棚橋が3年8か月ぶりオカダに勝利! 外道と合体したジェイがオカダ襲撃、テロップ操作ミス、YOSHI-HASHI転倒流血でSNS大荒れ
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23日、新日本プロレス神戸大会は札止め。棚橋弘至とオカダ・カズチカによる東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦がメインとなった。ワールドで視聴。
写真は7・14大田区大会より。
・ 大会結果 DESTRUCTION in KOBE 9月23日(日)16:00 兵庫・神戸ワールド記念ホール
■新日本プロレス DESTRUCTION in KOBE
日時:9月23日(日)16:00
会場:兵庫・神戸ワールド記念ホール 観衆6,454人(札止め)<第9試合 東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦>
[挑戦者] ●オカダ・カズチカ
(35分43秒 ハイフライフロー→片エビ固め)
〇棚橋弘至
[権利書保持者/G1 CLIMAX 28優勝者] ※棚橋が挑戦権利証を防衛。
今年に入ってから1敗1分けだったオカダとの戦績を、1勝1敗1分けまで追い上げた棚橋。実にオカダからの3年8か月ぶり勝利を得た。
・ 【新日】棚橋がオカダ下し「IWGP挑戦権利証」キープ 1・4東京ドームのメインに前進(東スポWeb) – Yahoo!ニュース
過去6年間の争奪戦でG1覇者が敗北した例は一度もない。オカダにあわや史上初の権利証移動というシーンを何度もつくられながら、30分過ぎに雪崩式ツームストンパイルドライバーを狙ったオカダを張り手で叩き落すと同時にハイフライフローを発射。そのまま怒とうの3連発で勝利を奪った。
試合後はG1クライマックスで唯一の敗戦を喫したジェイ・ホワイトに襲撃を受け、遺恨が勃発。10月8日の東京・両国国技館大会での争奪戦が決定的となった。
超ハードスケジュールをこなしての大一番だった。前日(22日)には遠征先の愛媛から一時帰京し、主演映画「パパはわるものチャンピオン」(公開中)の舞台あいさつを3本こなす超強行軍だった。だが、これは棚橋にとってありがたいことだったようだ。
「プロレスが盛り上がって、いっぱい人が来てもらえるようになったけど、まだマイノリティーだって自覚があるんです。もっと広がる可能性を秘めてるってことに、モチベーションがあるんですよ」
団体の暗黒期と呼ばれた2000年代前半、会場に空席が目立つ時代から現在の人気回復を実現させた立役者だからこそ、多忙な日々に充実感をかみ締めている。
映画だけではない。30日放送のTBS系人気ドキュメンタリー番組「情熱大陸」に登場することも決定。過去に桜庭和志、高田延彦、小川直也がいずれも格闘家として取り上げられたことがあるが、純粋なプロレスラーとしては棚橋が初の出演となる。「こればっかりは出たいって言って出られるものじゃないですからね。やってきたことが間違いじゃないということを…自分では分かっていても、人に言ってもらえるっていう喜びは大きいですね」と目を輝かせた。
憧れの番組出演に「いやー、ゴールテープ切ったっすね…」と遠くを見つめながら感慨に浸ったが、もちろんまだまだ完結させる気はない。「プロレスというジャンルの理解度が深まっている証拠かなと。いろいろな人にエネルギーを与えているジャンルなんだっていうのは、少しずつ広まってきた」と今まさに長年の普及活動が実を結んできたことを実感しているところだ。
そして「僕、毎年『今年はくそ忙しかった』って思うんです。『これ以上ないだろう』というのを12年更新し続けている。そんな幸せな人生はないっす。ケガで苦しんだ年もあったけど、またいい波がきている。どれだけ続くのかは僕の努力次第だと思ってます」とさらなる高みを見据えた。
膝の痛みで思うように動けない、走れない棚橋。しかし、特に復調した今春からの技の繰り出し方の創意工夫と前のめりな姿勢は崩れず。見ごたえのあるメインをしっかりと締め、10・8両国でのジェイ・ホワイトとの権利証争奪戦へと駒を進めた。
「今さら棚橋なの?」とか「映画公開に合わせたプッシュ?」とか、いろんな言われ方もある。だけれども、実に3年8か月ぶり。ものすごい時間をかけて復調を成し遂げてきたのだ。春のニュージャパンカップ決勝も、「正直、棚橋相手だからザックも光った」と思わされたものであり、試合内容で唸らせるものを持ってきた。そこに注目すべきものがある。
この努力は相当なものだろう、それも映画出演やプロモーションと両立なんである。なるか、3年ぶりの1・4東京ドームメイン進出!?
権利証争奪には名乗りを上げていたジェイだが、外道との合体でオカダに反旗というサプライズ。
・ 棚橋がオカダ下しIWGP挑戦権利証死守 ケイオスは大分裂(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース
今夏のG1クライマックスで両雄に勝っているジェイ・ホワイトが乱入し、棚橋、そしてケイオスの盟友オカダまでも相次いでブレードランナーでKO。オカダと険悪になっていたYOSHI-HASHIがオカダを救出に駆け付けたが蹴散らされ、事態を収拾しに現れたかに見えた外道も、背後からオカダに決別のイスをフルスイングした。
外道は「負け犬同士の試合は終わったか?オイ!テメエらはドームのメインイベントにふさわしくねえ!」と棚橋、オカダを罵倒し、「オカダ、お前はお払い箱だ!」と、オカダに絶縁を通告。「ニュー・エラ(新時代)」の到来を宣言し、ホワイトは棚橋に権利証争奪戦を要求した。
オカダと外道の一蓮托生が長かっただけに、この展開には騒然となる。
アクシデントもあり。
試合途中で「棚橋弘至が防衛」とのテロップが出る配信班操作ミス(「オカダが奪取」版も用意していたのだと思うが、観戦に水を差した)。
救出で花道を疾走してきたYOSHI-HASHIがリング直前で転倒(ジェイとやり合う前に流血するばかりか、会場から救急車で搬送)。
これら2点は録画版では再編集されたが、SNSは大荒れ(テロップは当然だが、転倒の削除は意味がわからない)。観戦意欲を削ぐようなミスは今後避けてほしいし、YOSHI-HASHIの怪我が大事でないことを祈りたい。
※22:00追記
新日本プロレスより一夜明け昼に発表あり。
・ 【お知らせ】YOSHI-HASHI選手の負傷に関して
9月23日(日)神戸ワールド記念ホール大会中に負傷したYOSHI-HASHI選手ですが、ただいま左肩と頭部の負傷箇所を病院で治療中です。
今後の状況は、判明次第、お知らせいたします。
ファンの皆様には、ご心配をおかけして大変申し訳ございません。新日本プロレスリング株式会社