何度も見た光景…オカダ新日本ラストで内藤と番外戦 辻からは対戦要求も
24日、新日本プロレス『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』北海道立総合体育センター北海きたえーる大会が開催された。記事アイコン写真は2023.8.13両国。
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辻はオカダに3・6大田区対戦を要求。オカダ「お互い大きくなってですね」
(マイク、バックステージコメント言い回しは公式に合わせてあります)
■新日本プロレス THE NEW BEGINNING in SAPPORO
日時:2月24日(土)14:00 ※ダークマッチは13:30開始
会場:北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる 観衆5355人(主催者発表)
[大会結果:【投票】新日本プロレス2・24札幌 ベストバウト投票アンケート受付]
<第2試合>
●カラム・ニューマン
フランシスコ・アキラ
グレート-O-カーン
ジェフ・コブ
マット・リドル
11分34秒 レインメーカー→片エビ固め
矢野通
YOSHI-HASHI
後藤洋央紀
石井智宏
〇オカダ・カズチカ
欠場した棚橋を胸にドラスク、そしてダイビングエルボーからのレインメーカーポーズ→11分34秒レインメーカーでニューマンを沈めた。
「ホントにお別れじゃないですから、また会いましょう」新日本ラスト試合を飾る💵#オカダ・カズチカ #njnbg #njpw #ThankYouOkadapic.twitter.com/RaHsSDf5Qh
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) February 24, 2024
オカダ「まだまだ新日本プロレス、すごい闘い見せてくれると思いますので、新日本プロレスよろしくお願いいたします。ホントにお別れじゃないですから、また会いましょう。17年間ホントに、ありがとうございました」🎤#オカダ・カズチカ #njnbg #njpw #ThankYouOkadapic.twitter.com/byRAM3YL10
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(試合経過)
入場したオカダはいつもより長めにコーナー上で観客席に目をやる。そこに耳をつんざくオカダコールの雨が降る。
オカダとリドルが先発して攻防、譲らずお互いにニヤリ。ここで両者が下がるが、オカダは暴れ太鼓の連係に参加する。石井とコブの迫力攻防などを経てオカダとオーカーン(この顔合わせは短め)。オカダはエンパイア勢から猛攻を受けるもドロップキック3発で蹴散らす。欠場した棚橋スピリットを背負うドラスク、そしてダイビングエルボーからのレインメーカーポーズ→11分34秒レインメーカーでニューマンを沈める。
勝ち名乗りの後にケイオス一人一人とオカダは抱擁だ。
オカダ「みなさん、本当にお世話になりました、ありがとうございました(場内拍手&歓声)。まだまだこれから新日本プロレス、すごい戦い、見せてくれると思いますので、まだまだ新日本プロレス、よろしくお願いします!(場内拍手&歓声)。本当にお別れじゃないですから、また会いましょう! 17年間、本当にありがとうございました!(場内拍手&歓声)」
<第8試合/敗者髪切りマッチ>
●上村優也
28分20秒 ジーンブラスター→体固め
〇辻陽太
左腕攻めの上村とパワー殺法の辻、基本技に激しさが加わってラリーに。両者ダウン寸前の消耗戦は25分超になんとロックアップ。辻が28分20秒スピアー、1・4ドームリベンジ勝利となった。辻が持つバリカンを上村が奪って刈る髪切りシーン📹#上村優也 #辻陽太 #njnbg #njpwpic.twitter.com/gjndIx9zVY
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(試合後に解説席オカダの前に立ち)辻「オイ、これがお前の新日本の終わり方か? オイ、オカダ、お前はこの終わり方でいいのか。もしいいんだったら、俺は残念だよ。すごい残念だ(と言って去る)」
(実況内で)オカダ「(アナウンサーに問われ)そうですね、まあ辻とはそこまでやっぱ闘えてないですもんね。若いメンバーいろいろ闘いましたけど。まあ、正直、まあこれが辻との関係もおしまいですし。まあこれからの方がまたもっと闘い続いていくと思いますんで。楽しみは楽しみじゃないですかね、どうなっていくかというのは。お互いもっと大きくなってですね、ハイ」
(バックスージ抜粋)
辻「ただな、その前に1つだけやらなきゃいけねえことがあんだよ。オカダ! 俺はガッカリだよ。あのレインメーカーが、この新日本をこんな辞め方するなんてな。リングの上で泣きべそかいて、感謝しかねえって? そのくせなんだ、この中途半端な終わり方は。俺はこの数十年、新日本を引っ張ってきたお前がこんな筋の通らない辞め方するのが、この上なくガッカリだよ。ただよ、お前がこの新日本に貢献したのは、それは間違いない。
だから、俺から最後のチャンスを与えてやる。この札幌の次の大会、新日本の大会はどこだ? 『旗揚げ記念日』だろ? レインメーカー、新日本最後の試合に相応しいじゃねえか。その『旗揚げ記念日』で、この俺がお前の最後の相手になってやる。考えてみろ?
お前がこの新日本で唯一やり残したことと言えば、このジーン・ブラストした俺から一度もピンを獲ってないことだろう。アメリカに行くお前に……アメリカかどうかわかんねえけど、今こそお前がジーン・ブラストしなきゃいけねえんだよ。だから最後に、俺が餞のジーン・ブラスターをお前に放ってやるよ。オイ、棚橋社長! 『旗揚げ記念日』で俺とオカダのシングルマッチを組め。(※立ち上がって)フハハハハ!」
オカダ「始まりが内藤さんであって、終わりがまた内藤さんだったんじゃないかなと思います」
<第9試合/IWGP世界ヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●SANADA
24分05秒 スイング式首固め
〇内藤哲也
[第8代王者]
※内藤が初防衛に成功
首筋にトドメを刺すフィニッシュ、その布石がお互いにエグい。デッドフォールを決められないSANADAがムーンサルト2発。反撃する内藤の技の精度が乱れるところに、SANADAは後ろから前からシャイニング。しかし24分5秒、内藤が丸め込み防衛。#内藤哲也 #SANADA #njnbg #njpwpic.twitter.com/AfG61Rranl
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大合唱のあとに内藤が解説席オカダに手招き。内藤はグータッチの構えから、応じようとするオカダにツバ。番外戦のロープワークになるが、お互いに技は警戒して決めさせず。内藤は腕マクラポーズでシメてみせ、オカダもニヤリ。#内藤哲也 #オカダ・カズチカ #njnbg #njpwpic.twitter.com/eZz1rQnBDI
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内藤「ブエナスタルデ~ス、サッポロ~!!!!(場内拍手&歓声)。新日本プロレス、『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』たくさんのご来場、心から感謝致します、グラシアス・アミーゴ!(場内拍手&歓声)。
今日の札幌大会で! このリングを離れる男がいるわけで!(場内拍手&どよめき)2007年8月、その男が初めて新日本プロレスのリングで試合をした相手が、俺!(場内拍手&歓声)。その俺に何も言わずに、このリングを去ろうとは、オカダ! 寂しいぜ!(場内拍手&歓声&オカダコール)。
とは言っても、今日は俺のタイトルマッチ。メインイベントは俺なわけで、一年ぶりの大合唱、みなさましましょうよ!(場内拍手&歓声)。去年の2月以来、1年ぶりの大合唱! みなさま、準備はよろしいでしょうか? 新日本プロレス、『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』、最後の締めはもちろん! BUSHI ヒロム! 鷹木! ティタン! 陽太! イ・内藤! ノスオトロス! ロス! インゴベルナ~ブレ~~ス! デ!! ハ!! ポン!!」
大合唱のあと、内藤が解説席オカダを手招き。内藤はグータッチの構えから、応じようとするオカダにツバ。ここからロープワークになり、お互いに技は警戒して決めさせず。内藤は腕マクラポーズでシメてみせ、オカダもニヤリ。
(バックスージ抜粋)
内藤「あと、今日でこのリングを去るオカダ。凱旋帰国後のオカダの活躍がなければ、俺が挫折することはなかったでしょう。でも、その挫折があったからこそ、たくさん悔しい思いをして、そして悩んでメキシコに行って、ロス・インゴベルナブレスに出会ったわけで、そういう意味で俺はオカダに感謝してるよ。でも、このリングを離れるんだろ? じゃあさっさといなくなれよ。でも、オカダ! またどこかで会おうぜ、カブロン!」
オカダ「最後に3つ解説させてもらって、新日本プロレスの凄い闘いは見せてもらいましたし、本当にJust 5 Guysもロスインゴももう絡めないのかなと思いましたけど、始まりが内藤さんであって、終わりがまた内藤さんだったんじゃないかなと思いますし、もう新日本プロレスは大丈夫だと思いますし、次やっていきたいと思います。これが本当に、ありがとうございました。おしまい」
今春からの海外移籍が濃厚となっているオカダ・カズチカ。新日本ラストマッチにはまさかの番外戦あり。内藤と繰り広げられたのは“何度も見た光景”だった。ドロップキックを放つか放たないか、レインメーカーが決まるか決まらないか。この攻防とラリーがいくつものビッグマッチを彩ってきた。
内藤がマイクで改めて「2007年8月、その男が初めて新日本プロレスのリングで試合をした相手が、俺」とした。万感のラスト攻防をふり返り、オカダもまた「始まりが内藤さんであって、終わりがまた内藤さんだったんじゃないかなと思います」とした。
このボーナストラックは観客そして視聴者に大きなプレゼントとなった。
個人的に何年も前にマッチメイクした案を思い出す。旗揚げ記念日はヘビー王者vs.ジュニア王者が定番だが、夢タッグというのもあっていいんじゃないか。オカダがレインメーカーポーズを決める前で、内藤がクルッとまわって腕まくら。そんなシーンもあっていいんじゃないかというもの。新日本の発想にはなくかなわなかったけれども、なんだか似た感覚を覚えた。そういう意味でもジーンときた。ライバル魂はいつだって友情に変わるのだから。
辻からはオカダに対戦要求。さすがにかなわないと思うが、こうして噛みつくことに意味がある。オカダの移籍先がAEWとなるならば、来年の東京ドーム大会で新日本の誰かと交わる可能性も出てくる。
■新日本プロレス 旗揚げ記念日
日時:3月6日(水)18:30
会場:東京・大田区総合体育館
※決定カード
<旗揚げ記念日スペシャルシングルマッチ>
[第8代IWGP世界ヘビー級王者]内藤哲也
vs.
[第95代IWGPジュニアヘビー級王者]SHO