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青木真也「こんな動けるんだ」驚かせた山岡聖怜 ポロリ事件もネタにする強さ
『WRESTLE UNIVERSE』が山岡聖怜(やまおか せり)と青木真也の公開練習時の動画を18日に公開した。13日に行われたもので、当サイト記者もスパーリングを取材した。
山岡「私は『プロレスを中心』で今いる」青木「軸(プロレス)が強いから軸以外(グラビアなどの活動)も強くなる」
1月3日にプロレスデビューとなった山岡は、2006年11月13日生まれの18歳。わずか“デビュー半月”の1月19日にマリーゴールドでツインスター王座(タッグ王座、パートナーは高橋奈七永)を奪取した。スーパールーキーと謳われ、早くもレスリング出身者としての持ち味をプロレスに生かしつつある。
20日の初防衛戦に向けて、この日は格闘技・プロレス界で活躍する青木真也と特訓することに。山岡はグラビア掲載誌を手に談話した後、青木との5分2Rに臨んだ。
青木から「ネルソン」と「AOKIクラッチ(エイオキクラッチ)」を伝授される一幕も。
青木「いや、なんかやっぱり、こんな動けるんだなんて思わなかったというか。時代なんですね。こうトップアスリートというか、レスリング強豪校でやって来て、“一線での競技生活が終わった後に(プロレスに)来る”んじゃなくて“競技生活中に(プロレスに)来る”っていうのが時代の流れなんだなと思います。これはもう格闘技も同じく、格闘技も昔はもう大学終わってから来たりとかが多かったんだけど、もう時代でも 16、7 で来るというのがメインストリームになってきて。格闘技もプロレスも競技として成熟してきたんだと思います。例えば柔道20歳から始めてオリンピック出る人いないじゃん(ある程度、若い段階から業界入りした人の存在がジャンルの礎づくりに影響する)」
山岡「プロレスの練習とこういう練習って違うじゃないですか。今日スパーリングして思ったときはやっぱ楽しい。アマレスをしていたころがよみがえってきますね。アスリートっていいですね、私もカラダを動かすことが好きだから」
青木「でも『一緒』だから、本当は。『本当は』っておかしい、ちょっと語弊があるけど。格闘技もプロレスも同じなんです」
山岡「そうなんです。でもうん…なんかちょっと違う感じ。自分は違う感覚」
青木「(格闘技とプロレスが)本来同じであるという大前提をやんなくなっちゃったよね。石があってさ、(地面の)下の根が見えないところがさ、どんだけあるのかっていうのが(外には)出ないからなくてもいいやという。やっぱり見えないところがどれだけできるかだと思ってます」
格闘技とプロレスの強さや練習には“違う”ところ“同じ”ところの両方がある。さらに青木は「コンディション」維持がカギとなることを力説していた。格闘技のプロレスへの生かし方などを熟練したところに青木の活躍があるが、山岡には今後の深堀りが求められる。きっかけを練習と会話でつかんだ山岡は、満足そうな表情を見せていた。
青木「こんだけ動けるとは思わなかったというか、こんだけ動けたらあとは自分がどう表現するか、どう組み合わせるかだから。こんだけ動けたのがすべてなんじゃないですか」
山岡「グラビアさせていただいたりとかもあって、他人からは『そっちにいったんだ』と思われるかもしれれないんですけど、私は『プロレスを中心』で今いるので、こう言ってもらえるてめっちゃ嬉しいし、もっと実力磨きたいし」
青木「軸(プロレス)が強いから軸以外(グラビアなどの活動)も強くなる」
会話は格闘技とプロレス、プロレスとグラビア、誹謗中傷への向き合い方と多岐に及ぶ。プロレスを中心としながら周辺活動でも楽しませる山岡にいっそう期待が集まる。
15日深夜には『「えっ…」18歳超新鋭レスラーがまさかの〝ポロリ〟告白「どんな撮影しとん」「試合に負けたと思った」』とのネット記事が出た。山岡自身が13日に、スパーリングで差し歯が取れたことをXでネタにしたのだ。これも「私は『プロレスを中心』で今いる」のひとつのあらわれ、決意の強さに違いない。
[とある撮影で差し歯とれました]
とある撮影で差し歯とれました pic.twitter.com/JQfJV0yWFZ
— 山岡聖怜(ヤマオカ セリ) (@y_seri_1113) February 13, 2025
【老害全開】青木真也、女子プロ界のスーパールーキーと”超ド白熱スパー” | 2.20マリーゴールド後楽園・レッスルユニバース独占生中継
当日の様子は『WRESTLE UNIVERSE』のYouTubeで公開されている。
(対戦カード)マリーゴールド MARIGOLD New Years Golden Garden2025 2月20日(木)後楽園ホール
■マリーゴールド MARIGOLD New Years Golden Garden2025
日時:2月20日(木)18:30
会場:東京・後楽園ホール
<タッグマッチ>
瀬戸レア&リアラvs 勇気みなみ&咲村良子
<シングルマッチ>
石川奈青 vs メガトン
<6人タッグマッチ>
青野未来&翔月なつみ&後藤智香vs 野崎渚&CHIAKI&松井珠紗
<次期ワールド王座挑戦者決定戦>
MIRAI vs ボジラ
<ユナイテッド・ナショナル選手権試合>
[第2代王者]桜井麻衣 vs [挑戦者]ちゃんよた
※桜井は2度目の防衛戦
<ツインスター選手権試合>
[第4代王者組]高橋奈七永&山岡聖怜 vs
[挑戦者組]林下詩美&ビクトリア弓月
※奈七永&山岡は初防衛戦