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内藤哲也「選手の俺が少年にグータッチを誘ってしまった。俺が100%悪い」

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 ファンに対して「故意に選手への接近、接触を行わない」感染対策ポリシーを掲げている新日本プロレスにおいて、選手側である内藤哲也がリングサイドの少年にグータッチをする事態が起きた。24日の所沢大会。

感染症対策に反した行動を内藤は反省 会社批判の急先鋒だけあって迅速謝罪

 24日での自身の行動について25日(幕張メッセ大会)、即座にコメント。

内藤「今日はEVILのことでも、飯伏幸太のことでも、そして飯伏幸太と権利証を争うジェイ・ホワイトのことでもなく、俺自身の話。昨日の所沢大会、俺的に凄い気分良く試合ができたんでね、テンションが上ってしまったかな。退場する時、通路脇にいた少年にグータッチしちまったよ。今、コロナで大変な中、選手、そしてスタッフ、みんないろいろなことに気を使いながら大会を開催しているわけで、お客様にもいろいろな我慢をしていただきながら観戦していただいている。そんな中、選手の俺が少年にグータッチを誘ってしまった。少年に対してもちろんだし、周りにいた我慢しながら観戦してくださってるお客様に、大変申し訳ないことをしてしまったなと、反省してますよ。まあ、この件に関しては誘った俺が100%悪いんでね、言い訳するつもりはありませんよ。ただ、少年、またいつかコロナが収まった時、周りの目を気にせず、堂々と笑顔でグータッチしよう。プロメッサ、約束だぜ! というわけで、開幕3連戦が終了。次の舞台は山形。皆様、では、次は水曜日、山形ビッグウイングでお会いしましょう。アスタ・ミエルコレス! アディオス!」

(新日本公式)

 感染症対策に反した行動を反省。内藤といえば会社批判の急先鋒だが、この迅速謝罪からは自身の言動へも責任感が感じられた。

 しかも、けっして長くないコメントの中に、選手・スタッフへの配慮、観客心理の代弁、全てが入っている完璧さ。加えて少年や家族に批判が向かないようにという思いやりも。

コロナ状況下で「企業の社会的責任」標榜の新日本 だからこそ問われる対応

 新日本の「興行における新型コロナウイルス感染症対策ポリシー(第1版)」から、関連する項目を確認しておきたい。

4.興行における感染防止対策について

【引用1】

(1)選手・スタッフ・マスコミ等関係者に関する対応
選手・スタッフ・マスコミ等関係者は来場の目的と照らして最小限の人数、滞在時間とすることとし、来場に際しては以下の対応をとる。

③会場での行動について(来場目的上、真にやむを得ない場合を除く)
・来場目的を達成し次第、速やかに退場すること
・こまめな手洗い、アルコール等による手指消毒を実施すること
・マスクを着用すること
・他の来場者との会話や接触を最小限にとどめ、やむを得ない場合でも2メートル以上を基準として極力距離を確保すること
・その他、感染防止を意識した行動をとること

【引用2】

(2)会場に関する対応
原則として、既に実施会場の定めたルールがある場合はそれに従って興行を行うものとする。本ポリシーとの重大な相違点がある場合には会場側との協議によりそれを決定する。

⑪リング並びにその周辺
・選手と観客並びに関係者の距離を担保するため、場外フェンスから観客席までの距離を最低2メートル程度確保する
・試合間等の時間を利用し定期的な清掃・消毒作業を行う

【引用3】

(3)観客に関する対応
観客には、大会開催前より以下の協力依頼を行い、協力頂けない場合には途中退場等を含めた対応を行う。

③会場での協力依頼内容会場においては、以下の事項について協力を依頼する。なお、本ポリシーに沿った当社の興行運営に協力頂けないなど、安全確保の妨げとなると当社が判断した場合は、退場をお願いする(入場後は試合開始前であっても原則として返金には応じない)。
・こまめな手洗い、アルコール等による手指消毒を実施すること(設備に限りがあるため、消毒用アルコールや除菌シート等の持参を推奨)
・マスクを着用すること
・大声での声援等を行わないこと
・故意に選手への接近、接触を行わないこと
・他の来場者との会話や接触を最小限にとどめること
・その他、感染防止を意識した行動をとること

(興行における新型コロナウイルス感染症対策ポリシー(第1版))

 選手には「他の来場者との会話や接触を最小限にとどめ、やむを得ない場合でも2メートル以上を基準として極力距離を確保すること」が求められている。興行では「選手と観客並びに関係者の距離を担保するため、場外フェンスから観客席までの距離を最低2メートル程度確保する」としている。観客には「故意に選手への接近、接触を行わないこと」が求められた。

 このポリシーには、前提となる新日本としての価値観が息づいている。ハロルド・ジョージ・メイ社長(当時)が5月13日、公式YouTubeチャンネルで新型コロナ状況下での会社としての姿勢をコメント。この中では「企業の社会的責任」が下記のように強調されていた。

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「ある業種が感染拡大後も営業活動を続け、自粛要請の中でも『まだやるのか』と強い批判を受けました。新日本プロレスが無観客でも試合を行うことで『やっぱりこういう時でもプロレスはやるんだな』というイメージを世の中に持たれたくない。新日本プロレスが時間をかけて培ってきた信頼を、コロナショックによって失いたくない」

 加えて自団体の有観客興行再開時には「他ジャンルの参考になるように」とのメッセージも出るほど、万全の備えをしていた。これら積み上げてきたものが崩れかねない事態だと、新日本は今回の件を受け止める必要がある。

 現状のプロレス会場でのクラスター発生の可能性は低いと思うが、それでも「万が一発生した場合に、対応策が徹底されていたかが問われる」ことは常識だ。ボクが身近で聞いた話でも「会議来訪者がコロナ感染したが、ソーシャルディスタンスや消毒を徹底していたプロセスを説明できたことで『来訪での濃厚接触はなかった』との見解を保健所が出した」という事例があった。人の接触を伴う業種では「社会にクラスターを発生させない」ことを心がけるのは大前提である。クラスター発生後に“実はルール違反があった”場所やジャンルがブランドイメージを損なった事例も多い。

 今回の事態を生んだ運営責任者、そして内藤本人には厳重注意がなされるべきであることは当然すぎることとなる。

無観客試合時の出待ちファンは猛批判されたが 内藤グータッチには擁護相次ぐ

 無観客試合時のトピックスとなるが、6月に出待ちファンが猛批判されたことがある。

 オカダ・カズチカからガイドライン違反を指摘されたファンに対して、SNSでは「来場する資格はない」「コロナ終息に協力して下さい」「そういう人はファンじゃない」「常識のない人って必ずいるんですね」「一番間違ってるし迷惑な行動ですね」「とても情けない」などのコメントがついた。

 「選手とファンの接近・接触」ぐあいからすると、今回のグータッチの方が重大案件。それでもグータッチ内藤には擁護色が強い反応が相次いだ。子供相手へのナチュラルな内藤の対応を批判しなくても・・・といったファン心理だろうか。

 個人的には内藤ほど「コロナ禍においてファンに対してできること」を考え抜いている選手はいないと思っていたので、今回の行為が内藤だったことを意外に感じた。ファンの反応については、コロナ対応もずいぶん落ち着いてきたのかなぁという印象。6月のときには「本当にプロレス再開を社会が容認するんだろうか」くらいの緊張感があったのが懐かしい。

 もちろん、こういうものは発言者がどこに判断基準を持つかによって意見が変わる。グータッチでの感染危険性はほとんどないし、うんぬん言うことに科学的合理性は小さい。そんな中で新日本をはじめとするプロレス団体(ひいては応援しているファン)が社会的なコンセンサスを継続して得ることに邁進している。ダメなことはダメと曲げずに書くことが応援なのだと、個人的には思います。

 矢野通とBUSHIが水吹きを封印し、棚橋弘至がエアーハグにとどめるコロナイヤー真っ只中。子供と内藤の胸を張ってのグータッチ“再開”も近くはなさそうだが、焦ることなく待ちたい。



応援ありがとうございます☆彡

プロレスは初心者もオールドファンも楽しめるジャンル。ファンの立場から、リング内外のカクトウ(格闘)をログ(記録)します。


11月25日(水)24時まで受付

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