スターダム初期の“3人”揃うも ロッシー小川氏「焼き直しのつもりはない」
都内にて15日、スターダム創始者であり2月に同団体エグゼクティブプロデューサーを解任となったロッシー小川氏が記者会見を開いた。新団体「マリーゴールド」の旗揚げが発表され、第1弾大会は5・20後楽園ホールとなる。配信後の囲み会見の全文まとめ。
新団体マリーゴールド(DREAM STAR FIGHTING MARIGOLD)概要
団体名 DREAM STAR FIGHTING MARIGOLD
[MARIGOLD 公式サイト]
運営会社 株式会社マリーゴールド
代表取締役 ロッシー小川
取締役 鈴木八郎
イベントマネージャー 増村貴宏
映像制作マネージャー サニー・グティエレズ
【所属選手】
ジュリア 林下詩美 MIRAI 桜井麻衣
高橋奈七永 ビクトリア弓月 石川奈青
【左から石川奈青 高橋奈七永 MIRAI ジュリア ロッシー小川氏 林下詩美 桜井麻衣 ビクトリア弓月】
【マリーゴールド旗揚げ戦】
Marigold Fields Forever
5月20日(月)18:30後楽園ホール
※メインカード ジュリア & X vs.Sareee & X
【大会日程】
Marigold Grand Opening Wars 2024
5/26(日)12:00新木場
5/26(日)18:00新木場
6/1(土)13:00大阪176BOX
6/2(日)13:00アクトシティ浜松
6/11(火)18:30後楽園
6/15(土)13:00京都KBS
6/16(日)13:00名古屋国際会議場
6/23(日)13:00新木場
6/29(土)13:00仙台PIT
なお、15日のノア新宿大会に4選手が乗り込み、「WRESTLE MAGIC 2024」5・4両国国技館への出場が決定した。
ジュリア 林下詩美 MIRAI 桜井麻衣
vs.
野崎渚 愚零闘咲夜 高瀬みゆき 彩羽匠
(囲み会見)レスラーも“サラリマーマン化”しちゃってる。リングでは自由に
ロッシー小川代表が囲み会見に応じた。
(旗揚げの経緯は)
いろんなことあったんですけど、最後は自分でやりたいなぁというのが。まだまだ自分ができるっていう可能性を自分でわかってるんで。それだからみんな集まってくれたと思うんで。ここに来るまではいろんな壁や波やいろんなものがあって。乗り越えてきてるんで。それはさっきのアクトレスの人たち(会見にてアクトレスガールズ6選手、アドバイザー風香が参戦直訴)もそうだと思うんですけど。なかなかね、決断ってできないですよ。それをみんなしてくれたんで感謝しています。
(アクトレスの彼女たちは所属という形になるのか)
さっき来たばっかりなんで。ちゃんと話ができてないんで。
(とりあえず今日は所属を直訴しに来た)
そうですね。
(アクトレス側はツイッターで見解を出している)
別にそんなことはもうね。1回言われたら2回言われても3回言われても一緒ですよ。でも真実は、ここであるんで、これからの試合を見てもらえれば、それでファンの人は選べばいいと思います。
(エグゼクティブプロデューサーとしてできなかったけど、手がけたいこと)
スターダムの最後はほとんどマッチメイクしかしてなかったんで。それだけで終わっちゃう自分も嫌だったんで。やっぱりなんかこのタイミングでこうなったっていう。
(たとえば会場選びとか)
そうそう、いま全部やってますよ。選手一人ひとりとも面談して。ある程度カタチができてしまえば人に振っていく。
(目指したい方向性)
令和でいちばん新しい団体ですが、その中で昭和プロレス、というかそのエッセンス…昭和というのはメチャメチャで、それでいて明るくて、そういうプロレスをやってみたいなぁと。全部が昭和じゃなくてね。令和の中に昭和的なよさもあった方が、プロレスを見るうえで面白いんじゃないかなぁと思います。だからコンプライアンスの時代になってから、レスラーも“サラリマーマン化”しちゃってると思うんで。そうじゃなくて、プロレスラーはリングでは自由に。
(小川さんには基本的にゴージャスで派手なものが好きというイメージがあるのですが、マリーゴールドというのは非常に庶民的な花で、ちょっと違和感を感じた)
マリーゴールド? あいみょんが好きだったんですよ(笑)。
(そんなことで?)
いやいや、それはきっかけで、マリーゴールドって言ったら、ウチの外国人スタッフが『それ最高にクールな名前だ』と。いろんな意味があるし、いろんないろんな花言葉があるんで。
マリーゴールドの花言葉は「勇者」「健康」「変わらぬ愛」です。この花言葉は、ギリシャ神話に登場する太陽神アポロンにちなんで名付けられたとされています。
他にも「信頼」「濃厚な愛情」「生命の輝き」「友情」「可憐な愛情」といった花言葉がある一方で、「悲嘆」「悲しみ」などの花言葉があります。
マリーゴールドは多くの花言葉を持つ花で、ポジティブな意味とネガティブな意味両方を持つのが特徴です。
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(囲み会見)やっぱりみんな集まってくるんだなっていう…まさか風香まで
(スターダムの高橋奈七永さん、風香さんが集まった)
やっぱりみんな集まってくるんだなっていう。そういう感じがしたなぁ。まさか風香まで集まるとは思わなかったですから。それが縁であり、なんかで結ばれてるんだなぁと。かと言って、スターダムの焼き直しをするつもりはないんで。新しいメンバーによって、新しい世界観をつくる。
(何か役職を復活させられるとか、そういう考えは)
さっき来たばかりで具体的な話はまだ。でも、あれだけの人数を連れてきたんだから、風香にもがんばってもらいたい。だから、スターダム初期の、小川・風香・奈七永っていうのが揃っちゃったんですね。なんの因果か縁かはわかりませんけど。
(旗揚げ戦のメイン。Xがふたり。きょう会見に出た人の中から)
あのね、きょうアクトレスが現れて、ようやく陣容が見えてきた。それまではあまり見えてなかった。だから、これから練っていくんですけど、この中じゃない人もいます。
(アクトレス勢は声優とか女優とかされているが、プロレスだけにしてほしいとか)
いやいや、それでかまわないですよ。もう今の時代はこうじゃなきゃいけないというものはないんで。彼女たちのスケジュール調整で。プロレスやりたければプロレス、ほかの仕事やりたければそれを。そのへんは自由。個性を削ってもしょうがない。
【左から皇希 CHIAKI 青野未来 アドバイザー風香 澄川菜摘 松井珠紗 後藤智香】
(合宿所、練習所は)
寮はできてます。道場はですね、これからリングをつくるんで、リングが出来上がったぐらいに道場を構えたい。夏までに構えたい。
(候補地は)
まだですね。
(スポンサーは)
スポンサーなんかいないですよ。私が老後のために貯めておいたお金で。
(本格的なスポンサーというのはこれから)
そうですね。スポンサーというのはどこまでスポンサーっていうのかわからないですけど。例えばコーナーポストにロゴを入れるとか、もうそういうのはちょこちょこ集まってます。これWRESTLE UNIVERSE、別にサイバー(エージェントグループ)の配下になったわけじゃないしね。
(想像力豊かな人たちはDDTや東京女子と絡むんじゃないかと考える)
それは飛躍しすぎ。まだぜんぜんその段階じゃないです。このまえABEMAタワー(Abema Towers)、1回行ったんですよ。ブシロードの10倍くらいデカかった。
(ジュリアさんがノアに出る。いろんな団体とフラットに向き合う)
していかないです。基本的には鎖国です。自分たちがまだ打てないビッグマッチをやるってなったら応じるし、何かの縁があってっていうのは受けますけど、基本的にはもう自分たちだけでやっていきたい。ほかに出るときもあると思うが、特に交流したいわけではない。団体のブランド力が薄まっていくんで。
(最初のビッグマッチはいつごろ)
夏ですね。
(どのくらいのペースでの興行を)
今日発表しましたけど、月に7~8大会で。
(囲み会見)WWEとの関係? どういうカタチになるかは不明。スポンサーはいません
(レッスルマニアウィークでジュリアさんが話題。マリーゴールドにずっとジュリアさんはいらっしゃる方向か、WWEとの関係は)
それは向こうが発表するんじゃないですか。
(マリーゴールドとWWEは密接なのか)
これも含めてどういうカタチになるかはっきりわかんないんですけど。すごくよくしてくれました。向こうから招待してくれて。そういう意味では、イオ(IYO SKY)とかKAIRIとかジュリアも含めて育ててきたっていうのは、向こうが買ってくれてるんで。
(Sareee選手が参戦しますが、フリー選手の今後の参戦は)
数人だったらあるんじゃないですか。たくさんになってしまうとね、団体カラーが見れなくなる。Sareeeとジュリアは前から待望されてたんで、それもありかなぁと。
(物販の体制)
はっきり決まってないんですけど、突然やるってするかもしれないし。各大会に一人くらい出そうかなと。
(昔のように選手がずらっと並んでっていうは)
多分ほぼないと思います。あと、これ発表されてるのかな。旗揚げ戦は紙テープOK。
(そのへんは昭和)
昭和というか旗揚げは景気を上げなきゃいけないんで。
(弓月選手はなぜビクトリア)
ビクトリア王妃から取った?
(王妃じゃなくて女王)
女王か。まあ彼女はトップを目指してほしいから。
(MIRAI選手や桜井選手は基本的にスターダム時代のキャラクターを)
うーん、やってるうちに変わってくると思いますけどね。今はまだ始まってないんで。練習を積み重ねて。
(石川奈青さんはどうして)
なんでですかね。入りたいって言ったんで。来るものは拒まずなんで。
(WWEから資金的な援助というものは)
いまないです。それ飛躍しすぎ。まず、基本的には興行なり配信なりで、いろんなことで利益を上げていかないといけない。スポンサーありきで出発してると、スポンサーがいなくなると失敗してしまう。まず売り上げが出る体制をつくってやっていきたい。プラス、スポンサーが現れればそれはプラスになるんだろうし。スポンサーありきではない。スポンサーはいません。
(小川さんにとっては久しぶりの新木場)
そうですね。基本というか、たまにはいいんじゃないですか。でも全国をやる団体なんで、まあどっかの団体とちょっとかぶってくるかな(笑)。
(あのメンバーを新木場で見れるのは豪華)
それもね、始まってもいないから、自分は想像つかない。
(言い方悪いんですけど、奈青ちゃんが入れてもらえるんだったら私もって考える若い選手がいるかも)
もうね、アクトレスもいっぱい来ちゃったし、これ以上いらないです。
(いったん打ち止め)
打ち止めではない。まだ何人か。
(ちょっとハードルはあがる)
そうですね。いちばんの理想は新人を育成すること。いかに生え抜きを育成していくか。よそからゲストが来たからじゃなくて、基本は鎖国というか、自分たちだけでやりたい。