海野翔太挑戦は1・4ドーム ザックvs.リコシェは1・5ドームSPシングル
6日、新日本プロレスが年始の東京ドーム2連戦についての記者会見を開催した。なお、冒頭では欠場中選手(ケニー・オメガ)への暴行でゲイブ・キッドに処分が下ったことが棚橋弘至社長から告げられた(11・4大阪バックステージでゲイブが襲撃。ゲイブには厳重注意と罰金)。
1・4東京ドーム第2弾カード、1・5東京ドーム第1弾カード発表
■『WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム』
日時:2025年1月4日(土)14:45開場17:00試合開始
会場:東京・東京ドーム
・IWGPジュニアタッグ(4WAY)
KUSHIDA&ケビン・ナイト(C)
vs.ロビー・イーグルス&藤田晃生
vs.TJP&フランシスコ・アキラ
vs.クラーク・コナーズ&ドリラ・モロニー
※KUSHIDA&ケビンが2度目の防衛戦
・NJPW WORLD認定TV選手権(3WAY)
成田蓮(C)vs.ジェフ・コブvs.大岩陵平
※成田が初防衛戦
・IWGPジュニアヘビー級選手権
DOUKI(C)vs.エル・デスペラード
※DOUKIが5度目の防衛戦
・IWGP GLOBALヘビー級選手権
デビッド・フィンレー(C)vs.辻陽太
※フィンレーが5度目の防衛戦
・IWGP世界ヘビー級選手権
ザック・セイバーJr.(C)vs.海野翔太
※ザックが2度目の防衛戦
・棚橋弘至ファイナルロード・スペシャルシングルマッチ(既報)
棚橋弘至vs.EVIL
■『WRESTLE DYNASTY』
日時:2025年1月5日(日)11:00開場13:00開始
会場:東京・東京ドーム
・スペシャルシングルマッチ
ザック・セイバーJr.vs.リコシェ
海野翔太、ザック・セイバーJr.のコメント
11月6日(水) WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム 記者会見 | November 6th #njwk19 Presss Conference
【海野翔太コメント】
(ザックに大阪大会でデスライダーを見舞ったことを詫びる)確かに先に手は出されたけど、自分自身も熱くなって。ザックにデススライダーしてしまったことは、申し訳ないって気持ちはありますね。ごめんなさい、すいません。ただ…自分が挑戦表明して、形となって退場した後にリコシェが出てきて、奇襲して挑戦決定っていうのは自分の中では許せなかったですし。一度ライオンマークを捨てて出てった人間が、ヘビー級で実績も残してない、結果もない…そんな人がノコノコ新日本に帰ってきて奇襲しただけで自分(海野挑戦)のタイトルマッチを消化試合かのように…「次は俺だ」って言われた現状が許せなくて、あの行動に出ました。
あとはザックさんがコロナ禍でも新日本が苦しい状態でも日本に残ってくれて、新日本プロレスに貢献して一生懸命頑張ってきた姿っていうのは自分はずっと見てきましたし、海外でイギリスにいる時に気にかけてくれてたことも自分はずっと覚えてます。ライオンマークに対して、新日本プロレスに対して、ここまで愛を持ってくれてるチャンピオンに僕は誇りを感じますし、尊敬してますし、真正面からぶつかって勝ちに行きたいと本気で思ってます。「実績だ」「結果だ」とか「東京ドームのメインイベントのカードが弱い」とか…心の底でふざけんなと思ってますよ。オカダさんがいなくなって、オスプレイがいなくなって、タマさんもいなくなって。これから新日本プロレス、若い世代が引っ張っていかないとダメでしょう。5年後、10年後、「実績がある」「結果がある」「メインに立ってる」選手だけで回してて、未来もクソもないでしょう。このままブーイングやプレッシャーに潰されて終わるのか? はたまた自分が信じた道をしっかり貫いて闘っていくのか? しっかりと海野翔太に注目しておいてください。
【ザック・セイバーJr.コメント】
東京ドームのシーズンがやってきました。翔太、許すよ。当初は怒ってたけど、そうやって気持ちを見せてくれたことには感謝します。今回のこの対戦にあたって、海野選手が自分の対戦相手、挑戦者になることについて疑問を持っていた人たちもいると思いますが、そういった疑問は自分の中では一つもありませんでした。
海野選手のことは自分自身が新日本に入団した当時からずっと見ていて、多分デビューした頃から同じリングに立っていました。ヤングライオンでも試合をしましたし、ニュージャパンカップ、そしてG 1でも、大切な一戦で海野選手の方に分のある闘いをされてしまったり…ということもたくさんありました。ショータ・ウミノという名前は新日本プロレスの未来であり、将来的にチャンピオンとなり、新日本プロレスを率いていく新世代であることは疑いがないことだと思いますが、彼がチャンピオンになるのは次回の東京ドームのリングの上ではありません。自分自身の初めてのメインイベント。そして、ここから新日本プロレスは変化の時を迎えることでしょう。今はザック・セイバーJr.がチャンピオンでいるべき時であると考えています。
今年3つの目標がありました。G1クライマックス優勝、IWGPヘビー級のベルト獲得、そして東京ドームのメインイベント。この3つは普通のプロレスラーならば、自分自身のキャリアの長い時間の中で一つ一つ叶えていくものかもしれませんが、自分は 4か月でその全てを達成することになります。こういった自分の目標を全て考えた上で、自分のキャリアは改めて始まっていくと思っています。まだまだ始まったばかりです。新世代に時代を委ねていくということが、将来的には起こったとしても今ではありません。自分は東京ドームに外国人としては初めてチャンピオンとしてリングに上がり、そしてチャンピオンとしてリングを降りる、その初めての選手になる予定です。
【質疑応答(要旨)】
王者ザックをどう見る?
海野「オカダさんたちがいるときから王者でないのが不思議だった。なるべくして王者になった。サブミッションだけじゃない、抜け目がない。先読みしてくる選手なので、リスペクトしているし、叩きのめしたい」
2人ともがドームメイン初。勝てば2日目もメインの可能性があるという大役を務める責任感について。
ザック「それが事実であり、フレッシュな状況でもある。ただ、とても違和感なく受け入れられる。目標を達成したことで次のチャプターに進むことができるから。新日本を確固たるものにする大事な2日間になる」
憧れの舞台に立てる一方で厳しい声。
海野「率直に嬉しい。1年に2人しか立てない舞台。そこに入った。そこにふさわしくないとか耳にしますが、大阪の後に誰も出てこなかったのが全て。出てくればシングルをやってもいい。奇襲のひとつでもやってほしかった。G1で勝っているのはでかいので、やりたければ僕とシングルで」
1・4防衛なら1・5も王座戦にするのか。
ザック「大阪でのリコシェの奇襲はサプライズ。スーツで上から飛んでくる。照明で目が見えなくなった。新日本に戻ってくるのは嬉しいニュース。自分とリコシェは各国で闘った。日本でシングル、悪くないアイディア。対戦要求は最高の誉め言葉だ。防衛なら翌日もタイトルマッチになります。ザックの時代を切り拓くために新鮮な風を吹かせる」
1・4ではベルトを狙うが、1・5に闘いたい相手を胸に秘めているのか。
海野「ジョン・モクスリーですね。今の彼のやり方が気に食わない。闘って確かめたい」
新しいスターの誕生を見に来る大会。1・4メインに立つ覚悟を改めて教えてほしい。
ザック「自分の覚悟、意気込みというのは『自分自身が最強のレスラーだということを証明する』のではなく『新日本プロレスという団体、会社がこの地球上で最高の団体であるということを証明する』ということだと思います。様々なことがあった1年でした。新日本プロレスから離れた選手たちもいます。そのかわり、若手のスキルあるレスラーが増えたことも事実です。これまでにないくらい若手のオプションがあると考えています。海野選手のことはもちろん倒すんですけれども、ここから引き上げるのも自分の役割。海野選手がチャンピオンになる手ほどきもしたい。20年間をテクニカルレスラーとして捧げてきた。海野選手にも手ほどきする」
海野「東京ドームのメインは年間通していちばん大切な試合だと思っているので、そこに立つ、選ばれたというのは、しっかり自信を持つと同時に、プレッシャーや責任もしっかり持って挑みたいという気持ちです。ただ、次をもう次を見据えたかのように手ほどきするとか舐められてますけど、全部ひっくり返してやるよって、ザックにわからしてやるよって。メインの後にベルトを掲げて立っててやります」
(11・4大阪ベストバウト投票)あなたがよかったと思った試合は?
ベストバウト投票アンケートの実施となります。
(2024年11月6日(水)24時まで受付)
※1端末から1回有効。やり直しは可。複数回投票の場合は最新回分の選択肢・コメントに上書きされます。