思いますので、はい、じゃあそれでしておきます。

みのる はい、ありがとうございます。

(お店でのショットを撮らせていただき、Tシャツも購入。雑談として、それぞれのレスラーに“ファン時代”があり、媒体に“ファン目線”があるという話題に)

みのる 僕は特に全くないんですよ。ファン時代は短いんですよ。プロレスは好きですよ。多分誰よりも好きなんですけど、やる側の別の。実際に熱心にやってたのは3年間だけです、中学生の。高校生のときは好きだったけど、やるものとしてやってたんで。「これは俺が倒す相手だよな」って思って、サイン色紙や雑誌はそんなには多く持ってなかったですけど、全部捨てましたからね。今のレスラーとも違うんです。端からやるものとして考えてた。

カク テレ朝チャンネルで『ワールドプロレスリング オレのメモリアルバウト 』という番組がありますね。猪木さんの試合が選ばれたり。

みのる だから(出演回の打診があった際に)僕はないですって言ったら、番組の主旨を変えてもらったんです。ただ自分の人生を変えた試合は何試合かあるんでって、その紹介に替えましょうと。だから俺、ベストバウトを持ってないですよ。

カク ご自身の。

みのる あ、ベストバウトあります。昨日の試合。そして次の試合で更新される。よく言うんですけど、これ本気ですから。地元住みの人にとって目の前で全力のものを見せられたら最高じゃないですか。他のレスラーよりファン時代は短いですよ。すぐにやる側にまわった。だからプロレスファンみたいなプロレスには全然ならない、プロレスファンが想像するプロレスにもならない、端から見てるものが違う。どうなりたいですか、ライバル誰ですかって言われて「アントニオ猪木」と答えたら訂正されたんです。情報統制ですよね。でも俺的にはもう、それは変わらなかったんで。

カク そういうときがあった。

みのる 日本独自の年功序列。1年経てば勝手に下ができて、勝手に自分が上に上がるシステムとかあるじゃない。エレベーターみたいな。これを疑問に思ったのが高校生のとき。強い人はそれでも尊敬できるけど、なんでコイツのためにジュースを買ってこないといけないのか。プロレスに入ってからもそういうところがあって、殴られて。でも強くなれば誰も文句は言わないと言ってくれたのが猪木さんであり藤原(喜明)さんであり。おかげさんで昭和デビューのフルタイムレスラーが僕だけになります。パートタイムでされている方はいますけど。俺の心の中、15歳のままですよ。ありがとうございました。

カク ありがとうございました。

みのる お土産もいただきまーす。はいまたー。


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早見👀
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