2時間前のインスタ位置情報をフロリダにするほど綿密なジェリコ 福岡乱入はなぜ事前に漏れた? 大阪城はなぜドーム級に?
ボクも福岡どんたく2連戦の初日(3日)に情報キャッチ、大会開始1分前に福岡会場内でtweet。
クリス・ジェリコが博多どんたく乱入 → 6・9大阪城ホール参戦との海外報道#NJPW #njdontaku
WWE news, rumors: Chris Jericho back to NJPW, big WWE signing, Jason Jordan injury update
https://t.co/RAqgbYaS1H @CBSSportsから— プロレス/格闘技カクトウログ (@kakutolog) 2018年5月3日
翌日の2連戦2日目(4日)に本当に現れたクリス・ジェリコ。海外報道で事前に漏れていた福岡乱入は確かに実行に移された。1・4東京ドーム大会以来となるジェリコの新日本プロレス参戦、舞台は6・9大阪城ホールに。
ジェリコは綿密だった。あらかじめ新日本プロレスとの関係は終わっているとブラフを打ち、Instagramの位置情報を乱入2時間前にはフロリダにするほどだったのである。事前に情報が漏れ、海外メディアが「福岡どんたくでアングルを打って、6・9大阪城参戦」と流したのはどういう経緯だったのか。
・ 【easypay電子書籍】’18年05月17日号どんたく KnockOut RIZIN SEAdLINNNG PURE-J CAC総会 かさいあみ 週刊ファイト・なぜに来日情報が事前に漏れたのか?『グレイテスト・ロイヤルランブル』
・ビンスとジェリコの信頼関係、新日契約の裏のウラ!6・9DOMINIONへ
こちらによると、WWE『グレイテスト・ロイヤルランブル』4・27サウジアラビア大会へのオファーを受けたジェリコが、ビンス・マクマホンとの会話で「アングルを打つための福岡乱入」に触れた。ここからビンス経由で漏れたんだという。ジェリコは都度の新日本参戦についてビンスに許可をもらっているが、「日本でやる分にはイイけど」ということで7・7サンフランシスコ大会はNGともなっている。背景含む詳細はファイトの有料情報でご確認いただければと。
結果、6・9大阪城ホール大会は東京ドーム級カード(ジェリコvs.内藤哲也、オカダ・カズチカvs.ケニー・オメガ)に。一方で、7・7サンフランシスコ大会は初動で苦戦。ビッグネーム参戦は欲しかったところ。
・ 新日本プロレス・米国カウパレス大会前売り券の初動状況 – OMASUKI FIGHT
新日本プロレス、7月7日サンフランシスコのカウパレス大会の前売り発売はある種、現実的な結果となった。即日完売とならなかったのみならず、初日の売上枚数がわずか3,300枚に留まったのだ。
2度目のロングビーチ大会(2018年3月)で4,700席が直ちに売り切れたことを踏まえれば、1万人規模の会場への進出もうなずける話ではある。しかし米国での新日本プロレスの人気は、もっぱら密航組のハードコア・ファンに支えられており、ビッグマッチや出場選手の発表もないまま、3か月で戻ってくるというのはハードルが高かった・・・
SNS盛んなこの時代なだけあって、面白かったのはジェリコ乱入の噂をTwitterで内藤本人に伝えるファンがいたこと。ここまでの状況の中でのリアリティづくりが、あのジェリコの“ファンになりすまして観客席から乱入”につながったのかも。
起きていることを理解する、これから起きることを予測するためのいくつかの情報。話半分くらいで見てもらえればと。
内藤-ジェリコ抗争のコントロール権。
・ Backlashメインで帰る観客達、各試合の担当プロデューサー、ジェリコは新日でクリエイティブ権を持っている? MOONGOOSE2.com
クリス・ジェリコに襲撃された際、ゴングで殴打されるより先に頭から流血していたことが一部で話題となった内藤哲也。
有り体に言えばブレード・ジョブ(カット)が行われたのですが、長らくの間、新日本プロレスではブレード・ジョブは許されていなかったそうです。
にもかかわらずこんなことになったのは、ジェリコの命からかもしれません。オブザーバーのデイヴ・メルツァーによると、ジェリコは今回の抗争に対してかなり大きなクリエイティブ・コントロール権を持っているそうです。
WWEで復帰したダニエル・ブライアンだが、決まる前には新日本の可能性も視野にしていた。
・ クリス・ジェリコのポッドキャストでダニエル・ブライアンが新日本やコーディについて語る The Lion Marks (ライオンマークス)
・WWEのドクターが復帰をさせてくれないのなら、新日本、ROH、CMLLのどれかに行こうと考えていた。
・新日本に参戦してバレットクラブと対戦したいと考えた矢先、ジェリコに先を越されてしまった。
・彼の計画ではバレットクラブと数年かけてライバル関係を築き上げ、ドームでの直接対決を考えていた。
・ジェリコがケニー・オメガと東京ドームで対決すると発表された時、今のジェリコではケニーの闘い方にはついていけないと批判が上がった。しかしジェリコは最初から、ケニーには合わせず自分のスタイルで闘うと決めていた。
・ジェリコは、東京ドームに向けて、ヘビー級として更に大きく見せるため、約3キロ増量した。
WWEではない選択肢を選ぶ理由。Cody、ヤングバックスの場合。
・コーディがWWEを辞めたのは、試合に対する権限の低さから。(WWEはショーに重きを置いているので、話の筋書きやセリフが事細かに決められている)なのでもっと自らが試合に関われるインディーや小さいショーで闘う方向を選んだ。
・ [Bullet Club]ヤングバックス出演回、クリス・ジェリコのポッドキャストまとめ The Lion Marks (ライオンマークス)
・ヤングバックスはWWEの選手以上の年収を 稼いでいるので、行く必要を感じていない。 また過密なスケジュールは家族を大事にしたい2人には合わない。
こちらは快挙。Cody&ヤングバックスの1万人興行「ALL IN」9・1シカゴ大会チケットが30分で完売。
29 minutes & 36 seconds.
Thank you. Very much. pic.twitter.com/imOxKUSNsC
— Cody Rhodes (@CodyRhodes) 2018年5月14日
WWEが世界一として君臨しているプロレス界の構図は不変だが、新日本との距離は近づいてきているように思える。中邑真輔が移籍したのを筆頭に、元新日本の有力選手がWWEを席巻している状況もある。そろそろWWEと新日本が正式なゲスト参戦でお互いに選手を送り込んだり、WIN-WINで抗争を始めてもいいとさえ思える。もちろん勝手に書いているだけで、そこまでの話は何もないですが。
>> 新日本プロレス公式
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